Asteropyge eonia

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ベルギー国境に接するヴィルー・モルハイン(Vireux-Molhain)にはデボン紀の地層があり、周辺のドイツ、ベルギー、などと共通のデボン紀の三葉虫が産出します。現在は国立自然保護区に指定され採掘はされませんが、多くの種類が確認されています。保存状態だけ見ると他のエリアには敵わないのは事実ですが、味わい深い焦げ茶の化石は、欧州の三葉虫らしい渋みを持っています。Greenopsは比較的多く産出しますが、本種を始め数が少ない種類は入手が難しい産地です。

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    tatsutoy

    2021/08/01

    アルデンヌ地方は三葉虫資料が限られているものの、個人コレクターがあちこちのデボン紀地層から化石を探してくる印象がありますね。北東に向かって一直線上にドイツのアイフェルもあり、デボン紀三葉虫が好きな方ですと、ベルギー、ルクセンブルグと合わせてコレクションの幅を広げていくと楽しそうです。

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    Trilobites

    2021/08/02 - 編集済み

    保護区以外のエリアでは採掘できる場所もあるんですね。なかなか市場までは出てこないですが、このエリアの三葉虫は好みなので、注意深く探してみます。資料に関しては、私も定期購読している、地元の素晴らしい化石雑誌であるFossilesの8号に特集されていますが、Geesなど周辺エリアに遜色ない種類が見つかっています。

    https://www.minerauxetfossiles.com/produit/anciennes-annees-revue-fossiles-individuel-dom-tom-et-reste-du-monde/

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      tatsutoy

      2021/08/02

      面白そうな本ですね。それにしてもヴィルー=モラン特集とは...

      ほぼ閉じかけのサイトですが、アルデンヌ地方(ベルギー側?)、ドイツアイフェルで採取されている方のコレクションを見ると、通好みの標本が出てきますね。

      http://www.magrean.de/triloweb/eifel_ardennes/index.htm

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      Trilobites

      2021/08/02

      興味深い現地サイト情報ありがとうございます。ベルギー側Ardennesの記録ですね。国境を接していて隣接のエリアなので、基本的に同じ種類が出るのでしょうが、希少種も多く見られますね。2000年くらいから更新が無いので、今も採取できるかは分かりませんが、保護区以外にも探せば産出があるのは知りませんでした。

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