Metacryphaeus giganteus

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ボリビアの三葉虫は、1990年代位までは入手できる機会があったのですが、その後政情不安などで21世紀にはいると入手が困難になっていきました。標高4000mを超える高地にある産地との事ですが、情報が乏しく詳しい産地情報は謎に包まれています。この標本は完全体であれば推定10cmを超える大きさであったと推定されるファコプスの仲間の尾部だけの部分化石です。他のデボン紀ボリビア産同様にノジュールの中から見つかる産状のため、この大きさになると完全体で見つかる事の無い種類です。立体的に保存された尾部は、観察するととても保存が良く、彫が深い美しい姿をしています。

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