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373系
373系電車は、1995年に登場した東海旅客鉄道(JR東海)の直流特急形電車である。 身延線で運行されていた急行「富士川」には国鉄時代に製造された165系急行形電車が充当されていたが、ほとんどの車輌が製造から30年以上経過しており、老朽化や内装の陳腐化が進んでいた。そこで、165系の老朽取替えを主目的として、185系電車と同様に中長距離普通列車から特急列車まで、幅広い運用に応える汎用性の高い車両として開発された。 1995年8月から1996年1月にかけて3両編成14本(42両)が製造され、1995年10月ダイヤ改正から特急「ふじかわ」で運用を開始した。
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489系(白山)
489系電車は、日本国有鉄道(国鉄)が設計・製造した交流直流両用特急形電車である。 1950年代半ば以降、国鉄は地方線区の電化では地上設備の低廉性などから交流電化を推進し、各地に直流電化方式との接続点となるデッドセクションが生じた。さらに特急列車の運転区間が地方線区に拡大され、1964年(昭和39年)から関西⇔北陸・九州用に直流/交流60Hz対応の481系電車が、翌1965年から関東⇔東北用に直流/交流50Hz対応の483系電車が製造された。1968年からは交流の周波数が50・60Hz両対応となった485系電車が製造された。さらに1971年には派生系列として信越本線横川 - 軽井沢間(碓氷峠)でEF63形補助機関車との協調運転に対応した489系電車の製造も開始された。 信越本線横川 - 軽井沢間の碓氷峠は最大66.7‰の急勾配区間であるため通過車両はEF63形の推進・牽引による無動力運転となる上に台枠・連結器の強化などの通称横軽対策が必要として485系に協調運転装置を搭載した派生系列が489系である。したがって485系とは基本設計は共通としながらも以下の相違点が存在する。 EF63形と連結される上り方のクハ489形500・600・700番台は、連結器カバーが省略されブレーキホースと協調制御用ジャンパ連結器が搭載された。これによりクハ489形はクハ481形と異なり片渡りで方向転換ができない構造となったため上り方と下り方で番台区分が異なる。 1997年の北陸新幹線長野暫定開業による信越本線横川 - 軽井沢間廃止で存在意義を失ったことや老朽化によりJR東日本所属車のうち長野総合車両所配置車は2000年までに廃車となり、保留車となっていた新潟車両センター配置のサロ489形2両も2010年までに廃車。JR西日本所属車も他系列への置換えで2012年までにほとんどが廃車となり、2014年10月時点では金沢総合車両所配置のクハ489-1のみが車籍を有していたが、2015年2月13日付で廃車となり廃系列となった。
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キハ65形(ゆぅトピア)
ゆぅトピアは、日本国有鉄道(国鉄)・西日本旅客鉄道(JR西日本)が1986年(昭和61年)から1995年(平成7年)まで保有していた鉄道車両(気動車)で、ジョイフルトレインと呼ばれる車両の一種である。 1986年12月より、大阪駅と和倉温泉駅を直通する特急「ゆぅトピア和倉」(大阪ー金沢間は特急「雷鳥」に併結)として運行を開始、1991年9月1日の七尾線電化まで臨時特急として運用された。その後は団体臨時列車での運用が中心となったが、機関故障が発生し復旧されないまま1995年3月に廃車となった。
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485系
485系電車は、日本国有鉄道(国鉄)が設計・製造した交流直流両用特急形電車である。 1950年代半ば以降、国鉄は地方線区の電化では地上設備の低廉性などから交流電化を推進し、各地に直流電化方式との接続点となるデッドセクションが生じた。さらに特急列車の運転区間が地方線区に拡大され、1964年(昭和39年)から関西⇔北陸・九州用に直流/交流60Hz対応の481系電車が、翌1965年から関東⇔東北用に直流/交流50Hz対応の483系電車が製造された。1968年からは交流の周波数が50・60Hz両対応となった485系電車が製造された。1979年(昭和54年)まで製造が行われ、四国を除く日本各地の特急列車に投入された。当初は主に東京・大阪・名古屋などの大都市圏と交流電化された東北・北陸・九州方面直通特急で、山陽・東北・上越の各新幹線開業後は新幹線連絡特急などで運用された。 1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化時には、北海道旅客鉄道(JR北海道)・東日本旅客鉄道(JR東日本)・西日本旅客鉄道(JR西日本)・九州旅客鉄道(JR九州)に継承され、引続き特急運用に投入された。ただしJR北海道へは改造用種車として付随車のみの継承であったが、1両も改造されずに全車廃車となった。1990年代以降では団体専用列車用ジョイフルトレインへの改造も施工された。しかし新幹線の延伸開業などによる運用の減少・老朽化・後継系列の置換えにより廃車が進行。2017年3月3日に定期運用が終了した。
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189系(彩野)
国鉄183系電車は、日本国有鉄道(国鉄)が設計し、1972年より製造した直流特急形電車である。189系電車は本系列をベースにEF63形電気機関車との協調運転装置を搭載している。 国際的な観光都市である日光や京葉線沿線などへのアクセス専用ジョイフルトレインや波動輸送対応用として「あずさ・かいじ」E257系化のため余剰となった189系電車6両を2003年に改造施工した編成。公募により埼玉県を表す「彩(彩の国さいたま)」と栃木県の旧国名「下野国」を由来とする「彩野」と命名された。 主に快速「やすらぎの日光号」などで運用されたが、2006年3月18日のダイヤ改正で運転開始した東武鉄道との直通運転を行う特急「日光」「きぬがわ」用485系直通車両の予備車も兼ねることになり、東武形ATS・列車無線などを搭載し、塗装を東武特急と同色に変更した。2011年に廃車されている。
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E233系6000番台
E233系電車は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流一般形電車。 205系の置き換え用として28編成224両が順次投入された。当初は2014年度の予定であったが、後に同年春に前倒しとなり2月16日から営業運転を開始した。6扉車は拡幅車体構造の採用による定員数約1割増加などの理由で連結されなかった。 また横浜線活性化プロジェクトの一環として、JR東日本の通勤用車両として初めてオリジナルのロゴマークと駅スタンプ(後述、後に撤去)が車両に掲出された。ロゴマークは先頭車前面および各車両の側面に掲出され、横浜線のラインカラーの緑色を基調としたものに、横浜線を表す「YOKOHAMA LINE」、さらに横浜線沿線にある横浜市・相模原市・町田市の市の木であるケヤキの葉をデザインしたものとなった。
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E217系(横須賀・総武快速線)
E217系電車は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流近郊形電車。 横須賀線と総武快速線で運用されていた113系の置き換えを目的として、1994年(平成6年)8月に量産先行車(1次車)である基本編成11両+付属編成4両の第01・02編成が落成し、同年12月3日より営業運転を開始した。翌1995年(平成7年)11月以降には量産型となる2次車の落成が始まり、以降1999年(平成11年)11月落成の8次車までに基本編成51本、付属編成46本計745両が製造された。
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E217系(東海道線)
E217系電車は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流近郊形電車。 2004年10月16日のダイヤ改正で朝ラッシュ時の湘南新宿ライン増発による横須賀線運転本数の削減と湘南新宿ラインの運用がE231系へ統一されたことにより、横須賀線・総武快速線のE217系には運用数に対して余剰車が発生した。このため、15両編成3本(45両)が東海道本線と伊東線で運用されていた113系の置き換えのために2006年3月18日のダイヤ改正より運転を開始した。運用は固定されており、基本編成と付属編成を常時連結した15両編成で終日運行された。 2015年3月14日のダイヤ改正で、東海道本線での運用は終了している。
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209系0番台(南武線)
209系電車は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流通勤形電車。 横浜線の列車増発の為、南武線から横浜線へ205系を転用することが決定しその補充用として6両編成1本が1993年(平成5年)4月1日より営業運転を開始した。 1997年(平成9年)3月22日のダイヤ改正の南武線列車増発用として新たに6両編成1本。結果6両編成2本(12両)が配置された。
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E233系2000番台
E233系電車は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流一般形電車。 常磐緩行線と乗り入れ先の東京地下鉄(東京メトロ)千代田線・小田急電鉄小田原線・多摩線向けの車両で、203系・207系900番台の置き換えるため10両編成19本(190両)が製造された。
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E231系500番台(東京駅開業100周年ラッピング)
E231系電車は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流一般形電車。 2002年(平成14年)1月より山手線の205系置き換え用として落成が始まり、同年4月21日より営業運転を開始、2005年4月17日までに全編成(11両編成52本)が出揃った。 2014年10月11日~2015年3月31日まで東京駅開業100周年を記念して、トウ514編成に東京駅の赤レンガを模した「東京駅開業100周年 山手線ラッピングトレイン」が運転された。 E235系登場により今後、中央・総武緩行線に転用される予定である。
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E231系800番台
E231系電車は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流一般形電車。 中央・総武緩行線から帝都高速度交通営団(現・東京地下鉄(東京メトロ))東西線への直通運転用の103系1000・1200番台および301系を置き換えるために2003年(平成15年)1月から落成が始まり、10両編成7本(70両)が製造され同年5月1日に営業運転を開始した。
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E231系0番台(中央・総武緩行線)
E231系電車は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流一般形電車。 2000年(平成12年)3月13日から中央・総武緩行線用は営業運転を開始した。最初は103系と201系の置き換えが急務となった中央・総武緩行線に投入され、続いて2002年(平成14年)3月からは常磐快速線(上野 - 取手間)と成田線(我孫子 - 成田間)にも投入された。 今後山手線からのE231系500番台の中央・総武緩行線転属に伴い、武蔵野線・八高線に転属の予定である。
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209系500番台(京浜東北・根岸線)
209系500番台電車は、東日本旅客鉄道の直流通勤形電車。 中央・総武緩行線の103系を置き換えるために1998年(平成10年)11月に落成し、同年12月29日から営業運転を開始した。 同線では本系列の次世代の通勤車両の投入が計画され、これに該当する試作車209系950番台が1998年(平成10年)10月に落成し、量産化に向けて運用されることとなった。 しかし、老朽化した103系に車両故障が頻発したため、209系950番台の量産車が登場するまでの間の「つなぎ役」的な車両としての存在として、209系950番台の拡幅車体に0番台の制御・機器システムを組み合わせた車両となっている 。そのため、過渡的かつ折衷的な車両となり170両(10両編成17本)の新製にとどまり、以後は2000年(平成12年)登場のE231系に引き継がれた。 京浜東北・根岸線用のD-ATC化改造に伴う予備車確保用として一時期は京浜東北・根岸線で運転されていた。
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211系3000番台(高崎線開業130周年ラッピング)
211系電車は、1985年に登場した直流近郊形電車。 0・2000番台を基本に宇都宮線と高崎線(東北本線上野口)の使用に配慮した寒地仕様車で、115系非冷房車の置換え用として登場したものである。1000番台はセミクロスシート車、3000番台はロングシート車で、ともにスノープラウ(排雪器)、耐雪ブレーキ、半自動ドア、レールヒーターなどの耐寒耐雪装備がなされている。国鉄時代には、セミクロスシート車1000番台11本55両とロングシート車3000番台22本110両の計165両が製造され、民営化後は東海道本線用と同様にロングシートの3000番台のみが1991年までに40本200両が増備されている。
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