Lochmanolenellus trapezoidalis (2)
ロクマノオレネルス・トラペゾイダリス (Lochmanolenellus trapezoidalis) の完全体化石です。7枚目でNo. 2の同種の化石と、8枚目で同程度のサイズのオレネルス・フレモンティと比較しています。
ずっと完全体に憧れていた種でありますが、ようやく入手する事ができました。
本種は分類上は、レドリキア目 (Redlichida) -オレネルス亜目 (Olenellina) -オレネルス超科 (Olenelloidea) の中の、ビケラトプス科 (Biceratopsidae) に含まれております。ブリストリア、フレモンテラ、ペアチュラなど、オレネルス類の中でも異色の形態を持つ種を含むグループであり、本種も負けず劣らずの奇妙な形態を持つ種であります。
特に頭部が特徴的で、前方に寄り気味の頬棘 (genal spine) に加え、後方のintergenal spineが非常に発達しており、まるで頬棘が2つあるように見える実に不思議な種です。
5億1800-1900万年前のほぼ最古級の種でありながら、その巨大さや奇妙な見た目から、一度みたら忘れられない魅惑的な三葉虫です。
Lower Cambrian (Series2, Stage3)
Poleta
Esmeralda county, Nevada, USA
Lochmanolenellus trapezoidalis
trilobite.person (orm)