Opal オパール(2)

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ファイアーオパールとは遊色効果を示すプレシャス・オパールを指す言葉だったが、この石が市場に出て以来、メキシコ産の赤橙系のオパールを遊色の有無を問わず、ファイアーオパールと呼ぶ様になった。

オーストラリアオパールはかつて海底であった場所から産出するが、メキシコオパールは太古に火山活動のあった地域から産出する。

ファイアーオパールには遊色効果を示すものもあるが、虹色の輝きがはっきりしているものは稀である。
この遊色効果は、石の内部に詰まった微細な珪酸の球体が光の回析を起こすことにより生じる。
この現象によって、見る角度により色が様々に変わるのである。

珪酸の配列が規則的であることで珪酸の球体が並ぶ各平面層の幅に応じて光の干渉が生じる。
これを遊色効果(プレイ・オブ・カラー)と呼ぶ。

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