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コシノジュンコ 56(語録) 「大丈夫」
「大丈夫。何事にも動じない」 常に、どんと構える、それが大切。 予期せぬトラブルに見舞われ、我を失って慌てると 判断を誤って死に繋がりかねません。 だから、冷静に判断する。 私、東日本大震災の時に、本当に痛感したんです。 日常の中で直面する、あらゆる局面、 プライベートでも仕事でも、同じことですよね。 過酷な状況でも、少し冷静になると大切なことが見えてくるはず。 今、この時に何をなすべきなのか、何が最善なのか。 この状況におけるベストの行動は何なのか。 常日頃から意識して、動じずに対応できる心を保ちたいものです。 「大丈夫。一歩引いてみよう、全体が見える」 これはデザインに関する私の理念ですね。 いいか悪いか判断するときの。 私自身はこのデザインが大好きなんだけれど、私抜きにして、 世間の人から見たら、どうなんだろう? 今の時代に合っているのかなあ・・・・って。 点(個人)で見るのと、線(世間)で見るのと、 どうなんだろうって。 そう、一線引いて考えることも、大切にしています。 でも、第一印象でピンとくるものって、やっぱり大切ですね。 まあ、すべてではないですけれど、だいたい合っていますね。 「大丈夫」という文字には、すべて「人」がはいっている。 「人」が大切。 デザインの原点を考えてみる。 日本の美というのはやっぱり引き算だと思う。 一方の西洋は付け足す。
大丈夫 コシノジュンコ 1800円0318
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南青山 キラー通り コシノジュンコのブチック
「タイガース」や「フラワー・トラベリングバンド」などのグループサウンズの衣裳を多く手掛けるなど、 時流に先駆けたコシノジュンコのデザインは大変な人気でした。 その、コシノジュンコのブチック「Colette」が、 南青山外苑西通りに移転したのは、1970年のこと。 青山墓地沿いの、外苑西通りは、タクシーなどの自動車の往来こそ激しいが、 人通りの全くない暗く寂しい通りでした。 そんな暗闇の続く外苑西通りの中で、 真っ赤な唇をかたどったコシノジュンコのブチックだけが 唯一 人だかりのある、人気のスポットでした。 そして、この通りを「青山キラー通」と名付けるに及んだ。 店内には、やはり古時計がディスプレイされていました。 彼女の個性的な唇を意匠にしたファサードやロゴのデザインは、 友人の宇野 亜喜良による。 憧れの 宇野 亜喜良 37Fに記載しています。
ブチック 「Colette」 コシノジュンコ 南青山 キラー通り0318