カルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の歯 (レプリカ)

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カルカロドントサウルスの歯
古代ギリシャ語にちなんで名づけられたこの大型肉食恐竜は白亜紀前期の終わりごろから後期の初期にかけてアフリカ大陸の北部地域に生息していた。
『カルカロドン』がホホジロザメ属を意味するようにサメの歯のように薄くて鋸状の歯を持っている。ティラノサウルスに匹敵するほどの体長と頭骨の大きさ持ち最大推定体長は13メートルに及ぶ。同時期に南アメリカ大陸に生息していたギガノトサウルスと近縁種。ただ、ギガノトサウルスのように頭骨の長さを不自然に水増ししていない。
この部分だけで長さは指四本に余る。おおざっぱだが13センチ、幅は4.5センチ。しかも根元から折れたのではなく、もう少し長かったようだ。切断面はティラノサウルスのようにD形ではない。文字通りサメのようにやや薄い。骨を一緒に砕くような顎の力を使えればスカベンジャー(腐肉食)としても十分やっていけたかもしれないがティラノサウルスとは違い、頑丈な顎ではなかったと思われる。頭骨の重さが違う。スパッと肉を切り取って飲み込むタイプ。サメだね。

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