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CARTOMANZIA 184
オリジナルは1912年にイタリアで発行された「Il Destino Svelato Dal Tarocco」。イラストは Bruno Sigon 氏。その後1975年に「CARTOMANZIA 184」として再発行され、さらに1981年にU.S.Gamesから英語版の「CagliostroTarot」が出版された……らしいのだけど細かい改版や変遷が色々と謎。 ジャンルとしては所謂エジプシャンタロットになるんだろうが、1912年といえばRWS出版のわずか3年後。現在のように様々なモチーフをタロット化する時代でもないので、18世期に Antoine Court de Gébelin 氏が唱えたタロットのエジプト起源説に沿ったデックと考えるべきか。エジプト系タロットといえば19世期にフランスを席巻したエッティラタロットの影響もあるのかもだけどイタリアでどうだったのかとかは勉強不足。ただエッティラ版と違い構成は普通のマルセイユ系っぽい。
MODIANO 1975 伊Hirot
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タロット 本とカード/アレクサンドリア・木星王
云わずと知れた日本タロット界の神・アレクサンドリア木星王氏による豪華愛蔵本。タロット発生の歴史などはあくまで当時の認識&スピリチュアル寄りな解説になるのは仕方ないものの、既に欧米で発行されていたタロットカード達を体系づけて紹介するなど、資料的価値も高い。 付属のカードセットは著者自ら「ウェイトJK版」と名付けたRWSクローン。非常に鮮やかかつ細やかな色使いで、極めて美しい。(「JK」は木星王氏の本名のイニシャルというのが定説?/JupiterKingって線はないか) #RWS
大陸書房 1975 日Hirot
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VISCONTI SFORZA TAROCCHI DECK
1451年前後に作成されたという(こちらが現存最古との説もある)、いわゆるPierpont-Morgan-Bergamo版の1975年復刻。もともと78枚だったと思われ、うち74枚が現存しているので4枚が補完された形。 #復刻版
U.S. Games Systems 1975 米Hirot