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蒸気機関を学ぶ19世紀末の理科教材
1890年頃の蒸気機関の仕組みを教えるドイツの理科教材。まずは以下の動画を見ていただきたい。 https://www.instagram.com/p/BwpXkLzAQvo/?utm_medium=copy_link スチームパンク好きにはたまらないアイテムではなかろうか?また、こういう系はイギリス製かドイツ製がいいなと個人的に思う。 鍋のような形をしたアルコールランプで火をつけると、車輪が回転する。最初の回転はエネルギーが必要なため、助走は手で回してやる。 アンティークショップの中でも天文・博物系が強い高円寺のRECURIOで購入。 もともと店頭になかったのだが、店主の方とディープなアンティーク話に興じていると、裏から「これも見ますか」と見せてくれたものの1つ。動画はそのときのもの。 これ、売り物ですか?買います!と即決したのであった。 海外でも人気があるアンティークアイテムで、数が少なくなっているとのこと。現行品はあるが、材質が味気ないものになってしまっている。 これも入手した時は壊れており、どうしたら動くのか試行錯誤して修理したそうだ。残念ながら、もとは上の黒いツマミを操作すると、蒸気機関車の警笛のように音が鳴るようだが、その能力は失われている。 さておき、100数十年前のドイツの少年たちが、これを囲んで動く様子を目を輝かせながら見ていたのかなと想像しながら、現代で動く様子を見るのはロマンがあるし、ずっと見ていられる。 #博物 #アンティーク #スチームパンク #理科 #物理 #ドイツ
博物 RECURIO 2019ofugutan
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ドイツ製の義眼
アンティークの義眼といえばドイツのラウシャ製だが、これは別のメーカーが作ったもの。ケースにはF.AdMuller Sohne(oはウムラウトで、上に点が2つつく)と記載あり。 年代としても1890年代のラウシャより新しい。1910〜20年代か? より虹彩の色づけが自然で、薄くできているのがわかる。ラウシャの義眼と技術の進歩を比較するのもあり。 所有しているラウシャの義眼の話はこちら。 https://muuseo.com/home?card_id=1144834 #医学 #人体 #理科 #博物 #科学 #サイエンス
医学 F.AdMuller Sohne 博物収集家の応接間ofugutan
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ラウシャの義眼
100年ほど前に造られた義眼。怪しい美しさがある。 Lauscha(ラウシャ)はドイツ、チューリンゲンの森の南部にある、人口3900人ほどの小さな街。 1597年、村に最初のガラス工場が建設されて以来、400年以上に渡り、たくさんの職人がガラスを生業としている。精巧な義眼の発祥の地として有名で、アンティークの義眼といえばラウシャとして、理科系アンティークの蒐集の1ジャンルになっている。 現代なら、「推し」キャラクターの目や、自分の考えたキャラクターの目のイメージ通りのものを探すと楽しいかもしれない。まったく同じものはないので、出会いは一期一会ともいえる。 ラウシャの義眼より新しい年代の義眼の話はこちら。 https://muuseo.com/Mayu_I_ofugutan/items/21 #医学 #ドイツ #ラウシャ #義眼 #理科 #博物 #サイエンス
医学 ラウシャ ギニョールofugutan
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青い岩塩が入ったドイツの標本瓶
東大所有の「驚異の部屋」的な博物館、インターメディアテクに同じようなものが展示されている。よって生産年代はそれに準じた。 青い岩塩と、カルサイトが蛸型標本瓶に封入されたもの。岩塩の青い色はなぜ出るのか、よくわかっていないらしい。 所有物を整理とのことで、同じ人から10製品ほど岩塩入り標本瓶が出品されていたが、これを選んだらもっともお気に入りだったものと言われた。 中に入ったものたちの色合いや大きさのバランスが1番よくて惹かれたのだが、同じものに興味を持つ蒐集者は感性も近いのかもしれない。 #鉱物 #標本 #博物 #ドイツ #理科 #科学 #サイエンス #antique
鉱物標本 ヤフオク 2019ofugutan