Megistaspis hammondi

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このやたら巨大な三葉虫は、メギスタスピス・ハムモンディ (Megistaspis hammondi) です。私が現在所有する標本の中では、三葉虫本体サイズ比較で、最大の標本となります。モロッコのオルドビス紀産。

パッと見は、モロッコオルドビス紀の数多のアサフスと良く似ているのですが、尾部に長い尻尾が生えており、他のアサフス系種との見分けは比較的容易です。頬棘も割合立派で、良くわからない謎の種が多いモロッコのアサフス類の中では、一目に判別できる種であります。幼体と思われる10cm前後の標本も見かけますが、一般的にこのサイズまで成長する種であり、巨大な標本も市場でしばしば見かけます。写真7枚目では、北米のファコプス (真ん中の母岩の上の黒い三葉虫。Eldredgeops rana rana 。10mm程度) と比較しております。なんとなく巨体感が掴めるのではないかと思います。

本標本は置き場所に困っており、居場所を求めて、常に私の家の中をあっちへこっちへと彷徨っております。扱いに困るので、この標本以上のサイズのものは手を出さないでおこうと心に決めております。

存在感の割には、あまりマニアの間では話題にならない種であります。しかし、軟体が保存された本種がたまに見つかる事もあり、過去には実際、消化器官や付属肢が良好に保存された標本がScientific Reportsで紹介され、ニュースになった事もあります。

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