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1971 QUARTZO (47TH) MARCH 711 N.LAUDA
不死鳥 3度のワールドチャンピオン ニキ・ラウダ デビューマシン MARCH711 ニキ・ラウダ オーストリア出身 製紙工場を所有する資産家の長男 1966年のドイツGPを観戦 ドライバーを志す しかし父は事業継承を望み支援は無し 1971年地元R8オーストリアGP マーチに資金を持参してスポット参戦 資金が不足していたラウダは 自らの生命保険を担保に銀行から融資を得る 予選はPPから約6.2秒遅れの22台中21位 当該レースでMARCH711を使用する ドライバーの5人の中でも最下位 決勝もマシントラブルで20/54周でリタイア こちらも5人の中で最初のリタイア デビュー戦は散々な結果となったものの 翌1972年はマーチのレギュラーシートを獲得 モデルはQUARTZO ラウダのデビューR8オーストリアGP仕様 マーチ711の独特のフロントウイング形状は ティートレイとも呼ばれた マシンとラウダのヘルメットには アメリカのアパレルメーカー 〖LEVI'S〗のロゴが確認できる
240507 N.LAUDA 26 1/43FW12C
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1972 18TH SPARK (FRANK WILLIAMS) MARCH 711 C.PACE
カルロス・パーチェ F1デビュー フランク・ウイリアムズ MARCH 711 ホセ・カルロス・パーチェ ブラジル出身 同郷のエマーソン・フィティバルディの ライバルと目されたドライバー 現在まで続くウイリアムズの前身 フランク・ウィリアムズ・レーシングカーズで マーチの旧型 MARCH 711で参戦 R2南アフリカGPよりデビュー 2戦目のR3スペインGPで早くも6位入賞 パーチェのキャリア入賞は16回 シーズン2度の入賞でランキングは18位 チームメイトのアンリ・ペスカロロは ニューマシンのMARCH 721で参戦したが こちらはノーポイントに終わった パーチェは翌1973年はサーティスに移籍 モデルはスパーク パーチェのF1デビュー戦となった R2南アフリカGP仕様 予選24位→決勝17位 イタリアの玩具メーカー ポリトイ (Politoys) 現在のポリスティル (Polistil) がスポンサー ティートレイと呼ばれた独特のウイングの 同社ロゴ〖POLITOYS〗がとても目立つ1台 #F1
240325 C.PACE 1972 22FW12C
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1971 2ND QUARTZO MARCH 711 R.PETERSON
ロニー・ピーターソン 初入賞 独創的フロントウイング MARCH 711 前年度プライベータでF1デビューした ロニー・ピーターソン(スウェーデン)は 1971年はマーチのワークスでエントリー マーチはエンジンをコスワースDFVと アルファロメオをドライバーで使い分け ピーターソンは主にコスワースDFV車 ティートレイと呼ばれた フロントウイングは楕円形の独特のもので フロントノーズ先端から支柱を伸ばした形 ピーターソンはR3モナコで2位初入賞 その後優勝はなかったものの 2位4回 3位1回の表彰台4回で33P 参戦2年目ながら年間ランキング2位 マーチ711の車体でピーターソン以外の ワークスドライバーは全てノーポイント ウイリアムズで711を使用した アンリ・ペスカローロが2度入賞をしている モデルはQuartzo R3モナコGP仕様 予選8位→決勝2位 ピーターソンの初入賞&初表彰台 キャリア表彰台は26回 入賞は42回 QFC品番のQuartzoの後期の発売モデル 台座に直接 車体名等がプリントされている https://muuseo.com/FW12C/items/1901?theme_id=34513
240306 R.PETERSON 1971 17FW12C
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1971 17TH QUARTZO (FRANK WILLIAMS) MARCH 711 H.PESCAROLO
アンリ・ペスカロロ Fウイリアム移籍 自身F1最後の入賞 MARCH 711 1971年フランク・ウイリアムズRCの3年目は マーチより701 後711を購入して アンリ・ペスカロロの1名体制で参戦 フランスの潤滑油メーカーMOTULがスポンサー ペスカロロはR6イギリスGPで4位 R8オーストリアGPで6位入賞 これが自身最後なる通算5度目の入賞 ティートレイと呼ばれた独得の フロントウイングの形状のマーチ711は 1971年にプライベーター含め 9名のドライバ―が使用したが ポイント獲得はマーチ本隊の ロニー・ピーターソンと2人のみ R9イタリアGPではペスカロロ キャリア唯一となるFL獲得 年間4ポイントで17位 翌1972年もFウイリアムズに残留 モデルはQUARTZO R6イギリスGP仕様 予選17位→決勝4位入賞 ティートレイとリアウイングの MOTULのロゴがとても目立ち 他のマーチ勢ファイヤストーンに対し 当該マシンはグッドイヤーのタイヤ
231117 H.PESCAROLO 1971 1回FW12C
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1971 (35TH) SPARK MARCH 711 M.BEUTTLER
マイク・ボイトラー F1デビュー 1戦限りのワークス MARCH 711 マイク・ボイトラー イギリス出身 出生地はエジプト カイロ 1971年は友人が出資したチームである クラーク・モーダウント・ガスリー と名乗るプライベートチームで出場 地元R6イギリスGPから4戦出場 予選は16位~22位で通過するものの 決勝はリタイア→失格→周回不足→リタイア R10カナダGPのみマーチのワークスで出場 予選22位→決勝はあと1周足りず周回不足 モデルはそのカナダGPレインタイヤ仕様 ボイトラーは1973年までプライベターで 出場もF1ではポイント獲得ならなかった マーチ711はティートレイと呼ばれた 独特の楕円形状を持つフロントウイング フロントノーズ先端から支柱を伸ばして 取付されてた構造となっており 車体全体も丸みを帯びたスタイル そして真っ赤な車体に所せましと貼られた オイルメーカーSTPのロゴが目立つ1台
230506 M.BEUTTLER 19 1/43FW12C