ドイツ M10 パンター (偽装戦車) 第150装甲旅団 アルデンヌ 1944年

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第二次大戦末期、1944年12月16日にはじまったドイツ軍最後の反攻作戦バルジの戦いの中で行われた偽旗作戦がグライフ作戦です。
その作戦の中で使用されたのがパンター戦車をアメリカ軍のM10駆逐戦車に偽装したパンターM10偽装戦車です。
ベースとなった車両はパンターG型で、砲塔のキューポラを取り外し、砲塔や車体の周りに鉄板で作られた偽装パネルを装着。
カラーリングもアメリカ軍のオリーブドラブに白い星のマークを描いていました。
5両から10両が作られたといわれ、作戦を考案したオットー・スコルツェニーが指揮する第150装甲師団に配備されて作戦に参加。
残念ながら大きな戦果を上げることはできませんでしたがその仕上がりは鹵獲したアメリカ軍も驚かせたのです。

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