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フランスの石筆ホルダー
フランス製の古い真鍮の石筆ホルダー。「石盤と石筆」の投稿の後編なので、そちらもご覧いただきたい。
https://muuseo.com/Mayu_I_ofugutan/items/104?theme_id=36293
石筆ホルダーは現代の鉛筆ホルダーのように、短くなった石筆をはめこみ、伸張させて使えるようにする道具。
先端が分かれており、石筆をリングで固定する。これで折れた石筆も安心して使える。
また、太さが増すので、石筆そのままよりペンに力が入って書きやすい(instagramの2枚目の動画参照)。
https://www.instagram.com/p/CbWac1NJtI5/?utm_medium=copy_link
1920〜50年代のものとのこと。真鍮でできていて、中央に文字が彫られている。
中に入っている折れた石筆はmade inの表記があり、ポルトガル製だった。
さて、石筆といえば、現代でも建築現場で道具として使われている。
ただ、白くて若干透明感のある滑石(かっせき)なので、アンティークで見る黒っぽい石筆とは原料が異なるのではないかと。
余談であるが、『大草原の小さな家』シリーズでは、主人公が前髪を切ったとき、石筆を熱してカールをつける描写があった。
熱に強い材質なのだろう、と子ども心に実物を見てみたいと思ったのであった。
#アンティーク #フランス #文房具 #博物蒐集 #antique