Julius Röntgen Piano Concertos 2 &4

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ユリウス・レントゲンはオランダの作曲家、指揮者、ピアニストでした。指揮者であった父はエンゲルベルト・レントゲンです。家作曲をフリードリヒ・ラハナーに、和声と対位法をハウプトマンとEFリヒターに、ピアノをルイ・プレイディとカール・ライネッケに学びました。彼は9歳で作曲を始め、1869年にデュッセルドルフのニーダーライニッシュ音楽祭で父とヨーゼフ・ヨアヒムの演奏による2台のヴァイオリンのための二重奏曲で作曲家としてデビューしています。ピアニストとしての活躍が目立っていたようです。

ブラームス、グリーグらと親交があり、マックス・レーガーの影響を受けています。

ピアノ協奏曲第2番ニ長調 作品18(1879)

第1楽章 アレグロ
第2楽章 ラルゲット エスプレッシーヴォ
第3楽章 フィナーレ:アレグロ コン ブリオ

ピアノ協奏曲第4番ヘ長調 (1906)

第1楽章 アレグロ
第2楽章 ラルゲット エスプレッシーヴォ
第3楽章 フィナーレ:アレグロ コン ブリオ

両曲とも速度表記等は同じです。

ピアノ:マティアス・キルシュネライト
指揮 :デビッド・ポーセリン
オケ :ラジオ フィルハーモニアo.

どちらも作品もこの分野の典型とは言えませんが様々な音楽的要素がちりばめられています。第2番はラルゲットが美しい。
第4番の序奏のピアノブルックナーのようなテーマ。ちょっとさばき切れてない感じですが、面白かった。
いろんな要素を詰め込みすぎて少し知恵の悲しみを感じますが、いい音楽ですね。

https://youtu.be/9KaLulgZaSg?si=LJbGBunY8A-tTXoI

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