Spark 1/43 ダラーラ P217 (LDF) #29

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ダラーラ P217 No.29

フリッツ・バン・イヤード / ギド・バン・デル・ガルデ / ヤン・ラマース

2018年ル・マン24時間レースに参戦したレーシングチームネダーランドのダラーラP217、前年に引き続き同じマシンでのエントリーだが前年で使われなかったハイダウンフォース仕様のフロントカウルが装備されていて特徴的な顔つきとなっている。
2017年ではELMSからの遠征組としてル・マンに参戦枠をとっていたが、2018年よりELMSからWECへのフル参戦へと移行し世界戦を渡り歩くことになった、ちなみにLMP2に参戦しているマシンはこのネダーランドのダラーラP217とラルブルコンペティションのリジェ JS P217を除き他は全てオレカ07であった。
18年からはWECに参戦という事でドライバーが一人追加され、新たにF1ドライバーのギド・バン・デル・ガルデが加わり加入直後の開幕戦スパ6時間にて他チームのオレカをバッタバッタと抜き去っていく過激なオーバーテイクショーを演じ一時は独走態勢を見せてしまうほどのF1ドライバーらしい速さと強さを見せ付けた、惜しくもオルタネータートラブルにより下位に沈んでしまったがスーパーシーズンへの期待は高まった。
シーズン最初の山場となるル・マンでは予選にて3分28秒でクラス14位、総合で23位というポジションに付けており22位には同じダラーラを扱うチェティラ・ヴィロルバ・コルサが付きダラーラが2台並んだ、また前年は上位がオレカの独占であったが18年はユナイテッドオートスポーツやパニスバルテズのリジェが上位に割って入ったりと混戦模様となっていた。
決勝では夜間走行中のヤン・ラマースのスティント中にエキゾースト部分から発火し、炎上してしまうのかと思われたがピットまで戻る事ができ事無きことを得た、出火の原因はエキゾースト部分にゴミが付着し熱で燃えたのであった、そのトラブルを除けば大きな事故等は無くネダーランドのダラーラは無事に完走を遂げ、62歳という高齢ながらも過酷な耐久レースにチャレンジしたヤン・ラマースは一線を退いた。

前年のダラーラP217に比べて、ガラッと印象が変わったローダウンフォース仕様のダラーラは少し低くなり前方に大きく伸びたフロントカウルが非常に特徴的であり、当時からトレンドとなっていた空気を左右に分けて処理する船底型のフェンダーが採用され直線スピードの確保とストレートの安定性向上に貢献し、サイドポンツーンやリアセクションもデザインが変更されており、スパークモデルでもそこはしっかりと抑えられている。

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