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hpi-racing 1/43 トヨタ TS020 (black edition)
トヨタ TS020 hpi officialweb black edition 静岡県浜松市に会社を構え、その高いクオリティに定評のあるhpiがリリースしたTS020のオフィシャルウェブサイト限定のTS020、一見すると本物のテストカーの様ではあるがブラックエディションというhpi独自のオリジナルモデル、ちなみに300台限定でネット通販でのみ販売したらしい。 モデルはボディからハチマキまでマットブラックで仕上げられており赤いイメージの強いTS020においては異彩ではあるが照明を鈍く照り返すボディワークの美しさが浮き出る1台、ちなみにルーフ上のエアスクープ、リアウイング、フロントカウルの一部がカーボン調に仕上げられていてより一層現実味のあるデザインになっているのがなんとも嬉しい1台だ。 ちなみにこちらは1999年仕様の正式にプロトタイプカーへと昇華した方のTS020であり、同じ単色仕上がりのバレンシアテスト仕様と比べると仕様の違いが見られる、ただの黒塗り仕様かと思いきや、一部をカーボン調にしたり黒いハチマキを残したりと限定品らしいhpiの細かな気合の入れ方を感じ取る事ができる、売れ行きは同時期に発売されたweb限定品に比べ緩やかであったらしいが、無事に完売したそうだ。 黒塗りのTS020と言えば、グランツーリスモ4の中古車に現れる隠し車両を思い浮かべる人も多いかと思うが、あちらはハチマキが文字無しの黒でノーズのトヨタのエンブレムが赤色となっているので仕様が違う、ちなみにミニチャンプスがミニカーファン限定品としてグランツーリスモコラボを出していた。 #トヨタ #1/43 #hpi-racing #ミニカー
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Spark 1/43 ポルシェ 919 HY #14
ポルシェ 919 HY No.14 ニール・ジャニ / ロマン・デュマ / マルク・リーブ 2014年のル・マン24時間レースに投入された新規格のポルシェのハイブリッドプロトタイプカー、ハイブリッドのプロトタイプカーというメーカーとしては全く新しいチャレンジをする為、このマシンは「走る研究室」と呼ばれた雛鳥。 2011年、ポルシェは新開発のマシンをもって2014年のWECに参戦表明を発表し2013年のル・マンにてポルシェのエンブレムと共に「我々は戻ってくる」と英語で書かれた看板がテルトル・ルージュに建てられていて話題となっており、そのマシンは2013年にジュネーブ・モーターショーにてその姿を公開され、シャーシやボディの開発にはダラーラが関わっており、後に登場するダラーラ P217やキャデラックDPiと似通った特徴を持っている。 エンジンは2リッターのV型4気筒シングルターボを搭載し500馬力を発揮、ハイブリッド車として重要な回生システムはブレーキ時の運動エネルギー回生、エンジン排気の熱エネルギーを利用した回生、更に市販車で実用化されているタービン排熱によって回生され電力は搭載されるリチウムイオン電池に蓄電される、アウディはフライホイール、トヨタはスーパーキャパシタに蓄電し加速時にエネルギーを使用するタイプであり全く新しいタイプとなり、リチウムイオン電池であればドライバーの任意のタイミングでエネルギーを使用する事が出来、ポルシェの3重に備えられた回生システムと非常に相性が良く、エネルギー放電量は6MJとされた。 14号車は初陣となったシルバーストン6時間ではエンジントラブルによってリタイア、スパ6時間ではシルバーストンに続き悪天候に見舞われるも4位にて完走、熟成不足感を見せてしまう場面もあったがライバルの2メーカーと対等に渡り合う戦闘力を見せつける場面もあった。 いよいよル・マン24時間を迎え、予選では3分22秒を叩き出し14号車は予選2番のグリッドを獲得し最強のスピードを見せていたトヨタのフロントロー独占を阻止する事に成功、決勝が始まるとレースをリードしたのはやはりトヨタの投入するTS040であり、ポルシェ14号車はエンジンの燃圧低下という大きなトラブルに見舞われたものの総合51位にて復帰、一方最大のライバルトヨタは8号車が悪天候により多重クラッシュにより優勝戦線から脱落、7号車もマシントラブルにより夜を越える事は出来なかった、これによりアウディが1-2体制となるものの復帰し順調に快走をみせる14号車は総合6位にまで順位を上げておりタービントラブルに悩まされたアウディとの差を詰めていった、僚友の20号車はアウディのトラブルによって早朝には首位に立っていた。 しかしゴールからあと2時間というところで20号車がスローダウンしピットに戻るもののそのままリタイアとなってしまう、14号車はアウディ追撃中に2度目のエンジントラブルによりスローダウン、電力のみでの走行となりなんとかピットに戻りレースに復帰するものの総合11位完走という結果であった。 モデルはスパーク製、というか14年以降はスパーク以外ル・マンのモデルを出してないか。 個人的に2014年のLMP1のマシンでは一番完成度が高いんじゃないかな?・・・と、思う・・・実車の写真と比べて形が一番整ってて本気度を感じるね、いかにも見た目がポルシェって感じのフロントカウル、複雑なエラとかが一切無く整ったデザインのサイドポンツーン、綺麗な箱型をしたリアフェンダーとあまり冒険してないデザインが受け入れ安くてとても好感が持てる。 耳なし芳一よろしくボディ上面にビッシリと書かれた文字もデカールでしっかりと再現されているので眺めてて楽しい1台だ。 #1/43 #spark
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Minichampus 1/43 オペル マンタ B2 #140
オペル マンタ B2 No.140 オラフ・ベックマン / フォルカー・ストリチェク / ピーター・ハス / ユーゲン・シュルテン ドイツ最大の草レースと言っても過言ではないニュルブルクリンク耐久の2013年度大会に参戦したキスリング モータースポーツのマンタ B2、ワークスチームやプロレーサー、最新のGTマシンがクローズアップされる中、特例によって参戦が認められ緑の地獄を駆け抜ける可愛らしい小さな勇者だ。 一応、ニュルブルクリンク24時間耐久は開催年から10年以降のマシンは参戦不可というレギュレーションがあるのだが、このマンタはあまりの人気の高さから主催者から招待状を送られる主催者推薦枠というシード権を獲て参戦しており、その人気は海外はもちろん日本のモータースポーツ愛好家からも多くのファンが存在しツイッターでは専用のハッシュタグが使われるなどその人気っぷりは別格である、あまり使われないが『マンタ師匠』『妖精』『マンタ先生』等と数多くの呼び名があったりする、本当に愛されている。 キスリングモータースポーツのマンタはそんじょそこらのマンタとは別格のチューニングを施されており、キスリングモータースポーツとオペル・パフォーマンスセンターが協力し、ドア類、ボンネット、フロントマスク等をカーボンファイバー製の特注品に交換、溶接式ロールゲージの導入、ダブルウィッシュボーン式のサスペンションに換装、シーケンシャルシフトの導入、エンジンをカデットGSiで使用されている2リッターNAに換装し電子制御パーツを導入、更にラジエーターはメルセデス、マスターシリンダーをポルシェの物と改造箇所を上げたらキリが無い程のワンオフマシンであり、主催者推薦枠の特別マシンとはいえSP3Tでライバルと戦うれっきとしたレーシングカーなのである。 そしてマンタを語る上で欠かせないのがもふもふのキツネの尻尾である、ルーフアンテナの先に取り付けられたキツネの尻尾はレーシングスピードで煽られもふもふもふと激しくダンスしている光景を度々見ることができるチャームポイントである、このキツネの尻尾は何の意味があるのかは残念ながら知らないが可愛いは正義だし個性があるのはいい事だ。 今回展示する2013年仕様のマンタはクラス14位、総合100位にて無事に完走を遂げておりパッとしない順位に見えるがライバルはスパルが送り出すワークスマシンのWRXやガズーレーシングの86、アウディTTやクリオである為、このような最新マシンとガチバトルをやっている所を見ると非常に健闘しているマシンと言えよう。 こちらはミニチャンプスのレジン製という少数派モデル、パッケージも横幅の大きな物が使用されており特別感のあるモデルに仕上がっている、ディティールもしっかりと捉えられており、何よりも最大の特徴・・・と言うか最大のチャームポイントと言うべきキツネの尻尾がちゃんと再現されているのはマンタのファンとしては嬉しいところ、生産数が少ないのか市場ではあまりお目にかかれず入手する機会に恵まれないのが残念ではあるが、オススメのモデルなので見かけたら手に取ってみてほしい。 私はツイッター経由でフォロワーさんより「こっくりさんキツネが好きならマンタ持ってなきゃダメっしょ!」と、譲っていただいた。 #1/43 #minichampus
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hpi-racing 1/43 トヨタ TS020 #2
トヨタ TS020 No.2 ティエリー・ブーツェン / アラン・マクニッシュ / ラルフ・ケレナーズ 1999年ル・マンに参戦したトヨタモータースポーツのTS020、99年は前年に続きワークスの世界大戦となり覇権を握るべく投入された最強のマシン。 2号車も1号車と同じくトヨタのエースカーとして投入され、予選タイムは29秒台の1号車に対し30秒台のマークとなり2位からのグリッドを獲得しトヨタがフロントローを独占する布陣を築き上げた、他のライバルが31秒以降なのを見ると1、2号車がどれだけ強かったのかが伺えるだろう。 2号車が印象的なのはメルセデスが投入したCLR-GTRとの激しいドッグファイトで結末はあの有名なメルセデスの離陸で場外コースアウトという幕引きであった、前年に続きベンチャーセーフネット号が敵無しの様相になるかと思われたが、こちらも夜間走行中に1コーナーで追い抜いた下位クラスのマシンに激しく追突され大破、走行不能となった。 ドライブしていたブーツェンはこのクラッシュにより脊髄を傷めるほどの怪我を負いレース人生に別れを告げる事となった。 ル・マンで勝つには3台必要、これは古の時代から言われてる事もありモデル化を担うミニカーメーカーもキッチリと3台リリースしてくれる・・・それは有難いが絶版となってしまうと3台中の間のナンバーのマシンがなかなか見つからないというのはよくある話で、TS020も2号車を入手するのが結構手間が掛かった記憶。 もちろんクオリティは素晴らしいの一言に尽きる、アンドレ・デ・コルタンツが作り上げたスマートなボディはしっかりと再現され、照明を照り返しが美しさを強調してくれている。 #1/43 #hpi-racing
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hpi-racing 1/43 トヨタ TS020 #1
トヨタ TS020 No.1 マーティン・ブランドル / エマニュエル・コラール / ヴィンセンツォ・ソスピリ 1999年ル・マンに参戦したトヨタモータースポーツのTS020、99年は前年に続きワークスの世界大戦となり覇権を握るべく投入された最強のマシン。 1号車は3台投入されたTS020の中でのエースカーに当たり予選ではエントリーした全車の中で唯一3分29秒をマークしポールポジションを獲得、その圧倒的強さからル・マンで話題持ち切りの地元紙などでは『トヨタvs他全車』『赤き艦隊』などと大々的に注目された。 決勝では安定的な速さを見せるものの夜間走行中にリアタイヤがバーストしユーノ・ディエールにて停止、そのまま帰らぬマシンとなってしまった。 ダイキャストとは思えない精密さは流石hpiと言ったところ、後出しジャンケンではあるがこれまでリリースしていたオニキスやミニチャンプスを凌ぐキラーアイテムと言っても過言では無くダイキャスト故に生産数も多い為、現在でもセカンドハンズで頻繁に出回っていて入手が楽というコレクターに優しいモデルである。 #1/43 #hpi-racing
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