Bathyuriscus rotundatus

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Burgess shale(バージェス頁岩)といえば、この地より産出するアノマロカリスやオパビニアなどカンブリア紀の奇怪な生物を産出する地として、一般にも広い知名度があります。その歴史は、20世紀初頭にC.D.Walcott(1850-1927)らにより確認されて以来、軟体部を含む数々の化石の発見により、カンブリア紀の生物相の解明に欠かせない重要な場所です。現在ではユネスコの世界自然遺産地域「カナディアン・ロッキー山脈自然公園群」に置かれ、化石の商業的流出はありません。Marrella以外のバージェスの化石自体が入手困難ですが、三葉虫類はバージェスの中では少数派だったこともあり、状態の良い標本の入手は極めて困難な産地です。バージェス頁岩は、黒色系ばかりでなく黄色系のタイプもあります。本種は、Proetida(目)の中でもBathyuridae(科)というマイナーな所属であったりします。

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    Trilobites

    2020/09/13

    みー2013年01月29日 23:00
    おおおおバージェス頁岩!良く入手できましたね!!
    私でも厳重な管理になっていることを知っているくらいなので、さぞや苦労されたんでしょうね。

    2013年01月30日 02:11
    > みーさん 
    この手の希少標本は、ディーラー(化石仲介業者)やオークション等で入手したものではなく、個人間のオファーにより市場に流通する前に抑えた標本の一つです。

    まっきー2013年02月02日 12:35
    確かにすごいっ!!今後は入手できそうにない逸品ですね~。

    2013年02月02日 13:14
    > まっきーさん 
    バージェスの場合は、産地そのもの付加価値があるようなものですからね。
    購入したくても市場に出てこないので、出てくると高額になってしまいますね。

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