今日のイギリス美術

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ASPECTS OF BRITISH ART TODAY
1982年4月25日~5月30日
栃木県立美術館

1982年に東京都美術館、栃木県立美術館、国立国際美術館、福岡市美術館、北海道立近代美術館を巡回した展覧会。二部構成をとり、導入のパートIでは、A・カロ、F・キングなど、日本でも当時すでに知られていたアーティストや50-60 年代に活躍していた作家を取り上げました。メインのパートIIでは、70年代後半から80年代初頭の、まさに「今日の」アーティストが紹介されました。そのなかにはアート&ランゲージ、ギルバート&ジョージ、D・ホックニー、B・マクレーンなど、コンセプチュアル・アート、ハプニング、ポップ・アートなどの60年代の動きを受け継ぎつつ70年代を代表する作家やグループが含まれており、その一方では、ストイックに抽象的平面を追及する抽象表現主義的なB.ローのような作家も含まれていました。コンセプト、素材、表現形式に関わりなくイギリス美術の「いま」を大規模に紹介した展覧会で、日本の作家に強い衝撃を与えました。
ギルバート&ジョージ(Gilbert and George)
ギルバート・プロッシュ(Gilbert Prousch、イタリア出身、1943年9月17日 - )とジョージ・パサモア(George Passmore、イギリス出身、1942年1月8日 - )の二人組で、常にペアで創作活動をしているため、"ギルバート&ジョージ"として知られています。風変わりで時に攻撃的な作品から、常に物議を醸している現代美術家。
デイヴィッド・ホックニー(David Hockney、1937年7月9日 - )
20世紀~21世紀のイギリスの画家で、現在はロサンゼルスを拠点として活動する芸術家。1960年代よりポップアート運動にも参加し大きな影響を与え、イギリスの20世紀の現代芸術を代表する1人。

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