【1989/09/18】ユーロパリア日本祭記念郵便切手

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ユーロパリア日本祭を記念して、平成元年9月18日(月)に62円及び70円(外国あて航空便の葉書料金)郵便切手を発行しました。
<ユーロパリア日本祭について>
ユーロパリア(Europalia)とは、"Europ"と"Opalia"(古代ローマの収穫祭)の合成語で「ヨーロッパの祭典」を意味するものです。
このユーロパリアは、1969年以来およそ1年おきにベルギーで開催されているフェスティバルで、毎回テーマ国を決め、その国の文化、芸術を様々なイベントを通して紹介するものです。
今回のテーマ国は日本で、1989年9月26日から12月17日まで、歌舞伎、能、文楽などの伝統芸能から、演劇、映画、音楽など現代の芸能に至る日本文化の全般が紹介されます。
ユーロパリアは、今回で10回目となりますが、ヨーロッパ以外の国からテーマ国が選ばれるのは、今回が初めてのことです。
<意匠について>
62円切手、70円切手共に、意匠には、重要文化財に指定されている紙本金地著色阿国歌舞伎図(国立京都博物館所蔵)の一部分を採用しました。この作品は、ユーロパリア日本祭の催事の一つ「日本美術における人間像展」に出品されることになっています。
<日本・ベルギー同日発行について>
ベルギーで発行される記念切手の意匠は、重要文化財に指定されている木造上杉重房坐像(神奈川県明月院所蔵)で「日本美術における人間像展」に出品されることとなっています。

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