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石川ひとみ「まちぶせ」
シングル「まちぶせ」の大ヒットを受けて 制作された石川ひとみさんの5枚目のオリジナルアルバム 当然のごとく、ひっちゃんのアルバムの中では 最大のセールスを記録しています。 デビューアルバムから80年代のアルバムは 全てその時代に手に入れて聴いていますが やっぱりこのアルバムとこの次の「夢模様」が ぶっちぎりでいいですよねぇ。。。 (あくまで個人的主観です) 艶やかな歌声にとてつもなく安定感が桑渡ったような気がします。 そしてこのアルバムが「まちぶせ」はもちろんですが 楽曲が全ていいのです!まさに私にとっての「ザ・昭和歌謡!」 このアルバムが出た頃の80年代初頭って ヒットチャートは結構バリエーションに富んでて 典型的なアイドルソングもあれば フォークもあればロックもあるし、 その中間的なニューミュージックなんてのもあるし もちろん演歌も結構売れてる曲もあったし… なかなか混とんとしてました。 で、いわゆる「アイドル」もその流れで ひとくくりにできないほど色んなタイプな方がいたわけですね 私もその時代の中でいろんな方のレコードを聴きましたが やはり70年代の流れを汲むこの頃のひっちゃんの曲は 当時の私からしてもちょっと古臭くて でも何だか癒される存在でした。 で、今聴いても全く色褪せないのが素晴らしいですね! A-1の「セシル」はオープニングとしてはしっとりと始まって 「え?これを1曲目?」とも少し思いましたが でもひっちゃんの艶やかで透明感溢れる歌声を 思い切り堪能できる楽曲なのすね! また妙に憂いがあるのも魅力のひとつなので そう考えるとひっちゃんの世界に引き込むには やはりオープニングには最適な曲かも。。。 A-2はもはやここで語ることはありませんが 名曲で大ヒット曲の「まちぶせ」です。 でも本当これが大ヒットしてよかったなぁ… 確かに楽曲も素晴らしいけど 本当にこの曲ってひっちゃんの歌声が合うのですよね… まさに運命のめぐり合わせだったのだろうなぁ 未だにいつ何度聴いてもやはり聞き惚れてしまいます! A-3の「ためらい」、A-4「他人どうし」と 少し大人っぽいというか憂いのある曲が続きます こういうのがこの時代らしくてまたいいですよねぇ~ ちょっと当時の昼メロっぽいのが何ともいい感じです。 これ他の人が歌ったらこんな感じは絶対出ないだろうと思います。 だから今でも聴き入っちゃうのです! A-5「なきまね」も70年代テイスト溢れた1曲で 当時のカーラジオからまさに流れてきそうな曲です 何だかちょっとセピアな海岸線を走っている 当時の「ブタ目」のマークⅡか何かをイメージしちゃいます。 まぁそれは私の勝手なイメージですが。。。 B-1はこれまた名曲の「夢番地一丁目」です! 「まちぶせ」の1枚前のシングル曲です 勝手な想像ですがこの曲で下地ができていたから 「まちぶせ」の大ヒットに繋がったのじゃないかと 勝手に思い込んでいます! いや…それほど本当にこの曲いいのですよ もっともっと売れても全然おかしくなかったと本気で思ってますし 当時も「なんでもっとヒットしないんだろう???」って思っていました 続くB-2は「まちぶせ」のカップリング曲の 「懐かしきリフレイン」です。 B-1、B-2の流れがA面後半の憂いのある楽曲に比べると 妙に明るくってこれもコントラストあっていいですね! B-3はちょっとテンポアップして「Kiss me please」へと続きます。 こういうのも合いますよねぇ このアルバムどうしても「まちぶせ」の楽曲のイメージが強いですが なかなか楽曲のバリエーションに富んでて楽しいですね! でもちゃんとトータルでは「少しレトロな歌謡曲」ってことで 統一されているのでバラバラな感じはしないのです!さすがですよね! B-4は「夢番地一丁目」のカップリングの「人形が見てる」です。 この頃のひっちゃんの楽曲にはやたら「人形」が出てきますよねぇ またこの曲の中ではちょっとミステリアスな感じのお人形です これもこの時代ならでは…ですよねぇ でもこういう歌詞や曲にちょっと懐かしさを感じるのは やっぱりこの時代をリアルに過ごしてきたからなのでしょうねぇ で、ラストは少し華やかな感じで「ひとりごと」で締めくくります。 最後まで艶やかで伸びやか歌声に本当に聞き惚れます いいですよねぇ…もうそうとしか言えない貧しい語彙力がもどかしい!(苦笑) そんな感じでこれを書くためにひさしぶりに じっくり集中してこのアルバム聴いたのですが 本当に最初から最後まで聞き惚れてしまう1枚です。 正直いうとこのミューゼオのコレクションで同じように アルバムの感想書いてても目当ての楽曲以外は あまり気合入れて聴かない(聴けない)ことも多いのですよ(汗) でもこのアルバムは本当に意識しなくたって 最後まで集中して聴いてしまいます。 もちろん思い入れがあるのもありますが それほど完成度が高い1枚だと思います。 1981年7月21日リリース
昭和アイドル 1981/07/21さこだ@趣味&日常
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岩崎良美「Weather Report」
ヨシリンの3枚目のオリジナルアルバム もはやデビュー時からその抜群の歌唱力は 既に完成されていましたが このアルバムはヨシリンのその高い歌唱力に 負けない良曲がこれでもかと詰まった名盤です! ヨシリンのシングル曲で一番好きなのは?って聞かれたら 間髪言れずに「Vacance」と答えますが 一番好きなアルバムは?って聞かれると こちらはこの「Weather Report」と答えます! 楽曲のバリエーションも非常に豊富で メリハリも効いていて最初から最後まで 全くもって引き込まれてしまう1枚です。 A-1はまさにオープニングにふさわしく 華やかな「Good-day Sunshine」で始まります! ライブでこれがオープニングでもはまるでしょうねぇ これで盛り上がらなくちゃウソでしょ!という インパクト抜群で まさにカラッと乾いた夏の暑さを感じさせる名曲です。 カリフォルニアの風が感じられますよ! A-2はシングル曲でもある「I THINK SO」 数々の名曲を世に出した網倉一也さん作曲です! 前作「SAISONS」と同時発売だったのですよね で、よく覚えていますが「オリエント時計」のCMソングに使われて ヨシリン本人も出演していました この頃はまだラジカセも持っていなくて このCMが流れるたびに「これいい曲だよなぁ…岩崎良美キレイだなぁ」と 見惚れてた小学生は私です(笑 さらにA-3は「Vacance」に続いて私の好きなシングル曲! 「LA WOMAN」です!こういうちょっとラテン系の曲 意外とヨシリンに合いますよねぇ~ 思わず体が動き始めてしまうリズミカルな名曲です! 作曲はこれも私の大好きな南佳孝さん!!! なんて無敵な組み合わせなんでしょう~ この開放的なメロディのサビを聴いたら 意味もなく空に向かって手を伸ばして クルクルと周り始まてしまいそうになります A-4は少しテンションを落として 落ち着いた感じの「CITY ポルカ」です まさにタイトル通りでおしゃれな街を 軽快に闊歩するような気持ちよい曲です。 そしてこちらは稀代のヒットメーカー来生姉弟の作詞作曲です! そりゃ楽曲のレベルが高いはずですね 先程からずっとすごい作曲陣が名を連ねています A面ラストはグッと大人っぽく 「今夜は私RICHな気分」でいったん締めくくります。 「あなた色のマノン」あたりでも思いましたが こういう大人っぽい曲が意外とヨシリン合うのですよねぇ で、この曲がちょっとダンサンブルでまたカッコいい! あっという間にA面が終わって B-1は尾崎亜美さん作詞作曲の「Baby Love」で始まります! 亜美さんの曲ですもの…いいに決まってるじゃないですか …というか何故これシングルにしなかったのか??? 文句ナシにヨシリンに合っているし うまくプロモーションすれば間違いなく売れるでしょー! でもこのアルバムにはシングルが3曲入っているのですが 確かにどれもこの曲に負けず劣らずいいのですよねぇ もちろんどれもそれなりにヒットしていますが これだけ楽曲よくてヨシリンの歌で なぜもっと爆発的に売れなかったのか??? もう不思議でたまりません… で、B-2はこのアルバム3曲目のシングル曲である「四季」ですね この曲、最初に確かテレビの歌番組で聴いたと思うのですが 実は第一印象はあまりよくはなかったのですよねぇ まぁでもそれはまだ私がガキンチョだったからですね この大人っぽい曲の良さがわかるには少し時間がかかりました 今ではこの曲の良さがよーくわかりますよぉ~ こういうちょっとダークな大人っぽさの曲は 思わず入れ込んで聴き入ってしまいます これがそんじょそこらの歌い手だったら 曲に負けてしまいそうなのですが そこはさすがヨシリンです!堂々と魅力たっぷりに歌いきります! B-3は一気に軽快に明るいシティポップで 「東海岸イーストコースト」です 南佳孝さんの作曲です!こういうオシャレな曲も合いますよねぇ ヨシリンの歌はもちろん文句ナシなのですが よくよく聴いていくと この曲のメロディやアレンジってさすがお洒落だなぁ… いかにも佳孝さんの曲って感じですね! B-4は少ししっとりめに「夏をひとりじめ」です。 真夏の雰囲気ですが全くジメっとしていないですね やはり日本の夏ではなくてどこかのリゾート地の雰囲気ですねぇ このアルバムの夏ってとにかく湿度が低くってカラッとしているのです。 アルバムラストは「アビ・ルージュの息づかいで」大人っぽく締めくくります 今回同じようなことを何度か書きますが 少し陰のある妖艶な大人の雰囲気って ヨシリンの歌声にはあっているのですよねぇ ルックスは元気いっぱいでかわいらしいイメージですが… で、またそのギャップがいいのですよねぇ そんな感じでまさに「あっ」という間にアルバム1枚聴き終わります もう何十年もこのアルバム聴いていますが いくら聴いても飽きないのです まさに名盤は時代を超えると思います!!! 1981年7月21日リリース
昭和アイドル 1981/07/21さこだ@趣味&日常