陸中海岸国立公園

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第2次国立公園シリーズ
陸中海岸国立公園
碁石海岸
1969年11月20日発行

陸中海岸国立公園は青森県南部から宮城県の牡鹿半島に至る三陸海岸一帯を占める国立公園。東日本の国立公園では唯一ともいえる本格的な海岸公園です。北部の八戸・宮古地区と南部の大船渡地区に分割管理されています。1955年に指定。
2011年の東日本大震災による津波で大きな被害を受けたため、震災からの復興および被害の伝承を目的として、2013年に、青森県の種差海岸階上岳県立公園及び八戸市鮫町の2地区を編入の上、三陸復興国立公園という名称に改められました。
北部は典型的な隆起海岸で高さ50~200 mの海食断崖が連続し、宮古市以南は典型的なリアス式海岸。
アカマツを中心とした自然林が大半ですが、千島海流の影響で温暖な地方で生育する植物も多数見られるのが特徴です。北山崎ではシロハナシャクナゲ、ハマナスなど、船越半島のタブノキ、広田半島のトベラなどが顕著。
北上高地と連続している地域が多く、ニホンカモシカが見られるほか、ウミネコ、オオミズナギドリなどの海鳥類が多く棲息します。

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