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『MY BEST THANKS / 中森明菜』
12インチグラフィテイカルディスクなんて言い方をしているが、昭和の時代の言い方にすると『30センチEPシングル』って言うヤツです。早い話が見た目はLPレコード、入っている曲は各面1乃至2曲というシロモノだ。 当レコードの場合、収録曲は全3曲で、①7枚目のスタジオ・アルバム『BITTER AND SWEET』収録曲の「予感(飛鳥涼の作詞)」と、②新曲の「ありふれた風景(小坂明子の作詞)」と③「Don't Tell Me This is Love」である。ベストアルバムには入っていない作品群で構成されている渋い一品だと思う。中森明菜のスゴいところは、歌の『陰と陽』『動と静』を歌い分けることができることだ。だから、歌によって『中森明菜』自体が別物になる。今どきのシンガーにはぜったい出来ない芸当だと思う。 蛇足だが、『令和』の中森明菜は とてもJAZZが似合う歳になって来たというのが 個人的な感想。歳を重ねて、また別の光沢が出てきた。渋い中森明菜もこれまた 美味である。 https://youtu.be/RMeNA5a4y1w?si=xCx-JJxnpx3JkX9D
J-Pop ワーナー・パイオニア 1300円わびすけ
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『帰去来 / さだまさし(楽譜)』
昭和の時代、フォークシンガーがLPを出すと、数カ月後にはその楽譜が複数の出版社から発売されたものだ。音楽の仲間内では、「どこどこのがイントロ完コピ出てる」とか、そういう会話が欠かせない時代だった。(懐かしい… 今ならyoutubeで秒殺なのにね) ということで選ばれし一品がコレ。グレープ解散後、さだまさしがソロデビューしたファーストアルバム『帰去来』。当時の楽譜って、歌詞がページをめくらないでも見られる事と、コードの押さえ方がイラストで載っていること、それにちょっとしたピンナップ写真が購入の決め手だった。協楽社なんて、まだあるのかしらん (^^;; そう言えば、ピンナップと同じスタジャン着てたっけなぁ。^^; 青春してたなぁ
楽譜集 協楽社(KMP) 1200円わびすけ
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NHK連続テレビ小説主題曲集/ 〜マー姉ちゃん迄
今シーズンのNHK連続TV小説『ブギウギ』が昨日終了した。15分という短い時間、半年という長い期間、この2つの時間的矛盾を、上手く乗り切った作品だけに『名作』の称号が与えられるプレッシャーのかかる国民的番組だ。 その印象を大きく左右するのが、オープニングの音楽(楽曲)だ。それらを集めたこのレコード、当時、売れたのかしら… 今のように『歌』がない、メロディーだけの楽曲レコードだが、あの頃を思い出すにほ十分なシロモノだ。^ ^ ジャケットの熊谷真実さんはこの時、確か18歳だったと思う。。。サザエさんの作者である長谷川町子役の田中裕子さんもまだこの頃デビューしたてだった。
ドラマ音楽 NHKエンタープライズ 3000円わびすけ
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旅支度/ 小椋佳
私が中学1年の時、初めて買った小椋佳のレコードがこれである。友人から「是非聞いてみて」と言われて聞いたこの曲は、ベストアルバムなどには入らない、(当時、発売されたどのLPにも入っていない)ハズレ曲の様な感じだが、私にとっては「シクラメンのかほり」より印象に残っている名曲中の名曲である。ストリングスアレンジは、言わずと知れた星 勝氏である。 その後、アニメ『マルコポーロの冒険』に使われた『また、旅支度』とよく混同されるのだが、私の推しは、断然 先に発表された『旅支度』の方だ。
ニューミュージック ポリドールレコード 500円わびすけ
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熱き心に/ 小林旭 歌
この曲は当時、AGF maxim コーヒーのCMソングだった。小林旭氏と言えば、昭和を代表するコテコテの演歌歌手の一人だ。それを松本隆・大滝詠一のコンビが見事にニューミュージックシンガーにコーディネートした。小林氏自身がまだ十分若い頃だったので、レコードのジャケットは本人のピンナップでも全く問題はなかったと思うのだが、実際には違った。それは海を見つめる1人の男の後ろ姿が描かれた一枚のイラストだった。非常に渋いその絵は 昭和の男達の浪漫を一層かき立てたのだろう。演歌・ムード歌謡・ニューミュージックがいい意味の化学反応を起こし、大ヒットとなった。 ちなみに私が好きなのは、大滝詠一がおん自ら歌ったセルフカバーバージョンである。 https://youtu.be/YG5l-bzVm6c?si=mX_yBnDIOSk_sh2K
演歌・歌謡曲 ポリドールレコード 500円わびすけ
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狼少年ケン / ひかりのくに絵本
このアニメを見た時、素朴な疑問がひとつあって。。。それは、ケンって『日本人?』ということ。もし、日本人だとしたら、そもそもどうやってアフリカへ行ったの?どうしてそんなとこ行ったの? まぁ、あまり深く突っ込まないようにしよう ^^; ところで、オオカミの兄弟 チッチとポッポ。片目のジャックという兄貴分がいたのを覚えているかな。『ジャングル大帝』とはまた違った名わき役達が沢山登場していました。懐かしいなぁ。あのオウムの名前はなんだったかなぁ。『ココ』はジャングル大帝のオウムだったかなぁ。どなたかご存知でしたら教えていただきたい。 そういえば昔、森永乳業のココアのキャラクターとして、利用されていたんじゃなかったかなぁ。オマケにキャラクターの『おきあがりこぼし』が入っていたと思う。うっすらとした記憶だけど。。。
まんが絵本 ひかりのくに絵本 300えんわびすけ
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限りなくアホに近い男/ 亜月裕 作
1970年代の別冊マーガレットの三大有名作家は『くらもちふさこ、槇村さとる、亜月裕』であると私は思っている。その亜月裕の作品。このギャグ漫画要素満載の画風を継承したのが、コレより後に発表される『伊賀のカバ丸』だ。当時の少女マンガの王道であるラブストーリー感が欠如しているのが彼女の作風であり、そこが彼女の最大の魅力だと私は思う。
まんが 集英社 320円わびすけ
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TEZUKA OSAMU展/ 東京国立近代美術館編集
私が長年勤めていた電気メーカーがある時、BSチューナー内臓の小型テレビのCMキャラクターに手塚治虫先生のマンガキャラクターを使用したことがあった。1990年初頭のことである。その時、関係者に社内配布されたMOOK本がコレ。手塚治虫氏の歴史書の様なものだ。『新宝島』から1990年当時迄の執筆されたマンガ原稿と紹介文が、日英2カ国で掲載されている。 ちょっとマニアックな内容が気に入っている。『リボンの騎士』が『少女クラブ』連載版と『なかよし』連載版とがあることを初めて知った。^ ^ そして、コレを見てやはりディズニーの『ライオンキング』より『ジャングル大帝』の方が圧倒的に素晴らしいとつくづく思った。 4月( 2024年 )になって、久々にBSでアニメの『ブラックジャック』が放映されるそうで、とても楽しみ ^ ^
Mook本 東京国立近代美術館編集 不明わびすけ
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『放課後』/ 槇村さとる 作
1970年代、私が通っていたのは都内のとある男子高だったのだが、高二の時、同じクラスだった友人の影響を受け、いきなり『別冊マーガレット』のファンになった。中でも、槇村さとるさんの作風が好きだった。私が初めて読んだ彼女の作品がこの『放課後』である。嗣美ちゃんという何の変哲もない、何処にでもいそうな女子高生の他愛もない日常生活と恋バナなのだが、私にとっては今で言うところの『推し』1号となった。 当時、私はシンガーソングライターの真似事をしていたので、このストーリーをお借りして曲まで作ったものだ。 https://youtu.be/RT7fnbsKTgY?si=5kYIKVilkx9s4lTL
まんが 集英社 320円わびすけ
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図で見るワールドカップ74 全ゴール/別冊サッカーマガジン
まだ家庭用ビデオデッキが普及していなかった1970年代、テレビの放送は実際に目で見て、自分の脳裏に焼き付けるしかなかった。あとは、写真。スポーツでは『分解写真』と言って、連写を見て自分の頭の中で動かすしかなかった。 これは私が中学2年の時に西ドイツで行われたワールドカップのゴール記録集である。全ゴール時の様子を写真と図で解説している。これでよく分からないものは、当時、テレ東で放送されていた『三菱ダイヤモンドサッカー』での放送を待つしかなかった。(^^;;
スポーツ ベースボール・マガジン社 700円わびすけ
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映画音楽集( 昭和版 )
ジャケットのテイタム・オニールは私より三歳年下。もう還暦過ぎたんだね。お互い歳をとったものだ。初めて見たのは私がまだ中学生の時、映画『ペーパームーン』のポスターで三日月に座っている小さい女の子だった。 その後、このレコードジャケットの『がんばれベアーズ』で一躍有名に。このレコードにもちゃんとそのメインテーマが入ってますよ。^ ^ 他にも、裏ジャケットになっている『ラストコンサート』のメインテーマが哀愁漂っていて、何ともイイんだなぁ。高一の時、友人が8年間片思いを続けていた相手に告白し、失恋し、2枚のチケットを握りしめて一人で観に行ったと話してくれた。
映画音楽 コロンビアレコード 4000円わびすけ
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西部劇映画音楽コレクション( 昭和版 )
私が高校時代、何といってもLPジャケットが気に入って買った一枚。仮面ライダーで言うところの『◯◯人ライダー大集合』的なワンショット。こんな場面は劇中にはなかった気もしますが、いかがでしょうか。 『荒野の7人』はもちろん『真昼の決闘』『大いなる西部』『シェーン』『駅馬車』など西部劇映画音楽のクラシック作品が満載の作品。音楽を流しながら目を閉じると、様々なシーンが蘇って来るのは もう生い先短い歳のせいかも…
映画音楽 コロンビアレコード 2200円わびすけ
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燃える男のバラード/ 巨人軍 長嶋茂雄
私の父が他界して早や18年の月日が経とうとしている。父は巨人が好きだった。長嶋茂雄が好きだった。父の高校時代、父は浦和商業だったのだが、その頃、浦商野球部はかなり強かったらしい。その野球部が県営大宮球場での千葉 佐倉高校戦でチビの一年坊主にホームランを打たれて負けたんだという。そのチビの一年坊主が父曰く、長嶋茂雄だった。 このレコードは、長嶋茂雄が巨人軍を引退した翌年の父の誕生日に 私がプレゼントしたモノである。ナレーションは若き日の仲代達也。今となっては貴重な形見の一枚となった。
ドキュメンタリー コロンビアレコード 2000円わびすけ
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警部マクロード/ サラブレッドブックス
刑事コロンボ終了後、NHKで放送されたのがこの『警部マクロード』だ。コロンボから一転、アクションモノとなったマクロード警部。テンガロンハットをかぶっていて、ちょっと見 西部劇に見えるが、そうではない。れっきとした現代劇である。 1970年代前半に放送されたと思うのだが、コロンボほど再放送もなく、今となってはむしろこちらの方が『骨董品』化した作品になってしまった。^^;
小説 サラブレッドブックス 430円わびすけ
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宇宙からのメッセージ/ 石ノ森章太郎 作
今となっては、スターウォーズⅣがあるので、『二番煎じ』と言って済まされてしまいそうだけど、実はこっちの方が発表が早いんですよね。 まあ、コレはコレで楽しみましょう ^ ^ 『スペース八犬伝』みたいなストーリーに『日本らしさ』を感じますね。映画も制作されていて、上映から2年後、アメリカの『サターン賞』の最優秀外国映画賞にノミネートされた作品だったんですね。お見それしました。さすが深作欣二監督。^ ^ ところで、マンガの見開きページのコマ割は『サイボーグ009』を彷彿させるタッチ。巻頭カラーページもあって一読の価値あり!!
漫画 小学館 550円わびすけ