Eccoptochile cf. mariana

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この何かのマスコットにでもなりそうな、巨大で愛らしい三葉虫は、エコプトキレ (Eccoptochile cf. mariana) といいます。モロッコのオルドビス紀の三葉虫です。欧州で広く産出する種であり、記載も欧州が先ですが、マニアにはモロッコのこちらのタイプが良く知られております。

モロッコのエコプトキレは、形態的に見ても何種類かいる事が知られています。標準的な本種や、頭鞍の目立たないタイプ、集団で産出するそれほど可愛らしさのないタイプ (なんという決めつけ‥) など、少なくとも2種類以上は居るように思います。ただ正確な分類は進んでおらず、いずれも、現時点で科学的には記載されておりません。その為、欧州のエコプトキレ・マリアナ (Eccoptochile mariana) のcf. (confer: マリアナっぽさがあるけど不確実の意) などと表記される事が多いです。

大きな鼻のような頭部、ミシンの縫い後のような胸部側葉の模様、丸いフリルのような尾部など、あまりに特徴にまみれた種で、大変人気があります。産出量もけして多くはなく、比較的希少種と言えるかと思います。

レア度は★2とするか、★3とするか微妙なところですが、状態を選ばなければ入手困難という程でもなく、★2.5といったところです。厳しめにつけて少数切り捨てとして、★2とさせて頂きました。

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