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パンサーエイリアン
当館ではお馴染みの、どこかひょうきんな90年代ケナー製エイリアン。こちらは豹に寄生した設定のモデル。他の物に比べても正統派デザインで、映画3作目の犬タイプに通ずる格好良さ。 前脚と連動して首が下がり、背中から寄生生物を発射するギミックあり。(写真5) この翼の生えたチェストバスターのような寄生生物(写真6)が、いったいどのような設定なのかがとても気になるが、輸入販売を手掛けていた野村トーイの翻訳では単に「ミサイル」とされており(写真8)、やはり今回も全く愛が感じられないローカライズとなっている。(図解が逆さまだし・・・)
ケナー 洋画 エイリアン 1994塚原ユズル
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ダークナイト コレクション ブルース・ウェイン
ティム・バートン版BATMAN(1989)の公開時に発売された、バットマンの正体、ブルースウェインのアクションフィギュア。付属品を装着する事でバットマンの姿にする事が出来る。1990年ケナー製。 30年以上前のアメトイとしては、顔の造形が奇跡的で演じたマイケル・キートンの雰囲気がよく出ている。(この個体は塗りが惜しい・・・!) 若い頃に購入した物を実家で発見。当時から希少性が高く、未開封保存と決めていたのだが、経年でブリスターが黄変してしまったので思い切って開封。 とても楽しい・・・。
ケナー 洋画 バットマン 1990塚原ユズル
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タランチュラエイリアン
90年代ケナー製クモ型エイリアン。 原語ではALIEN ARACHNID(Arachnid=クモ類)という名称だが、あまり一般的ではない単語のせいか日本では「タランチュラ」とされている。そして毎度の事ながら虫にどうやって寄生するのかが謎。 胴体後部にあるレバーで「かぎつめ」を開閉させる事が出来る。また、頭部は中空の軟質素材で出来ており、スポイト式の水鉄砲となっているのだが、頭部形状のモチーフが何なのかが分かっていての事なのだろうか・・・?
ケナー 洋画 エイリアン 1994塚原ユズル
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キラークラブ
90年代ケナー製エイリアンシリーズの1体。 「KILLER CRAB ALIEN」という名前から察するにカニを宿主にしたエイリアンのようだが、カニらしさはハサミくらいにしか見当たらない。なのでカニでは無く「キラークラブ」という全く別の生き物かも知れない。 そう考えると、これまで「サイエイリアン」、「カマキリエイリアン」としておきながらも「カニエイリアン」にしなかった和名にも納得が行く。しかしながら日本語ローカライズの際に貼り付けられたシールでは「キラークラブ」としか書かれておらず、「エイリアン」の文字が一切無い辺りで結局モヤモヤするのだが・・・。英語が読めないと最早エイリアンシリーズなのかも分からず、今更ながら心配になる。 ギミック的には胸から2匹のチェストバスターをスプリングで発射するという、当シリーズとしては比較的シンプルな物を搭載している。そもそもエイリアンの胸からチェストバスターが飛び出すのは謎仕様なのだが、暴発しやすい上に、結構な威力があるので、かなり心臓に悪い。正にチェストバスター。 そしてこのギミック解説の和訳が「チェストバスター」の事を「ミサイル」と書いている辺りで、やはりローカライズ担当者の適当さが今回も窺い知れる。
ケナー 洋画 エイリアン 1994塚原ユズル
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パワーローダー
90年代ケナー版のパワーローダーの玩具。マジックハンドの開閉、ミサイル発射のギミックあり。写真の物は別売りのフィギュアを乗せている。 背中には可動式のミサイルランチャー、肩には機銃といった武装がされている。また、足裏にはアナライザー的な履帯も装備しており、映画「エイリアン2」の劇中に登場した物とは別物と言っても良い程に違う。 アメトイらしいアレンジが、とても味わい深い。 映画版はこちら。 https://muuseo.com/u-zool/items/194
ケナー 洋画 エイリアン 1993塚原ユズル
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リプレイ
野村トーイ版日本語パッケージ。 商品名がそれ以前から公式な日本語表記である「リプリー」ではなく「リプレイ」である件。もしかするとシガニー・ウィーバーが演じたあの劇中の「リプリー」は宇宙海兵隊員ではないので、このスペースマリーン「リプレイ」は全くの別人なのかもしれない。(そもそも似ていないし!) しかし、同シリーズ他製品では「リプレー」と記載されている物もあり、ローカライズ担当の仕事が適当過ぎる説が濃厚。 アイテムの詳細は登録済の下記を参照されたし。 https://muuseo.com/u-zool/items/626?theme_id=3369
ケナー 洋画 エイリアン 1993塚原ユズル
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フライング クイーン エイリアン
コウモリ風の翼が生えたクイーンエイリアン。背中のレバー操作で翼を羽ばたかせる事が出来る。また、足の爪が開閉するが、左足の方にだけバネが仕込まれており、がっしりと物を掴む事が可能。 玩具オリジナル商品で、これが初出のはずだが、パッケージには「ついに出た!」と、いかにも待望のアイテムのように書かれている。
ケナー 洋画 エイリアン 1994塚原ユズル
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フェース ハッガー
シリーズ中で唯一、スケールが違うエイリアンの幼体。しかし、宣材写真では宇宙海兵隊のフィギュアと絡めていたりする。脚は開閉、尾には牽引ロープ的な遊びができるギミックがある。 それ以前から日本国内では「フェイスハガー」と表記されるのが一般的だったが、この日本語版パッケージでは「フェース ハッガー」となっている。裏の商品ラインナップ欄では「リプリー」が「リプレー」と表記されているなど、輸入販売をしていた野村トーイの担当者の人物像が垣間見える。
ケナー 洋画 エイリアン 1994塚原ユズル
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スネーク エイリアン
ヘビ(コブラ?)に寄生して誕生したエイリアン。胴体はベンダブル仕様。歯牙が飛び出す伝統のギミック付き。1994年のケナー社製。 前アソートまではシール貼付によるローカライズだったが、この頃から日本語カードになる。「巻きつき噛みつくヘビーな恐怖」という、原作イメージを無視した、むしろライトな駄洒落キャッチコピーから、当時、輸入販売していた野村トーイの戸惑いや、迷走が感じられる。
ケナー 洋画 エイリアン 1994塚原ユズル
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サイ エイリアン
サイに寄生して誕生したエイリアン。 脇腹のボタンを押すと勢いよく首が伸び、強烈な頭突きを繰り出す・・・という、ブル・エイリアンのようなギミックがある。つまり、リデコ品だった。 しかし、サイのような頭部が巨大な生物にフェイスハガーが取り憑く事が出来るのか、やはり疑問が残る。
ケナー 洋画 エイリアン 1992塚原ユズル
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カマキリ エイリアン
90年代ケナー製玩具のカマキリ型エイリアン。背中のレバーで腕を左右に開閉できるギミックあり。 エイリアンは寄生した宿主の遺伝情報を取り入れて成体になるはずだが、カマキリの様な虫にどうやって取り憑いたかは謎。 でも素敵。
ケナー 洋画 エイリアン 1992塚原ユズル
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クイーン・ハイヴ・プレイセット
エイリアン2に登場したエイリアン達のお母さん。その産卵場所の巣のプレイセット。玩具オリジナル要素の濃い90年代ケナーのシリーズだが、こちらは比較的おとなしめで、劇中の物に忠実に作られている。特にクイーンの巨大な卵管までがモデライズされる事は稀な為、貴重。 卵管に付属のゲル状物質を入れ、とろ〜りと分泌液遊びが出来るのが最大の売り。(付属の物は経年劣化で固まっていたので、今でも手に入る「スライム」を使用して撮影。オリジナルは蛍光イエローらしい。) また、ベースにはエイリアンエッグも彫刻されており、ボタンを押すと何故かチェストバスターが飛び出すギミックもある。フェイスハガーではないのは米国の安全基準的な理由からか? 置き場所には困るが、なかなか迫力のあるトイで、お気に入りのひとつ。
ケナー 洋画 エイリアン塚原ユズル
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リプリー
エイリアン1から4までの主人公で、元祖「強い女」。ケナー90年代シリーズの1体。腰をひねると武器の銃口から火炎のエフェクトパーツが飛び出すギミック有り。 登録済みのエイリアン各種と同様、劇中には登場しない武器や装備の玩具オリジナル。この頃のアメトイ特有のあくまでも子供向けといったクオリティがたまらない。 そして大人の事情なのか、似せる気が無いのか、シガニーウィーバーには程遠い。
ケナー 洋画 エイリアン 1992塚原ユズル
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エイリアン クイーン
90年代ケナーのエイリアン軍団のボス。他のエイリアンに比べて大きく、値段も5割増し。 腰のボタンを押すと上半身が回転、尻尾による強烈な一撃を繰り出す。その都合で背中に尻尾が付いているのが見た目的に残念なポイント。 また、後頭部がブロワーブラシのポンプのようになっており、強く押し潰すとインナーマウスが飛び出すギミックもある。 あまり立体化が恵まれないクイーンのチェストバスターが付属しているが、他の物にはあるコミック冊子は無い。
ケナー 洋画 エイリアン 1992塚原ユズル
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ブル エイリアン
映画3作目は刑務所内の話だったが、初期プロットでは農場が舞台だったらしい。その名残りなのか詳細は不明だが、90年代ケナーのシリーズには牡牛型のエイリアンがラインナップ。 前脚を下ろすと腋の下ボタンが押され、スプリングの力により首が飛び出し、強力な頭突きを相手にお見舞いする。その状態で背中のレバーを動かすと頭部が持ち上がり、ツノによる突き上げで追い打ちをかける事が可能。 このシリーズは国内では野村トーイが販売していた。ケナー同様、今は亡き会社で寂しい限り。
ケナー 洋画 エイリアン 1992塚原ユズル