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資料
http://minolta.eazypix.de/lenses/ 一番信頼できる資料は『MINOLTA SR LENS list』 、ほぼ全てのミノルタMFレンズを網羅している そもそも情報収集のため集めた以下の資料に海外専用レンズ等の記載がなく参考にならない面がある カメラの情報は詳しいがレンズになると情報が少ない 「ニューフエイス診断室」は当時の検証を集めたもので1次資料として価値が高い 「ミノルタかく戦えり」は社内の視点がわかる貴重な内容 ミノルタレンズと言えば、レンズ設計者、仙人斎藤利衞の伝説がまことしやかに伝わるが、当時の社内での扱いが垣間見える、また、ライカとの提携等も見方が変わる 昭和45年 写真工業'70 7月 ミノルタSRのすべて 昭和53年 日本カメラ ミノルタXD XD-Eの使い方 昭和53年 ミノルタのすべて 昭和63年 クラシックカメラ専科 ミノルタカメラのすべて 平成08年 アサヒカメラ8月 平成09年 写真工業1997.10 平成13年 ニューフェース診断室 ミノルタの軌跡 平成15年 ミノルタカメラの全て 平成18年 ミノルタかく戦えり
あんのうん01
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水中ハウジングシステム
カタログでその存在は知っていましたが、そのカタログに写真も無く、どういった物かも分かりませんでした。 そんな中、ネット徘徊中にヤフオクで見つけ、競ることなく落札 いままで幻と思われたブツを入手できました 1996年6月、MINOLTA Vectis S-1はレンズ群や周辺機器を一通り揃えて登場したものと思っていましたが、カタログなどを見るとこの水中ハウジングシステムは6月には間に合わなかった様で、1996年秋登場予定となっています 『ベクティス用水中カメラハウジングシステム』 「カメラハウジングUH-S1」 アルミ合金製 耐水深75m 170×132.5×106.5 1,400g 使用可能レンズ Vズーム22-80mm f4-5.6 Vマクロ50mm f3.5 「フラッシュハウジングUH-3500」 ポリカーボネイト製 耐水深50m 109×162.5×126.5 525g 購入時の説明書や保証書も付属されており、このセットにはアームやマグニファイヤーが欠品している様です
ミノルタカメラ株式会社あんのうん01
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レンズスタイルカメラ DSC-QX100
レンズスタイルカメラ Cyber-shot DSC-QX100 2013年10月25日にソニーから登場 Wi-Fiを利用してスマートフォンを液晶モニター代わりにするデジタルカメラ 基本スペックは同年7月に登場したSONY RX100M2と同等 当時、スマホはまだセンサーサイズが小さくカメラ性能もコンデジの方が優勢 スマホでは物足りないカメラ性能を本機に依存するというアイデアを元に登場 私個人はサブカメラとして1型センサー機RX100が希望に合うものの、人気から中古でもまだ値が高く購入を躊躇 本機はモニターが無いものの中身はRX100m2であり価格も安いのでこちらで妥協して購入 後にG9XMark2を購入して本機の所有意義はほぼ無くななったものの希少なSONYの変態レンズスタイルデジカメということでたまに使用 基本的にカメラを使用するためにはいちいちスマホとWi-Fi接続しなくてはならないというデメリットが終始つきまとう もの好きでなければ買ってはならない 私有機の病状として中央にうっすらパープルのゴースト様が映る 以下SONYホームページより抜粋 スマートフォンでRX100IIの高画質を実現 大型1.0型(13.2×8.8mm)の裏面照射型“Exmor R(エクスモア アール)”CMOSセンサーを搭載 F1.8大口径カールツァイス「バリオ・ゾナーT*」レンズ 光学3.6倍ズームレンズ 広角28mm〜中望遠100mm 7枚羽根円形絞り 多層膜コーティング「T*コーティング」 薄型非球面レンズ「AAレンズ(Advanced Aspherical=高度非球面成型)」採用 光学式手ブレ補正 画像処理エンジン「BIONZ(ビオンズ)」
レンズスタイルデジタルカメラ SONYあんのうん01
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SAL1870
数年前ヤフオク!を監視中、シルバーのミノルタレンズを着装したα300のシルバーボディーが安価で出品されていました 黒色のα300を所有していますが諸々のトラブルからあまり使用していません 出品者は「α300」(アルファ)を「A300」(エー)と題しており(※間違いではない)添付の写真もレンズのミノルタマークが際立ち、玉数の多く安価なMINOLTA α sweetシルバー(フィルム)にしか見えません 結果として競うこと無く市価の半額以下で手に入れることができました 時が経ちフッとこのα300に純正SONYレンズを付けてみたいという欲求にかられ、ネットを監視して、これまた安価でSAL1870シルバーを入手し、一見してビギナー用レンズキットが完成しました このレンズ、色にこだわらなければ1000円台で入手可能、たぶんAマウントレンズで一番安価で、玉数も多く、まさにジャンクレンズです SAL1870(DT 18-70mm F3.5-5.6) 2006年にSONY初のレンズ交換式一眼レフデジタルカメラα100が登場し、そのキットレンズが本レンズです その後、α200、α350、α300の標準キットレンズとして継続され、2010年SAL1855に引き継がれます 本レンズは2005年に登場した α Sweet DIGITAL レンズキットの標準ズーム 「コニカミノルタ AF DTズーム 18-70mm F3.5-5.6(D)」をSONY銘にしたものということは有名な話 使用してみると小型軽量、コントラスト高めでボケも悪くない 国内サイトを監視しても同レンズを解析したサイトにはたどり着きませんが、海外サイトでは検証されています 国内サイトより海外サイトの方が評価が高いレンズです そして多くのレンズ検証サイトの評価は 軽量コンパクトで安価、値段の割にはよく写り、一言で言えば「悪くない」という結論に集約されます マイナスポイントは解像力が1000万画素を超えるセンサーに対して十分にシャープな解像を提供できない。 中心はそこそこシャープに写るが周辺では十分な解像度が得られないと評価されています 非球面およびED(特殊低分散)ガラスレンズが使用されています 以下詳細 レンズ構成 9群11枚 絞り羽根枚 7 枚 焦点距離 18~70 mm 35mm換算で焦点距離27mm~105mm 最短撮影距離 0.38m 最大撮影倍率 0.25倍 開放F値 F3.5-5.6 フィルター径 55 mm 最大径x長さ 66x77 mm 重量 235 g 希望小売価格33,000円(税込)
レンズ SONYあんのうん01
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MINOLTA(ミノルタ)SR-2
#ミノルタSR-2 1958年10月発売 発売時価格51,500円 650g 昭和29年フォトキナでライカM3が発表 これに触発され開発を進め完成したのが試作機ミノルタスカイ これを売込みに自らアメリカに向かった田嶋社長は、現地でライカの終焉、一眼レフ時代の到来を聞きつけスカイ発売中止、並行して開発を進めていた一眼レフカメラ開発に注力 設計技師杉山萬三雄より ミノルタ35の売れ行きが減少しスカイ開発に注力していたところこれが没になり、一眼レフカメラ設計の司令をうけた。 当初は ・ミノルタ35形式のシャッターで1/500秒 ・クイックリターンでなくて良い ・絞りはオート絞りだけで良い、ウインクリターンにしなくて良い ・2ヶ月後に出図せよ というもので、各々シャッター関係とミラー関係の設計に別れ昼夜兼行で設計し3ヶ月かかって工場に出図。工場に出図するやいなや ・クイックリターン式 ・シャッター速度1/1000秒 に仕様変更を求められ、必死に抵抗するも何とか間に合い発売にこぎ着けた 昭和33年(1958年)ミノルタの初代一眼レフカメラ として『SR-2』が登場 B・1〜1/1000秒の一軸不回転倍数系列シャッター、クイックリターンミラー、セルフタイマー等々、当時の最先端技術が盛り込まれた このカメラからSRマウントが登場する ミノルタの歴史の中で転換期が2度あると言われ、一度は言わずと知れた「αショック」、そしてもう一つに挙げられるのがこの一眼レフ「SRシリーズ」の登場、これにより60年代、日本のカメラ列強の一員に加わることができたと言われる 当時の社名は千代田光学精工、ブランド名がミノルタ
フィルムカメラ 千代田光学精工 不明あんのうん01
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MINOLTA W.ROKKOR 35mm f4(初期型)
1960年 4群5枚 210g Φ55 最小絞り値f22,最短撮影距離0.4m 無印と呼ばれるシリーズで、界隈では軽量コンパクトで人気のレンズ この35mmf4は35mmf2.8の廉価版 35/2.8が当時25,100円のところ、このレンズは当時9,900円 eBayで箱、ケース、前後キャップ付きと絶好なコンディションで迷わず購入 キャップやケースのロゴが古いロゴなのが萌ポイント
レンズ 千代田光学精工 不明あんのうん01
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MINOLTA V MACRO LENS 50mm f3.5
ミノルタVシステムのマクロレンズ MINOLTA50mmマクロレンズは1961年、いわゆる無印からが登場し、1981年のNewMDまで4群6枚の基本構造そのままに20年間継続されました その後、αショックではAF化されたマクロ50mmf2.8が6群7枚で登場、Sonyレンズまで引き継がれます そんな中、1996年のベクティスS-1と共に登場したレンズ群の中のマクロレンズが本レンズです ミノルタVマウント 5群5枚 Φ46mm 最短撮影距離0.23m 絞り羽根7枚 重量140g ハーフマクロレンズ 絞り、フォーカスとも電子制御 手動のマウントアダプターでマクロレンズ撮影する場合、本レンズはインナーフォーカスのため、ベクティスS-1等の本体に接続してレンズのインナー部を少し伸ばし、手動で引き出したり、縮めたりして倍率を変更させる必要があります ※最近はコツを掴んだ様で力技で引き出せる様になりました ミノルタVレンズは8本 高価なのは2種類、レフレックス400mmf8と17mmf3.5RD 残りは安価で売買されていますが、50mmf3.5の玉数は少なめです https://twitter.com/unknown001z/status/1541921104784003073?t=cB9Ftcn6HACIzB3QmepzRg&s=09 https://twitter.com/unknown001z/status/1541964393113460736?t=obkYoyXPNuerU0pK77Sihw&s=09 https://twitter.com/unknown001z/status/1542228602858504192?t=zH96DasYDNlz9MFRp5x28g&s=09
レンズ ミノルタカメラ株式会社あんのうん01
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MINOLTA V LENS 25-150mm f4.5-6.3
MINOLTA V LENS 25-150mm f4.5-6.3 1997年6月、APS対応一眼レフベクティスS-1の簡易型としてベクティスS-100が登場 S-100 と同時に登場した新ズームレンズが当レンズ、ミノルタVズーム25−150mm f4.5−6.3 35ミリ換算で約31ミリ〜188ミリとなる6倍ズームレンズ 12群14枚 最短撮影距離0.8m フィルター径Φ55mm 300g 当時の販売価格46,000円 APSシステムのメリットを活かすべく本レンズも小型軽量 全長76,5mm×最大径Φ66mm レンズの操作部はズームリングのみ フォーカスリングも省略、手動によるピント調整はできない構造 当時のカメラ雑誌によるS-1に取付けたテストでは曇天時の遠方や薄暗い室内における合焦率は50%を下回る また、合焦しない場合はシャッターが下りないデメリットを有する 周辺減光はやや目立つが、絞れば解消する コンパクトな高倍率ズームながら広角から望遠まで安定した描写、また、開放から高い解像性能を発揮する https://twitter.com/unknown001z/status/1457430953526116352?t=JaKN37JEz6dIkFvurOOWRg&s=09 https://twitter.com/unknown001z/status/1476306872982728704?t=AuaBnamWyplnFNZVClwOWw&s=09
レンズ ミノルタカメラ株式会社あんのうん01
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MINOLTA V LENS 22-80mm f4-5.6
MINOLTA V LENS 22-80mm f4-5.6 1996年、新写真システム(APS) 設計によるレンズ交換式一眼レフの第1号、ミノルタベクティスS-1と共に登場した5本のレンズの1本 ミノルタVシステムのズームレンズ 10群12枚 35mm換算28-100mm 最短撮影距離0.4mm フィルター径49mm 220g 当時の販売価格38,000円 防滴設計 レンズの最後面に非球面レンズを使用 幅広い領域で活躍する軽量コンパクトの3.6倍標準ズーム 解像力からみた画質は開放時の画面中心の解像力を見ると焦点距離22ミリから56ミリまで高い値、これを絞ると解像力が減少する 開放時の画面平均解像力もワイド端テレ端ともまずまずの水準を保つ 全体的にコントラストの高いレンズ ベクティスの魅力、軽量コンパクトは本レンズも同じ 最大径62ミリ、長さ57.5ミリ 同時期(1998年)に発売された標準レンズ、ミノルタAFズーム28-80mm F3.5-5.6Ⅱが非球面レンズ未使用、10群10枚、直径68mm、長さ74ミリ、重量230gと重さはほぼ同一ながら、一回り大きいのを見ると、本レンズのコンパクトさが際立っています 時代は繰り返す 最新のSONYレンズを見てると、それを彷彿とさせる https://twitter.com/unknown001z/status/1455015910566031367?t=d0g3-WBBK8oHlN-cNdvZ6g&s=09 https://twitter.com/unknown001z/status/1452774898233798658?t=tXBYphA7XjOCnK_-VNBVJw&s=09
レンズ ミノルタカメラ株式会社あんのうん01
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MINOLTA NewMD 50mm f2
MINOLTA NewMD 50mm f2 1981年 5群6枚 Φ49 最小絞り値f22 最短撮影距離0.45m 150g NewMD共通の特徴ですが、コーティングはパープルとシナバー、MD爪、最小絞りロック ミノルタは新しいロゴを採用し、ロッコール銘が無くなりました。 輸出専用レンズのため情報が少ないです。 X-700の登場に合わせてNewMDシリーズが登場します 検索すると輸出専用のX-300や輸出仕様のX-500等にこのレンズの着装例が散見されます 輸出用機でもf1.7の装着例が多いので、このレンズは廉価版と思料されます ネットのでは最も優れた性能なんて声も見受けられ、海外比較サイトでも、ミノルタマニア界隈でそう伝わるのを前提に同時期の50mmを比較しています 評価は非常にバランスの取れたレンズ 中央は50/1.2より優れ、開放で50/1.7、50/1.4に近い、f4までは他に劣る、コーナーは50/1.2と同程度で50/1.7、50/1.4より劣る と評価されてます 何と言っても標準レンズで150gと軽量コンパクトで扱い易いレンズです 作例 https://twitter.com/unknown001z/status/1497788606190010368?t=fWXbS68fBD3BxPuJ7Sx3hA&s=19 https://twitter.com/unknown001z/status/1332499383011532802?t=3fSA88g4QXSN8g77rng9tA&s=19
レンズ ミノルタカメラ株式会社 eBayあんのうん01
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MINOLTA NewMD 35mm f2.8
NewMD 35mm f2.8 5群5枚 φ49mm 最短撮影距離0.3m 170g 1981年登場 国内でのデータは少ないので海外の比較サイトを確認すると、傑作レンズとべた褒めされています MINOLTA NewMD 35mm f1.8と比較しても甲乙付けがたい f2.8からf4までは高価なf1.8より当レンズの方がシャープ、f4以降は同等、しかし、そもそも物理的にf2.8にf1.8という数値は存在しないので、どちらが最高という選択はできないとしています 更に、『Sony Carl Zeiss Sonnar T* 35mm f/2.8 ZA』と比較して「同じ写真を撮ることができます。 それ以上ではありません。尚、これらのレンズの差は約35年ある」という評価で、現代のレンズと比較しても遜色ないレンズとしています 私の個体は撮影中にストラップが外れ落としてしまい、前面の銘板が破損してしまいました。 レンズ自体に傷はなかったので、そのまま使用しています https://twitter.com/unknown001z/status/1366351417791770625?t=zuLsuDvhnLaJtdDn0rBG5A&s=19 https://twitter.com/unknown001z/status/1365688996676792320?t=UjScKj2z9n0ZHZx9f1ukpg&s=19 https://twitter.com/unknown001z/status/1366342446683103233?t=5veniTBYgCPwC6SJjp2TcA&s=19
レンズ ミノルタカメラ株式会社あんのうん01
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MINOLTA NewMD 28mm f3.5
MINOLTA NewMD 28mm f3.5 5群5枚 170g Φ49 最短撮影距離0.3m 最小絞り値f22 1981年登場 他のNewMDと同様にシナバーとパープルのコーティング ミノルタMF28mmf3.5の最終型 当時28mmレンズは f2、f2.8と本レンズの3種類 当然一番安い廉価版 NewMDレンズ群でも50/1.7、35/2.8に次いで安いレンズ 当時、MFズームレンズが続々とデビュー ミノルタでも24-35mmや24-50mmの広角域からのズームレンズもありましたが、現在、市場にあふれる本レンズを見ると、この単焦点レンズの人気が分かります その実力は海外の比較サイトで「見た目と異なり強力、ミノルタレンズで最も過小評価されるレンズ」「28mmf2と競合するような高性能のレンズ」と高く評価され、「小さく、軽量で、耐久性があり、安価で、収差が小さく、IQが優れている」と締めくくられています。 当時の資料では、界隈で評価の高い35mmf2.8(5群5枚)レンズはまず、この28mmf3.5(5群5枚)の発展形とされています。
レンズ ミノルタカメラ株式会社あんのうん01
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MINOLTA NewMD 28mm f2.8
MINOLTA「MD」には3種類、所謂MD爪の付いたロッコール銘の1型、フロントリングに変更のあった2型、外観上諸々変更がありますが、ロッコール銘の無くなった所謂New MDと呼ばれる3型に分類されます。 更に同じMD2型でも口径違い等で分類できますし、重量やサイズで違いがあります。 ところが、このNewMD28mm f2.8には2種類 7群7枚の前期と5群5枚の後期が存在します。 大きさ、重さ、すべて同じスペックなので区別がつきません。 ネット情報ではフロント銘板に差異があるとの情報がありますが、真偽不明なので、分解して確認するしか手段が無いようです。 たまたま程度の良いものを安価で入手し、少チリのみでカビ等は見受けられないので、わざわざ分類のために分解するつもりはありません。 7群7枚、若しくは5群5枚 φ49 最短撮影距離0.3m 185g 1981年〜 NewMDはパープルとシナバーのコーティングが特徴ですが、購入したレンズは緑と青のコーティングが認められます。 https://twitter.com/unknown001z/status/1515823549621145605?t=OfSlFGNb3epEAPADmVdzgg&s=19
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MINOLTA MD ZOOM ROKKOR 50-135mm f3.5
MINOLTA MD ZOOM ROKKOR 50-135mm f3.5 10群12枚 480g 最短撮影距離1.5m 1978年 当時、レンズは単焦点が基本なので、このレンズの場合、標準50mmから望遠135mmまでを補うポートレート向けのレンズとなります この頃からAFズームが出る1985年にかけて、各種ズームレンズが登場します 本レンズも2代目まで存在し、他メーカーに同スペックのレンズが存在するのでそれなりに人気があった様です 海外の検証サイトでは 『シャープネスはコーナーで強く落ちるが、中央は見栄えがよい、言い換えると、ポートレート写真に適しています。 須くミノルタレンズは平均レベルより優れています 本レンズのテスト結果、シャープネスは、期待するほど良くはない。 言い換えれば、写真家向けではあるが、スペック厨向けではありません。 「写真家のメインのポートレートツールとして強くお勧めします」とは言えませんが、便利な焦点距離、フレームの適切なゾーンでの優れたIQ、少なくとも試してみる価値はあります。 また、これはかなり安いレンズです。 本レンズは他のポートレートズームの中で上位に位置します。』 と評価されています。 実際、使用して悪い印象はありませんが、最短撮影距離が1.5mという点は使いづらい面となります https://twitter.com/unknown001z/status/1514374000322887682?t=2zpJcuTGEb00RDf1RfjESg&s=19 https://twitter.com/unknown001z/status/1516413560796385289?t=4cVs4LEYlCOvCd0l0gmQ2A&s=19
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MINOLTA MD ZOOM ROKKOR 35-70mm f3.5(初期型)
MINOLTA MD ZOOM ROKKOR 35-70mm f3.5 (初期型) 7群8枚 最小絞りf22 365g 最短撮影距離1m 1978年9月 当時価格66,800円 言わずと知れたLeica VARIO-ELMAR-R 35-70mm f/3.5の兄弟レンズ 40-80/f2.8の後継として設計 当時は単焦点レンズが基本なので50mmを中心に広角側35mm望遠側70mmと3本分のレンズを1本で補えるとゆう見方 また、f3.5というf値も高感度フィルムの浸透というファクターが関係します オールドマニュアルズームレンズはあまり人気のない分野です コレは単焦点のキレイなボケや解像感に対して、過渡期のキットレンズやお手軽ズームレンズの描写がイマイチだった影響を受けているものと思料します 当然古いズームレンズ推して知るべし、言わずもがな‥‥ 私もMFズームレンズは守備範囲外でした。 しかしコレは食わず嫌いで、この35-70/3.5を使用してからその印象は変わりました。 シャープな写りでボケもキレイ、各収差も目立ちません。 何より当時の人気を裏付ける玉数の豊富さと安さ 先に述べたとおり、当時は単焦点レンズ基準なので、ズームレンズにも単焦点並の解像度や収差を求められ、当時の技術者はそれに迫る性能を満たすように苦労を重ねた様です 当時1978〜1980年にかけ各メーカーから35-70mmレンズが次々と販売されました MINOLTAの35-70m f3.5は3種類、簡単に、 ロッコール銘の1型(1978年) ロッコール銘が無くなった2型(1981年) マクロが付いた3型(1983年) で見分けます 外観上同じに見えますが、海外の比較サイトの評価では最終型の3型が一番シャープとの評価でした。 このレンズの弱点はなんと言っても最短撮影距離1m 3型だけ最短撮影距離0.8m、マクロ付きと弱点を克服しています。 ネット上では物凄く玉数の多いレンズですが、やはり、3型は少し高いです さて、ライカと兄弟レンズの話ですが、 1959年誕生した初のズームレンズ フォクトレンダーズーマーは大きい上に性能が低く、ライツのトップたちはズームレンズそのものをユーザーに提供することは無いと判断しました。 その後、日本メーカーはズームレンズを進化させ、ライカはこの分野で日本メーカーの後塵を拝することに、また、カメラのシェアも日本メーカーが席巻することになりました ライカのズームレンズは 1969年フランスから供給を受けた アンジェニューズーム (45~90mm F2.8) と ミノルタから供給を受けた バリオ・エルマー (80~200mm F4.5) から始まります。 当時ライカにはズームレンズの設計経験も、加工技術や設備もありませんでした。 日本のカメラメーカーとの提携が必要と、舵を切ったライカは1972年にミノルタと提携。 技術相互提供、技術者の相互派遣、生産設備の相互利用による生産協力、新製品の共同開発が骨子でした ミノルタの黎明期はドイツ技術に指導を受けて開業していた過程から田嶋社長を始め会社の首脳陣は恩返しができ、国内営業担当者もイメージアップになると乗り気でしたが、若い技術者や海外営業担当はなぜ今更ライカ?という反応だったとの事です(ミノルタかく戦えりより) ネットには光学系はミノルタ、機構系はライカ等の情報を見受けられますが、1962年にはズームレンズを販売、1975年に40-80mmf2.8という全く独創的な変態レンズを製造販売していたミノルタの技術者が、わざわざ当時のライカ技術を受け入れた話は眉唾もの。どちらにしても、当時の資料にそのような話は見当たらないです。 提携の発端であるライカCLは提携時には既に設計がほぼ決まった試作機が存在し、ミノルタの技術者が量産試作を繰り返しCL製造に至りました。 この時標準レンズを両者の競作で行われました。 ライツが2種類、ミノルタが1種類設計し、ライツの1本が採用されました。 提携発表の新聞記事には「ライツ社はミノルタで生産したカメラにレンズ等を組み込んでドイツ製として売る」という一文がありました。 上記の様にライカCLの話と提携時の話がレンズにも影響したもので、実際は共同開発と言いながら、設計、製造のほとんどがミノルタだったのでは?と考えます https://twitter.com/unknown001z/status/1493349848388562944?t=5pjw_9cI7PhaFIJP_raE5Q&s=19 https://twitter.com/unknown001z/status/1284365749306290177?t=K8pTDnRP5aYqqUvYPf-50g&s=19
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