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EUSKAL TAROT MITIKOA (TAROT MITICO VASCO / Basque Mythical Tarot )
バスクの神話を描いたタロット……らしいが絵柄はほぼマルセイユ準拠。[戦車]を引いているのがスフィンクスではない(双馬頭の龍蛇?)あたりがバスクっぽいんだろうか。カード右上の表記はどうやら「バスク語」のカード名らしく、なんて読むのかもよくわからない。 絵柄は素朴なタッチながら色使いは非常にビビッドで、割と読みやすいデックではないだろうか。 特徴的なのは写真6枚目あたり。[吊るされた男]がここまで遠景なのも珍しいしこんな場所だったのかと。[死神]はゴーストっぽくて異常に怖いし。
Fournier 1982 西Hirot
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XIII Tarot BY NEKRO
スペインのデジタルアーティスト・Nekro氏のイラストを用いたゴシックデッキ。 特にタロットカードのために描かれたイラストでは無い様だが、タッチ・色遣い(モノトーンイラストに赤のエフェクトハイライト)が統一されており、よくまとまっている。 Fournier はこの類のデックを続けるのなら、カードサイズを大きくするとかフレームを薄くするとかpipにもイラスト入れるとかしてくれたら、画集として満足感あがるのだけどなあ。
Fournier 2014 西Hirot
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ALCHEMY 1977 England TAROT
UKのゴシックアクセサリブランド・Alchemy Gothic によるタロットデック。 同ブランドのシルバーアクセサリやタトゥーアートをイメージさせる絵柄で、特にスカルイラストが非常に多い。好きな絵はいくつかあるが、小さめのFournierサイズな上にフレームも厚めなのが惜しい。もっと大きければ。
Fournier 2011 西Hirot
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TAROT Favole
スペインのイラストレータ・Victoria Francés 氏によるFavole三部作を用いたアートデック。同じくスペインの大家 Luis Royo 氏のフォロワーとも云われる彼女のイラストは、やっぱりゴシックタロットによく似合う。 Fournier社のイラスト流用デックなので数札はいつものコピペカードだが、スートが Crosses(十字架のペンダントトップ)/Masks(ヴェネチアンスティックマスク)/Flowers(黒薔薇)/Butterflies(黒鳳蝶) に置き換わってるので、これはちょっと面白い。
Fournier 2007 西Hirot
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TAROT MALEFIC TIME
スペインのアーティスト・Luis Royo/Romulo Royo 親子によるグラフィック小説「Malefic Time」をタロット化したもの。 イラストは流石に美麗。小アルカナの数札も非常に美しいが、マルセイユ系準拠構成とはいえ、剣やカップ等の象徴は単なるコピペ増殖だし背景もすべて(スート内で)同一なのは少々寂しい(写真6枚目)。 #Luis_Royo
Fournier 2017 西Hirot