Plesiomalvinella

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Plesiomalvinella
Sicasica, Andean Region, Bolivia
Devonian
写真1〜6の個体: 最大幅 34mm
写真7〜8の個体: 全長 42mm

ボリビアからはノジュールに入った三葉虫が産出します。本種はトゲトゲ三葉虫として知られますが、ノジュールを割る時に棘が飛んでしまう事が多いのです。写真1〜5はエンロール標本で、ネガ側にいった棘を可能な範囲でポジ側に付け直した物です。写真6〜7は、真っ直ぐにのびた個体です。写真7ではネガ側を削って、棘がどこまでかを見てみました。もっとも、化石化しなかったもっと細い棘がさらに伸びていたかもしれません。どちらかの個体も完璧とは言えませんが、良く保存された部類の品です。

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    Trilobites

    2022/03/02 - 編集済み

    Malvinellaがモロッコと同じような石灰岩から産出したら、きっとDrotops armatusの様な見た目にインパクトのある姿なんだろうなと思っていましたが、実際に復元されているとは驚きました。文面からご自身でされたんでしょうか?モロッコ産の棘々種の折れた棘を復元するのにも四苦八苦するのですが、比較的小さい本種は中々根気がいる作業だと思いますね。

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      Sanchan

      2022/03/03

      ありがとうございます。自分でネガ側からはずして、5〜6本でしたでしょうか、接着しました。実体顕微鏡が有効でした。全て上手くいく訳ではなく、棘の保存状態の良し悪しによりますね。エンロール個体では上手くいったのですが、伸びた個体では上手くいきませんでした。

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    三葉虫の巣穴

    2022/08/07 - 編集済み

    おつかれさまです^^; 現地ではノジュールを焚火にくべてポコポコ割ると聞きました。ノジュールのまま入手して削り出せばうまくいくのではないでしょうか^^

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      Sanchan

      2022/08/07

      やはり割ってみて中が分からないと削れないでしょうし。状態が良い標本を得るのに、いくつ割ればよいのやら、といった事で、自分でやるのはやっぱり大変ですよね。
      ^^);;;
      破片がみんな回収できるように、デリカシーのある割り方をして頂ければ良いのですが。

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