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ベラクルス産アメシスト
メキシコのベラクルス産のアメシスト。淡い紫色で透明度が高く、細長い美しい結晶が特徴で、世界一美しいアメシストと言われることも。 ベラクルスの山岳地帯にあるタタティラで採れるが、すでに絶産。現状は入手は容易だが、きれいなものはどんどん減っていくのかも。 この原石は、透明度の高さと躍動感ある形が面白い。 トップ近くは途中で横方向に干渉する結晶や、中に虹がきらめく結晶(2枚目)が。 また、セプター(キノコ状にたとえられる、トップの方が大きい結晶)らしい結晶も見られる(3枚目)。サイズも最大部が4cm以上あり、存在感あり。 通常のアメシストは低温熱水鉱脈で採れることが多く、結晶は大きく成長しないため短い。 しかし、ベラクルスアメシストは低温型水晶の中でも比較的高い温度の中で安定してゆっくりと成長したため、細長く成長するのではとも言われる。 なお、アメシストは日光で褪色するため、日が当たらない場所に保管したほうがいい。 #鉱物 #標本 #原石 #アメジスト #アメシスト
鉱物 7 ワイズミネラルofugutan
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パパラチャサファイア(非加熱)
ピンクとオレンジが混ざった色のサファイアはパパラチャ(パパラチア)サファイアと呼ばれ、人気がある。 最近はタンザニア産やマダカスカル産も多いが、パパラチャとはシンハリ語で「蓮の花」の意味なので、やはりスリランカ産が欲しいなと思う。 また、パパラチャサファイアは色の幅が広く、ピンクサファイアでは、オレンジサファイアでは、と思うものが売られていることも。 これはパープルみがあるが、非加熱は非常に珍しいとのことで購入。鑑別に出したら、パパラチャ認定はされないかもしれない。 なお、ピンクサファイアをベリリウム拡散処理してパパラチアカラーにしたものはパパラチャサファイアとしての価値はないので注意。 #希少石 #レアストーン
0.8くらい 宝石ルース 9ofugutan
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レッドベリル
別名ビクスバイト、レッドエメラルドとも。アメリカ3大希少石の1つ。アメリカ、ユタ州のワーワー山脈鉱山でしか産出されず、細々と採掘されているが、すでに枯渇しているともいわれる。 金属元素であるベリリウムを含んだ六角柱状のケイ酸塩鉱物。 緑柱石の一種で、水色だとアクアマリン、緑色だとエメラルド、黄色だとヘリオドールと色の違いで宝石名がつけられており、実はいずれも同じ鉱物。 最初は発見者のメイナード ビクスビーにちなみ、ビクスバイトと名付けられたが、ほかの鉱物にビクスビアイトがあり、紛らわしいのでレッドベリルと呼ばれるようになった。レッドエメラルドはCM名。 こちらのルースは「エメラルド」らしく歩留まりのいいエメラルドカットにされている。若干ピンクがかっているが、インクルージョンが多いレッドベリルのなか、透明感とガラス光沢があってきれいなルースだ。 なお、小さいルースだがレッドベリルで宝石質のものはなかなかとれず、とれても1ct未満とのこと。 #希少石 #レッドベリル #ルース #宝石
0.08 宝石ルース 7.5-8ofugutan
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ジェレメジェバイト(最高色)
0.11ctの小さなルースだが、色が非常に濃く多色性も認められる。 希少石と呼ばれるものは多いが、割とアクセサリーなどに加工されて流通される石は多い。しかし、ジェレメジェバイトは正真正銘の希少石だと思う。 色の薄いものやインクルージョンの多いものもアクセサリー化されて非常に高価だし、そもそもアクセサリーも市場に殆ど出ない。 #宝石 #ルース #希少石
0.11 宝石ルース 6.5~7.5ofugutan
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ジェレメジェバイト(1ct超え)
希少石、レアストーンと呼ばれる宝石は多くあるが、宝飾品として商業的に出るのは稀で本当にレアな宝石。 多色性がありガラス光沢で美しく、アクセサリーに加工できる硬度もあるのだが。 世界で最初に記述されたのは、1883年。その後、ロシアの鉱物学者パヴェル・イェレメイェフに敬意を表して、『Jeremejevite』と名付けられた。 よって「ジェレメジェバイト」のほか、「エレメージェバイト」「エレメエファイト」などと呼ばれる。和名だとエレミヤ石。 アルミニウムホウ酸塩鉱物に、いくつかのフッ化物と水酸化物イオンが混ざったという、希少な宝石。 1ct以上のものは殆どとれないというが、こちらのルースは1ct以上ある。 色は期待したより薄かったが、バイカラーなのが見て取れる。 #希少石 #レアストーン
1.02 希少石 6.5〜7.5ofugutan