中丸薫という生き方/中丸薫

0

徳間5次元文庫
初刷:2008年1月31日

中丸 薫(1937年5月23日 - )は、国際政治評論家。明治天皇の孫を名乗っていますが、異論もあるようです。東京都立小石川高等学校卒業、バーナード大学を経てコロンビア大学政治学部に入学、東アジア研究所で国際政治学を専攻し卒業。1970年代より、各国国王や大統領、首相、財界人やVIP、映画監督や芸術家などをインタビューするジャーナリスト、国際政治評論家として講演、執筆、テレビで活動。その後も自らがプロデューサー、ディレクター、インタビュアーを務める対談番組を日米両国で持つと同時に、世界の紛争、戦争地帯に足を運び、当事国の国家元首たち(リビアのカダフィ大佐やイラクのサダム・フセインなど)と積極的に会談。中丸はイラン・イラク戦争の最前線でも取材を行い、そのVTRをフセイン大統領に見せて戦争をただちにやめるよう進言しています。フセイン大統領に「なぜ戦争を続けるのか」と詰め寄る様子や、カダフィ大佐に「あなたは本当にテロリストか」と問いただす姿はテレビで放映されました。それらの経験を通じて、私費を投じて紛争国の仲介役を務めるなど、民間外交に尽力するようになります。

Default