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今井美樹「elfin」
もうこの頃になると昭和末期ですね 今井美樹さんのセカンドアルバム「elfin」 1987(昭和62)年発売のアルバムです この頃、私は18歳…実際にこのアルバム聴き始めたのは 19歳の頃かな…もうクルマで聴いてたし… (もちろん当時はカセットです!) 実はこのアルバム、 自分から積極的に聴き始めたわけではなくて 当時付き合っていた彼女から勧められて聴いていたのです。 まだこの頃の私の頭の中は 「HR/HM万歳!!!Jポップって何それ?おいしいの?」って感じだったので(笑 勧められてもあまり気乗りしないまま ドライブ・デートの時にクルマでかけていた感じでした …で、いつも持ってくるの面倒だからと ダビングしたテープが私のクルマに常駐するようになり ひとりの時にじっくり聴いてみると…いいんですよねぇ~これが。。。 当時の最先端のオシャレなサウンドももちろんですが 美樹さんの無茶苦茶透明度の高い歌声が何とも気持ちいい!!! で、さらにこのアルバムは楽曲のレベルがめっちゃ高い!!! 当時の私はメロスピ大好物だったので こういう緩めの楽曲はインパクト不足ではあるのですが 何度も何度も聴いていくうちに じわじわと旨味があふれ出てくる感じです! 中学生の頃のニューミュージック系の聴き方に 戻ったような感覚も味わえました。 とはいえA-1の「どしゃ降りWonderland」は 最初からインパクト十分です! 当時の彼女には悪いですが これ聴くと中学生の頃の彼女と お互いにお小遣い貯めて行ったのに イマイチ天気に恵まれなかった「広島ナタリー」デートを 鮮明に思い出して何ともドキドキしてしまいます。 この頃の記憶って本当に頭に焼き付くもので いまだにこの曲聴くとその場面を思い出してしまいます…(笑 まぁ、それはさておき文句ナシの名曲であることに 間違いはないです! で、A-2「ポールポジション」これまた名曲ですよねぇ 「なんでこんなお洒落に造れるん????」と当時も思いましたが 今聴いても何ともオシャレなアレンジに世界観! これ聴いてカブリオレの外車買うぞ!!!と思ったよねぇ (実際にこの数年後に勝ったのはZ3でカブリオレでなく 2シーターオープンでしたが…(苦笑)) しかし今聴いてもこのアレンジはカッコいいなぁ パーカッションの入り方とか効果的なコーラスパートとか 音の良い環境で聴くと鳥肌モンです A-3「クラブ・ロンリーハーツ・エキゾティカ」 ここにきてちょいマイナー調で大人っぽいアップテンポ曲 この類の曲は基本的に大好物なので 印象が悪いわけがないです! でも美樹さんのイメージってやはり透明感が強いせいか 朝とか午前中の日差しのイメージなんですよねぇ でもこういう夜っぽいのも悪くはないけど…こればかりだと困るかな アクセント程度にたまに入っていると 意外性もあって効果抜群です! A-4「思いだしただけ」は第一印象は美樹さんらしい 何とも感触の良いシルクのようなサラリとしたバラードですが 意外と切々とした感情を歌い上げていて 歌詞もしっかり聴きながら何度も聴いていると どんどん歌の印象が変わってくる不思議な曲です。 最初にいったような旨味がどんどん出てくる曲ですね! A-5「ふたりでスプラッシュ」は 個人的に「これぞ今井美樹!」といった感じの 透明感溢れる曲です。 この曲が美樹さんの代表曲というわけではありませんが 私が個人的に美樹さんに持つ印象は こういう曲のイメージ… どこまでも透き通っていて涼しげで青い世界。。。 イメージするだけでも何とも気持ちよい。。。 この曲はまさにそんな世界観です! B-1「ラスト・シークエンス」は 今度は打って変わって少しダークなイメージ A-3でも書きましたがたまにこういうのが入ってくると アクセントになっていいですよねぇ だからこのアルバム何度通して聴いても飽きないのだと思います。 といいながら、B-2「SAYONARAの行方」も 少しダークな雰囲気をキープします。 でもこちらはダークなイメージというよりは 少し寒々しいイメージ…1stの「オレンジの河」にも 通じる感じですね…ドラマの主題歌とかに合いそうですねぇ (実際はクイズ番組『ワールドクイズ ザ・びっくり地球人!』の エンディングテーマ曲だったりします(笑)) B-3「光の夢」は再び美樹さんらしい透明度の高い曲! でも他の曲に多い水色な感じではなく 少し暖かい日差しの感じです とーーーーーっても優しい世界の美しいバラードです。 これ聴いていると自分がどれだけうすら汚れているか 再確認できてちょっと凹みます(笑 B-4はアルバムタイトル曲「elfin」 この曲は美樹さんの作詞ですね。 3rdシングル「「静かにきたソリチュード」のカップリング曲でもあります。 波音に艶やかなピアノが乗って始まる これまた美しい語りかけるようなバラードです。 決して感情が前面に出てきている歌い方ではないのですが とにかく優しさと透明感が際立ち とにかく聴いていて気持ち良いのです…こりゃハマるよなぁ… ラストは2ndシングル「野性の風」のアルバムリミックスVerで 締めくくります。 このアルバムに関してはこのシングル曲が一番地味に感じてしまう… それだけ収録曲のレベルがめちゃくちゃ高いのです! いまだに今井美樹さんのアルバムを何か1枚選べと言われれば 迷うことなくこの「elfin」を選びます。 間違いなくおススメの1枚です! 1987年9月21日リリース
Jポップ 1987/09/21さこだ@趣味&日常
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SHOW-YA「TRADE LAST」
SHOW-YAの4枚目のオリジナルアルバム 前作「WAYS」でハードロック色を前面に押し出し ほとんどの楽曲もメンバー作曲のもので固めたのに対し 続くこのアルバムでは曲調も相当ポップになり 楽曲の製作も筒美京平作品が大半を占めるようになり また以前の路線に戻ってしまったと感じられます… 発売当時は前作の路線を推すファンから 相当な拒否反応も出たと記憶しています… でも個人的にはこのアルバムも好きですし この路線でも悪くないと思います。 ちょっと言い方が乱暴かもしれませんが 個人的にはSHOW-YAに本格的なハードロック路線や ヘヴィメタル路線はあまり求めていないかな… その路線だと初期の浜田麻里さんみたいに プロデュースからしっかりした環境で固めないと無理でしょうし 麻里さんみたいな路線にSHOW-YAが合うか???と言われると ちょっと無理があるかなぁ…と思うし… プリプリとまではいかなくても 適度なポップロックでいいんじゃないかと 当時も思っていました。 このアルバムも余計な情報や先入観ナシに聴くと 文句ナシに楽曲の完成度が高くて 耳を奪われるのはシングルカットされた A-4「その後で殺したい」と ファンの間でも名曲として名高い A-5「サーモスタットの瞳」です。 で、やはり2曲とも筒美京平作品なのですねぇ… しっかり聴きこんでいくと 中村美紀さん作のA-3「ヴィスコンティの肖像」や 3号さん作のB-1「ナルシスト」あたりも相当良い出来で 美紀さんの作のB-5「地下水度の月」もいいですよねぇ これらは思わず何度も繰り返して聴いてしまいますし さらにそれに加えて筒美京平作品の A-1「雨のナイフ」や、B-2「夜が來るまで眠りたい」や B-4「躁鬱なバレリーナ」もめっちゃ良いわけですね! で、結局何度も通してよく噛んで味わってみると 確かにハードロックのアルバムではありませんが ポップロックのアルバムだと思えば むっちゃくちゃ完成度が高く しっかり味が滲みだしてくるほど咀嚼すれば もう何度でも何度でも繰り返して 聴いてしまう名盤なのです… 正直に言って私も期待していたのが「WAYS」の路線の延長線上だったので このアルバムの第一印象は良くなかったのですが 何かの拍子で先入観を取っ払って聴くと その良さに気づいてたまらなくなったわけですね… 何でもそうですがフラットな視点で 物事に触れなくてはダメですね(苦笑) 最後に… 「サーモスタットの瞳」の ~あの頃買ったレコード針落とし ノイズまじりのハートを聴かせたい 33回転で 今の私はひとりぼっち~ …って歌詞は 未だにレコードばかりこうやって聴いている身としては 本当に心に染みわたりますねぇ… 1987年2月4日リリース
Jポップ 1987/02/04さこだ@趣味&日常
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REBECCA「BLOND SAURUS」
しまった! 一応、ここのコレクションって 「昭和のレコード 邦楽編」なんだけど 今回のレベッカの7thアルバム 1989年5月リリースだから もう「平成」だ! (昭和は1989年1月7日まで) まぁちょっとおまけしてくださいまし(苦笑) レベッカとしては現在のところ 最後のアルバムがこの「BLOND SAURUS」です。 このアルバム後の「コンサートツアー『BLOND SAURUS』 続くコンサートツアー『BLOND SAURUSの逆襲』の日本武道館公演を最後に活動を休止 翌年の1991年2月14日に解散となりました… 当時の私は本当にレベッカ大好きでしたが 残念ながら再結成後のレベッカはまた別のグル^プだと思っているので 私にとってのレベッカの最後のスタジオ音源は このアルバムになるわけですね A-1のタイトル曲「Blond Saurus」から レベッカらしさ全開で始まります! オープニングらしいビートの効いたゴキゲンなナンバーです 続いてテンションを保ったまま「Vanity Angel」へ続きます 11thシングルでもありますね! レベッカのシングル曲でまぁハズレはありません! でもこの曲。ちょっと「TIME」の頃の雰囲気ですよね ちょっとソフトな感じのアレンジといい NOKKOの歌い方といい…でもそれが悪いわけでもなんでもなく 間違いなく良い曲です! A-3は後期のレベッカらしいダンサンブルなポップナンバー 「Navy Blue」です。 こういうミディアムテンポの曲作りが 明らかに絶妙になってきましたよねぇ 土橋さん体制になったばかりの頃にはなかった曲だと思います。 A-4は「Cotton Love」 私の主観ですがこのアルバムの中で 一番ベストなのはぶっちぎりでこれだと思っています。 NOKKOはこういうちょっと憂いのあるメロディの方が 合うような気がするんですよねぇ~ ちょい張り詰めたテンションのマイナーメロディって いいですよねぇ…当時もバカみたいにこの曲リピートしましたが 未だにまったく飽きません! A-5はしっとりまったりとしたバラードの 「Little Darling」で締めくくります こういう街中の秘密基地系の物語もいいですよねぇ それにしてもNOKKOはこういうシチュエーションの曲が やたらと似合いますよねぇ 両想いなんだけど何か報われなくて不安だらけっていう感じ… これも私の思い込みではあるのですが(苦笑) B面オープニングはこれも後期レベッカぽい ダンサンブルな「Lady Lady Lady」で始まります。 しかしNOKKOの歌声は以前はパワフルさばかりが前面に出ていましたけど この頃になるとテンションの強弱がすっごく巧みになってきましたよねぇ ライブだとこの曲もっとパワフルに歌いますよねぇ どっちも魅力的で文句ありませんね! B-2は「SUPER GIRL」 このアルバム発売から4ヶ月後にリミックス版が 12thシングルとなりました 軽快でキャッチーなレベッカらしい曲です! このアルバムヴァージョンももちろんいいのですが 後に出る「SUPER GIRL (SUPER REMIX)」 「SUPER GIRL (Straight Remix)」では スティーヴ・ヴァイがLead Guitarとしてプレイしています! どうしてもそちらのほうに注目してしまいますねぇ(笑 派手な曲の後のB-3はしっとりとした「Naked Color」 このアルバムの聴きどころって まぁA-4は別格として… A-5やこのB-3のちょっと地味目な曲が妙にいいのですよねぇ レベッカらしい派手な曲より こういうちょっとシリアスな曲がかなり耳に残ります。 こうしてみると「Wild Honey」あたりから比べると やはり随分方向性も変わっているのですよねぇ B-4は「When You Dance With Me」 忘れもしませんが一番最初に聴いたときに 「あ!これは今のNOKKOの好みだろうなぁ」と思ったら やはり作曲がNOKKO自身なのですよね きっとNOKKOの好み的にも元々はこういうダンスミュージックなんですよねぇ 初期のマドンナっぽい感じもしますよね そのころはNOKKOももろに和製マドンナという方向性でしたが… ラストは「One Way Or Another」 若干アレンジは異なりますが 「Vanity Angel」の英語版です 最初から最後まで通して聴いても 相変わらずの完成度の高さですねぇ もろに私のハイティーン時代はレベッカ全盛期だったので やはりどの曲にもいろいろな思い出が付いて回ります だからどのアルバム聴いても 思い入れあり過ぎるのですよねぇ(苦笑) まぁ多感な頃に聴いた音楽はそんな感じですよね! 全く関係ない話ですが さすがにこの頃は私も実際に聴くのはCDがメインで このアルバムも発売と同時にCDで買い 随分後でアナログ盤を探し回ったのです もうこの頃になるとレコードはかなり生産枚数も少ないので なかなか見つからなくて苦労して手に入れたのです まぁサウンド的にはCDのほうが合いそうな気がしますが どうしてもアナログ盤が欲しかったのです (レベッカの他のアルバムは 既に全てアナログ盤を入手していたから…) 1989年5月21日リリース
Jポップ 1989/05/21さこだ@趣味&日常
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BaBe「Bravo!」
BaBeの1stアルバム デビューシングル「Give Me Up」 ヒットシングル「I Don't Know!」が収録されています。 当時の私は高校3年生 まぁ進路も何も考えず 平日は行きつけのスタジオ(楽器店)に 午後から学校サボっては通って 夕方はバイトに行く… 土日もスタジオに入り浸りで 練習が終わったら社会人バンドの先輩たちに クルマでどこかに遊びに連れてってもらうみたいな感じで 自由な毎日だったなぁ(笑 で、その頃の私の聴く音楽は 基本、自分が弾きたい曲やバンドでやる曲ばっかりで やはり洋楽のメタルやジャパメタが中心となるのですね。 組んでいたメインのバンドが女の子ボーカルだったから ガールズロックだけは何とか聴くかな…という感じで 当時、バンド関係以外の普通の同級生がよく聴いていた 「BOØWY」だとか「バービー」とかはほとんど聴いたことがなくて… あ、でも「BOØWY」は文化祭限定で組んだバンドで そうしてもボーカルのヤツがやりたいっていうから 「Dreamin」と「B・BLUE」と「Only You」だけは覚えたな… アイドル系ももうほとんど聴かなくなってて その頃「おニャン子」全盛期だったのに 私、「夕焼けにゃんにゃん」って一度も見たことないのです。。。 ちょっと話が逸れますが ガンダムも世代的にはど真ん中のはずなのに 一度も見たことありません。。。(苦笑) 今だにシャァって何?ザクって誰???みたいな感じなのです。 だから意外と同年代と高校生頃の懐かしモノの話が合わない!(笑 まぁ、いいのですが… そんな私に社会人バンドのギタリストM君は 仕事が終わってからスタジオに顔出しては 私がいるといつもお気に入りのレコードやテープを 貸してくれたりダビングした新譜のテープを試聴がてら ドライブに連れてってくれたりとよく構ってもらいました (ほんと元気かな???縁があればまた会いたいえねぇ) で、そんな感じのある日、 「さこちゃん、バンドでやるような ゴリゴリのメタルやロックばっかり聴いてちゃダメじゃけん!」と 聴かしてくれたのがこのBaBeの1stアルバムでした 「Give Me Up」や「I Don't know」はヒットしてたから 知らないわけではありませんが 改めてじっくり聴くなんて初めてでした で、M君の自慢のワンダーシビックのカーステで 結構大音量で聴くのですが これが改めてじっくり聴くといいんですよ! それですっかりBaBeにはまりレコードも自分で買い ゆかちゃんの結婚・妊娠騒ぎで解散するまで 全てのアルバムをCDで買い 1st、2ndミニアルバムはアナログレコードも持っている状況です。 CDシングルも結構買っていたのですがさすがに手放しました… 3rdアルバムのアナログ盤は見つけたら買いそうです(笑 しかしM君にはいろいろなレコード教えてもらったな ハートを聴き始めたのもM君の影響だし ハロウィンもそうなんだよな…ハードなものからそうでないものまで いろんなものを聴かせてもらいました。 もちろんギターのこともいろいろ教えてもらって ほんといい人でお世話になりました… で、前振りがめっちゃ長くなったのですが アルバム「Bravo!」です オープニングは元気いっぱいに「Give Me Up」で始まります! 言わずと知れたマイケル・フォーチュナティのデビューシングルのカバーです! 80年代ユーロビートの代表曲でもありますね! これがBaBeがカバーするとユーロビートというよりは 本当に元気いっぱいのポップ曲に変貌してしまいます 間違いなく名曲ですね! 2曲目はこれまた元気いっぱいの「The Boy is Mine」 これシングルカットでも十分イケると思うのですが… めっちゃこの頃のBabeに合っている良曲です! 一時期こればっかり集中的に聴いていた時期がありました 3曲目は明るい濃い霧が曲の途中で一気に晴れていくような 「ひとりぼっちのWarriors」です。 こういうのもいいですよねぇ… 私はどっちかというと智ちゃん好きなのでですが すっごく私の中で思い描く智ちゃんにぴったりの曲です! 4曲目は少し大人っぽい「Set Me Free 〜哀しみのFitness〜」 これはゆかちゃんっぽい曲かなぁ。。。 私の勝手な偏見ですが… 4thアルバム以降になると このタイプのマイナー調な曲が増えていくのですよね もちろん嫌いではないのですが この頃はとにかく元気いっぱいなほうが合っているような気がします。 5曲目は「月夜のポプリ」 これは元気いっぱいなポップチューンではなくて しっとり目なバラードですけど これは合ってる!!!めっちゃかわいい!!! 心が洗われる!!! もはや感想でもレビューでもないな(汗)壊れてきてます(笑) ちなみにCDは5曲目に「They Don't Know 〜哀しみは朝の雫のように〜」 6曲目に「大人は判ってくれない」が収録されます。 アナログ盤B面はアップテンポでちょい大人っぽい 「じゃじゃ馬ならし」で始まります! この曲は智ちゃんのソロ曲です 映像で見ると元気いっぱいなダンスに目がいくのですが しっかり歌唱力もあるのですよねぇ… 後から考えるともっと長く活動してほしかったなぁ… B面2曲目は「ipi-iyi 〜自分だけの呪文〜」 これはBaBeらしい元気付けてくれる曲ですね! ポップで覚えやすいキャッチーなサビが印象的な曲です。 これもシングル向けな楽曲ですね! で、B-3はBabe最大のヒット曲ともいえる 「I Don't Know!」です! まぁこれは私がとやかく言うまでもなく 文句ナシの名曲ですね!!! B-4はゆったりまったりとした「わがままはお好き?」です シングル向けなインパクトのある曲ではないですが こういうのがいろいろ入ってて シングルだけだとわからない魅力が見えるから アルバムっていいのですよねぇ シングルばかり集めたベストアルバムしか聴かない方が 周りに結構いましたがそれもったいないですよー ラストはゆかちゃんのソロ曲 「My Shiny Rain」で締めくくります。 まさに明るい雨というか雨上がりです これからの明るい未来を暗示するよな良曲です! ちなみに収録曲もそうですが 中盤の曲順もCDとレコードでは結構大幅に違います。 この頃のアルバムではありがちな現象なのですが 曲順や収録曲の違いって結構アルバムの印象を左右しますよねぇ まぁCDとレコードは収録時間がだいぶ異なるので仕方ないのですが… レコードは2面に分かれますしねぇ そんなことはともかく! 一切この類の曲を聴かなかった時期に BaBeだけはめっちやハマったポップデュオなのです! 1987年6月21日リリース
Jポップ 1987/08/21さこだ@趣味&日常
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REBECCA「Poison」
レベッカの6枚目のオリジナルアルバム 前作5th「TIME」でかなりソフトな路線に方向転換していましたが このアルバムでは少し4thの路線に戻ったような気がします。 ...といってもやはり4thよりはソフト路線かな… シングル曲は8th「Nervous But Glamorous」と 9th「MOON」が収録されています。 どちらも少し哀愁を漂わせたメロディで すごく私の好みにはまり曲ですが 特に「MOON」は当時から夢中で聴いていました でも少し気になるのは この曲聴くとマドンナの「Papa Don't Preach」と イメージがダブるのですよねぇ(笑 いや、きっと土橋さんは確信犯で 「Papa Don't Preach」を意識して作っていると思うのですが… そりゃ聴き比べればメロディーは全く違うのですが Aメロからブリッジ、サビにいたるまで 雰囲気がめっちゃ似てるのですが。。。(笑 まぁ、どっちも大好きでイヤというほど聴きこみましたし… 別に文句をつけているわけではないのです。 ただ共通点は多いかな…と… 元々NOKKOは和製マドンナをイメージしている時期もありましたから… まぁ細かいことはともかく「MOON」はめっちゃ名曲です。 A-1のオープニングらしいダンサンブルな派手な曲もいいですし A-3の「真夏の雨」もいいですよねぇ もともと「Nervous But Glamorous」のカップリング曲で ここに収録されているのはそのアルバムヴァージョンですが これを聴いていると焼けたアスファルトに夕立が降ったときの あの独特の匂いを思い出す感じなのですよねぇ まさに蒸しかえるような真夏の雨のイメージが 鮮明にイメージできてどこかにトリップしてしまいます すごいですよねぇ。。。こんな曲を書ける土橋さんも 歌い上げるNOKKOも… カッティングの効いたダンサンブルなA-4もいいですし インストゥルメンタルのA-5もステキです。 再びダンサンブルなB-1もご機嫌で B-2は「Nervous But Glamorous」はもちろん名曲です。 あ。8thシングル、9thシングルは 続けて月夜が舞台の曲ですね! だからこのころのNOKKOって「蒼い夜」のイメージが強いのかも… B-3は同じダンサンブル系でも明るいノリの また違う意味でNOKKOらしい曲です。 個人的に妙に後に残る曲です。 B-4はけだるい感じのバラードで アルバムの最後を飾るのは 後にリミックスヴァージョンも出てライブでも大人気の「OLIVE」です。 シングル曲でもないのに こんなにいろんなところで聴かれている曲もめずらしいような気もします。 バンドとしてもピークを迎えている時期のアルバムで 文句ナシに名盤中の名盤だと思います。 今聴いても最初から最後まで 息つく間もなく引き込まれる1枚です。 1987年11月28日リリース
Jポップ 1987/11/28さこだ@趣味&日常
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中村あゆみ「Be True」
1985年発売の中村あゆみさんの2ndアルバム デビューシングル、2ndシングルは ドラマの主題歌やCMソングに抜擢されていたものの 残念ながらセールス的には数字を残せなかったのですが 3rdシングルの「翼の折れたエンジェル」が カップヌードルのCMソングに採用され これが大ヒット!!!あゆみさんの最大のヒット曲となります。 この曲、実はデビュー直後のライブで既に歌われていたそうで 当時のファンの間でも評判が良かったということで 3枚目のシングルに選ばれたのだそうです。 で、このアルバムが「つばおれ」ヒット直後に リリースされたアルバムで 当然「翼の折れたエンジェル」も収録されています。 私も多くの方と同じで「つばおれ」であゆみさんの曲を 初めて聴いたのですが あの独特のハスキーボイスはこの時代にたくさんいた 他の女性ロックシンガーとは一線を画していて 一度聴けば非常に耳に残る歌声です。 それに加えて「翼の折れたエンジェル」が楽曲として 非常に良い作品だったこと、日清カップヌードルのCMソングという むちゃくちゃスポット数の多いCMソングに使われたこと いろんな要因が上手く重なって大ヒットに繋がったのだと思います。 余談ですがカップヌードルのCMソングといえば この1年前に大沢誉志幸さんの「そして僕は途方に暮れる」も 大ヒットしましたねぇ 両方ともCMからよーく覚えています さてこのアルバムの内容なのですが 「つばおれ」名曲なのは当然わかりきっていますが その他の曲もあゆみさんのハスキーボイスを うまく浮き彫りにした曲ばかりで なかなか楽しい1枚です 特にオープニングの「Drive All Night」は 「つばおれ」のリリースタイミングで 最後までどちらをシングルにするかを迷っていた曲らしく 確かにシングルカットしても十分売れそうなインパクトのある曲です。 あゆみさんのこの時代の曲は普通なら ギターソロが入りそうな間奏部が基本アルトサックスなのですよね これもなかなか新鮮で好きな部分です。 他にもA-3「ガールフレンド」 美しいバラードのB-2「Dear」 B-3「やせっぽっちのジョニーE.」あたりが個人的には 超おススメの楽曲です。 アルバムを通して聴いていると 「あぁ80年代半ばってこんな感じだったなぁ…」といろいろ思い出します。 バブル少し前の時代でこれから明るい未来が待っている…って感じの 時代の雰囲気がにじみ出ていたと思います。 まぁそんな時代感は抜きにしても 名盤であることに変わりはないと思います。 1985年5月21日リリース
Jポップ 1985/05/21さこだ@趣味&日常
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REBECCA「TIME」
すっかり国民的バンドになってしまった レベッカの5作目のオリジナルアルバム 最初に聴いた第一印象…いまだに良く覚えてる 「すっごくソフト&ポップになったなぁ」ですねぇ ロックっぽいテイストは皆無になった感じです。 このアルバムの製作前にギタリストの古賀さんが脱退し 4人で制作に入ったというのも無関係じゃないような気がします。 アレンジは全員で行っていたみたいだから そのあたりに影響しますよねぇ 結果的に前作以上に土橋さんが 中心になってアレンジも行われていたと思います。 余談ですが次回作の6thは4thにテイストが近いのです。 7thもそうですね だからこの5th「TIME」だけが少し前後のアルバムとは 異なるテイストに聞こえます。 少し地味な印象も受けるのが正直なところですが そこはやはり土橋さんの楽曲です 聴きこめば聴きこむほどやはりどれも良い曲ばかりです。 先行シングルとなった「LONELY BUTTERFLY」はやはり名曲ですし オープニングの「WHEN A WOMAN LOVES A MAN」もいいですよねぇ 基本的に作詞は全てNOKKOですが 「GIRL SCHOOL」や「CHEAP HIPPIES」は いかにもNOKKOらしい世界観で楽曲の良さも合わせて とってもインパクトのある曲です。 でも個人的に好きなのは アルバムの最後を飾る「NEVER TOLD YOU BUT I LOVE YOU」ですかね このアルバムらしい空気感というか 雰囲気を象徴している1曲だと思います。 あ、それからもう1曲 ガラスのように儚くて美しいバラードの 「WHITE SUNDAY」 この曲、このアルバムが発売された後のライブに行ったときに NOKKOがMCで「私が初めて書いた両想いの詩」って言っていて それを聞いて以来、異常に気に入ってしまったのです。 愛しさや切なさや溢れる色んな感情が詰め込まれている1曲だと思います。 …という感じで前作も相当聴きこみましたが このアルバムも当時から未だに聴きこんでいる1枚です。 間違いなく名作だと思います! 1986年10月25日リリース
Jポップ 1986/10/25さこだ@趣味&日常
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REBECCA「REBECCA IV 〜Maybe Tomorrow〜」
レベッカがまさに大ブレイクとなった 記念すべき4thアルバム 先行シングルの「フレンズ」の大ヒットを受けて 絶妙のタイミングでの発売となり 130万枚を売り上げています 私が高一の秋にリリースされていますが 正直、この頃の私って 一番聴いていたのが洋楽HR/HMで それからジャパメタって感じでした 正直、普通に流行っているJポップには全く興味がなく 当時はBOØWYやバービー、尾崎豊、アイドルならおニャン子全盛ですが 実は全く興味がなくほとんど聴いてもいません 部活もあったしバンドもあったし 夕焼けにゃんにゃんなんて実は見たこともありません(苦笑) ガンダム世代でもあるのですが ガンダムも全く見たことないのですよねぇ シャアって何?って感じなのです 多分そうとう変わったヤツだったんだろうなぁ(汗) でも!当時の時代を代表する レベッカだけはやたらと聴いてますし ライヴにも行ってますし 自分が参加していたバンドでコピーもしたし やはり特別なバンドであったことは間違いありません 歴代のどのアルバムも名作ですが やはりこの4thアルバムは別格と言ってもいいかもしれません レコードではなくCDとかで聴いていても 飛ばしてしまう曲が1曲たりともありません ものすごく強いて言えば飛ばすとしたら 「ちょっと聴き飽きてる」という理由で 大ヒットシングルの「フレンズ」かと思います。 それほど全体的にどれもいいんです! 35年経っても未だに一番好きなのは A-2の「プライベイト・ヒロイン」で それに甲乙つけがたく好きなのは 続くA-3の「Cotton Time」 さらに「76th Star」や 「ガールズ ブラボー!」、「London Boy」も 聴き始めればいつでもテンションMAXです! 中学・高校6年間で 相当の数のアルバムを聴いたかと思いますが(300枚くらい?もっとか…) 間違いなく聴いた回数もトップ10に入るアルバムだと思います。 これまでのレベッカのアルバムは 全て6曲収録とかのミニアルバムだったから (初盤レコードの場合) これが最初のフルアルバムでもあるのですよね 前作の「WILD & HONEY」で方向性と 足がかりをしっかり定めて まさにこのアルバムで持っていた実力を 満を持して爆発させたという印象です これを書くために改めて通して 聴いたけど今でも全く色褪せないなぁ… まぁ、自分の高校時代の思い出もあるからなおさらかな… 1985年11月1日リリース
Jポップ 1985/11/01さこだ@趣味&日常