律儀の果て

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東京乾電池ハチャメチャバラエティ
渋谷ジャンジャン
出演:柄本明、ベンガル、綾田俊樹、角替和枝、高田純次、小形雄二

劇団東京乾電池は、1976年、オンシアター自由劇場を退団した柄本明、ベンガル、綾田俊樹によって結成されれ、座長を柄本明が務めています。その後高田純次、小形雄二、岩松了らが入団し、テレビでは、1980年から2年間放映された「笑ってる場合ですよ!」(フジテレビ系)に東京乾電池として『日刊、乾電池ニュース』という時事コントのコーナーを担当するようになりました。当初は、時代が漫才ブームであり、芸人と違うストレートな笑いでなかったため、不振で打ち切りの話がありましが、「不条理の中の渋みのある笑い」が認知され、次第に人気コーナーとなったことで、東京乾電池はコントの類を行うお笑い劇団のイメージが定着していきました。 そういったイメージの定着を嫌った柄本らは、演劇方針での転換を試み、1986年から1990年にかけて、岩松了の作品を「町内劇シリーズ」「お父さんシリーズ」として計6本上演。岩松はこの5作目にあたる『蒲団と達磨』で第33回岸田国士戯曲賞を受賞。1991年から1995年の4年間は、チェーホフの4大劇を柄本明の演出により上演。創立25周年の2001年、シェイクスピアの『夏の夜の夢』を柄本明の演出、劇団員総出演により上演、今日まで再演され続けています。海外活動としては、フランスのアヴィニョン演劇祭への参加の他、ロシア、モルドバ、ルーマニア、韓国などでも公演を行っています。

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