Dubovikites dubovikus

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如何にもロシア語由来らしい読みにく学名です。Leningradites longispinusとの違いが良く分からないので、図鑑[Ordovician Trilobites of the St.Petersburg Region Russia]で見比べてみるとLeningraditesの方が全体的に縦長であり、本種のが卵型をしているという事が分かります。明確に区別するには並べて特に尾部で判断するしかなさそうです。正直なところ別名にする必要はあるのかというレベルなのですが、両者とも同じBalashovaによって同じ年に命名されていますので、別物と判断されたのでしょう。市場においては区別されるのは近年になってからであり、以前はLeningraditesで一括りにされていたと思われます。頬棘の長さが図鑑では胸部中ほどしか無いのですが、種の同定には余り影響が無いようで、個体差と理解しています。

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    Trilobites

    2020/06/13

    ORM 2020年02月01日 18:01
    高価故手をつけられず、実はまだロシアの種々のアサフスを詳しく知らないのですが、Leningraditesは長い頬棘、スリムな体型、美しい名前の響きなど、惹かれる種だなと思っていました。FFストアにも同種の、良い標本が置いてありますね。この種は確かにそのLeningraditesにそっくりですね。いずれにせよ優美な種だと思いますが、私がこの辺の違いに真剣に悩むのは、もう少し先の話になりそうです。

    2020年02月01日 20:57
    > ORMさん 
    ORMさんの場合、ロシア産は高価ということではなく、枯渇は暫く無いかなという安心感がどこかあり他産地を優先しているだけか、ハマり出すと全てのアサフスを集めてしまう泥沼にハマるのが分かっているから敬遠のどちらかでしょうかね。Leningraditesにもいえますが、バランスの良い美しいアサフスだと思います。意外と産出量は少ないので、良い個体があれば抑えて損はない存在感があります。

    ORM 2020年02月02日 16:09
    > 魅惑の三葉虫 図鑑さん 
    確かに自分のブログの記事に、ロシア産はしばらく枯渇はないから安心、との主旨の内容を書いたばかりでしたね。ただ、イソップ寓話のすっぱい葡萄のごとく、経済的に買えない事の言い訳である気もします。
    あと私の性格的に、本格的に手をつけ始めると最後まで終わらないので、アサフス延々収集ループに陥る怖さも確かにありますね。
    もう少し枯渇が先である事を、ただただ祈るのみですね。

    2020年02月02日 21:57
    > ORMさん 
    ロシア産も目にする種類は偏りが大きいですし、魅力的な希少種は高額止まりですからね。商業採掘されて長い産地ではあり、化石である以上に有限なのですが、ロシア業者は新規開発としたたかに市場をコントロールする術があるので、見通しが分からないんですよね。

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