シュルレアリスム

0

SURREALISM イメージの改革者たち
R.S.ショート/R.カーディナル共著
PARCO出版
1977年2月10日発行

シュルレアリスム(surréalisme)は、フランスの詩人アンドレ・ブルトンが提唱した思想活動。一般的には芸術の形態、主張の一つとして理解されています。日本語では超現実主義と訳され、シュルレアリスムの芸術家をシュルレアリストと呼びます。
思想的にはジークムント・フロイトの精神分析の強い影響下に、視覚的にはジョルジョ・デ・キリコの形而上絵画作品の影響下にあり、個人の意識よりも、無意識や集団の意識、夢、偶然などを重視、オートマティスム(自動筆記)やデペイズマン、コラージュなど偶然性を利用し主観を排除した技法や手法と、深い関係にあると考えられています。
シュルレアリストの主な画家・写真家
マックス・エルンスト
サルバドール・ダリ
ルネ・マグリット
イヴ・タンギー
ポール・デルヴォー
マン・レイなど
ダリはルイス・ブニュエルのシュルレアリスムの代表的映画で、二人が実際に見た夢をモチーフにした「アンダルシアの犬」(1928年)の製作に関わっています。
https://muuseo.com/ts-r32/items/39?theme_id=9046

アンダルシアの犬
UN CHIEN ANDALOU 監督:ルイス・ブニュエル 脚本:ルイス・ブニュエル、サルバドール・ダリ 出演者:ピエール・バチェフ、シモーヌ・マルイユ 公開:1929年6月26日 製作国:フランス ブニュエルとダリが製作したシュルレアリスムの傑作と評される実験的ショート・フィルム。 初めて上映された時、ブニュエルは観客の抗議を予想してポケットに投石用の小石を詰め込んでいたそうですが、ピカソ、ブルトン、コクトー、エルンスト、ル・コルビュジエ、マグリット、マン・レイらを含む観客は拍手喝采、ブニュエルはシュルレアリスト・グループへの参加が許されたそうです。
https://muuseo.com/ts-r32/items/39

Default