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尖首刀の部

尖首刀は、見た目のとおり、刃先が尖っているところからその名がつけられました。北方遊牧民が使用していた銅削刀をモデルとし、春秋時代中頃~戦国時代前期に流通したと言われています。発行は戎、狄などの民間で行われ、燕や中山で流通したようですが、詳しくはわかりません。銭文は80種類をこえ、ただでさえ文字の特定ができないのに倒書(逆さ文字)らしきものも多く悩ましいです。形状はざっくり大中小の3種類に分けられます。大型は全長16㎝を超え、刃の背中側外郭が分厚い作りで、刃の先端が直線状に切れた形状になっています。一方の中型と小型は、刃の先端が内側に凹んだ形となっています。中型と小型を明確に分けるのは難しいですが、小型の方が全体の反りが小さく、刃の幅も細い傾向にあり、どことなく明刀を思わせます。私はとりあえず全長15㎝あたりで区分けしています。ところで、日本コレクター向けの書籍にある尖首刀解説に「背面側の柄の竪線が1本=中山、2本=燕」という説を紹介したものを見かけますが、これはどこから援用した説なのでしょうか。私が入手できていない『中国钱币大辞典』でしょうか。柄の竪線で鋳造地分類を行った文献を私は未だ見たことがありません。

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    尖首刀_「勺」?_1363【+解説】

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    尖首刀_無文_1684

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    尖首刀_「六」_1643

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    尖首刀_「六」_背「不能読」_1761

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    尖首刀_「北」?_0959

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    尖首刀_「不能読」_0420

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    尖首刀_「非」_1720

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    尖首刀_「六」_1760

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    尖首刀_1762

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    尖首刀_「上」?_1796

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    尖首刀_「不能読」_1798

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    尖首刀_「丁」?_1799

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    針首刀_「八」?_1624【+解説】

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    尖首刀_「己」?_1914

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    尖首刀_「刀」?_1915