Muscovite マスコバイト(1)

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雲母は大きく黒雲母(Biotite)、白雲母(Muscobite)、紅雲母(lepidolite)の3つに分けられる。
黒雲母はマグネシウムや鉄を含む濃い色の雲母で、鉄雲母、金雲母がある。
白雲母はアルミニウムを非常に多く含む薄い色の雲母で、クロム雲母、絹雲母がある。
紅雲母は鱗雲母又はリシア雲母とも言い、ピンク色の雲母である。

雲母の多くは層状の構造を持ち、剥がれやすいのが特徴で、「千枚剥がし」とも言われる。
電気や熱に強く、絶縁体に利用される事が多い。

黒雲母はカリウム、マグネシウム、鉄、アルミニウムなどを含んでおり、結晶は透明、半透明、不透明と様々で、テーブル状、短柱状の形状をしている。
白雲母は、カリウムとアルミニウムを含んでおり、結晶の端は双晶になっているものが多いが、結晶の形を取らない場合は、鱗片状や散在する薄片のことがある。
紅雲母は、粒状、鱗状の集合体となるが、小さい六角の板状、柱状になる事もある。

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