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European Rail Timetable(ヨーロッパ鉄道時刻表) Summer 2021 Edition
European Rail Timetable(ヨーロッパ鉄道時刻表) Summer 2021 Edition ※有効期限 2021年6月〜12月 イギリスから届いた執筆時点(2021年6月)での最新時刻表です。日本の書店で扱っているところはないと思います。 表紙写真はイギリス、スコットランドにあるフォース橋を渡るスコットレイルの列車。かつてのインターシティー125をつかった「インター・セブン・シティー」と呼ばれる列車です。 コロナ禍での2回目の夏を迎え、何度かのロックダウンや外出制限とその解除が繰り返されていますが、その中で今夏は運転再開、新路線開設など明るい話題も見られました。 特に今のヨーロッパの鉄道界では夜行列車の復興がめざましく、関係するSNSのタイムラインで、夜行列車の話題を目にしない日は無いほどの盛況ぶり。 そんな中、オーストリア国鉄が運営する「ナイトジェット」のアムステルダム〜インスブルック、ウィーン間ですが、何度かの運転開始日延長を経て、ようやく開業となりました。一時は途絶えたオランダ発着の夜行列車の復活です。この便は、ひと足先に運転を開始していたベルギー・ブリュッセル便や、ドイツ・ハンブルク発着便も併結して、欧州の国際列車らしい編成で運転されているようです。 そのほか、ヨーロッパの国際列車ブランド、ユーロシティー「エモナ」号ですが、従来のウィーン中央駅〜スロベニア・リュブリャナ間から、運転区間を延長し、イタリアのトリエステ発着となりました。ちなみにトリエステはイタリアとスロベニアの国境の町。かつてはオーストリア=ハンガリー帝国時代の港町だったこともあり、ウィーンとの直行列車運転開始に、なにかの因果を感じさせるなという声も。 #時刻表 #ヨーロッパ #スコットレイル #ナイトジェット #ユーロシティー #トリエステ #アムステルダム
時刻表冊子 海外 European Rail Timetable Summer 2021 Edition European Rail Timetable Limitedtime_table
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European Rail Timetable April 2021
European Rail Timetable April 2021 最新のヨーロッパ鉄道時刻表です。旅行にはいけませんが、しっかり入手しました。 コロナ禍とはいえ、各国で新たなサービス開始の連絡がいくつか入っています。 ・フランス 4月16日からパリ〜ニース間に夜行列車が復活しました。編成はクシェットと2等座席車というカジュアルな編成ですが、欧州鉄道を扱うメディアではこの件を夜行列車復興の一連の流れとあわせて大々的に取り上げていました。 ・スペイン 高速新線の延伸。スペイン南部マドリード〜アラカント間の高速新線から分岐する形で、エルシュ〜オリウエラ間が開業。マドリードからオリウエラまで1日2往復の便が設定されました。 #時刻表 #鉄道 #ヨーロッパ #フランス #スペイン
時刻表冊子 海外 European Rail Timetable April 2021 European Rail Timetable Limitedtime_table
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トーマス・クック社名義の事実上最後の時刻表 European Rail Timetable August.2013
European Rail Timetable August.2013 こちら トーマス・クック社が発行した時刻表ですが、出版事業を停止されたため、タイミングとして8月号が最終号となっています。そのため、これは「ジャケ買い」です。 ちなみに、この号のWhat's New This Monthでは、 ・オランダ高速鉄道フィーラが技術的問題による運転取りやめをうけたタリス号の増便 ・スペイン高速新線開業(アルバセテ〜アラカント)をうけた主要列車の時刻修正 ・ソチ冬季五輪をうけたソチ市街と空港とのローカルサービスが倍増 など 引き続き読み込んでみようかと思います。 #時刻表 #ヨーロッパ #鉄道グッズ #鉄道
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European Rail Timetable Winter 2018/2019 edition
European Rail Timetable Winter 2018/2019 edition 日本語解説版は2019年冬と同じ内容です。表紙はスイスのゴルナグラード鉄道、山頂駅付近の一枚。 この号では2018年12月に実施されたヨーロッパのダイヤ改正関連の情報が多数掲載されています。 ・Thalys(タリス) アムステルダム〜リール・ヨーロッパ駅のサービス停止。以降、リール経由のタリスは設定されていません。利用者低迷が主要因かと。 ・ICE 新たにベルリン〜ウィーン間に設定。それまでは2都市間直結はなく、ニュルンベルグでの乗り換え前提のダイヤが組まれていましたが、この改正で直行便が設定されたという経緯です。 ・フランス 廉価版TGV Ouigo(ウィゴ)がパリのメインターミナルにアクセスできるようになったこと。これまではダイヤや契約上乗り入れができなかったリヨン駅、東駅にアクセス可能に。パリ・リヨン駅〜マルセイユ、パリ・東駅〜ストラスブールといった感じで、パリからの乗車にあたっては通常のTGVと同様の利便性が確保できるようになりました。 ・Nightjet(ナイトジェット) メトロポール号がベルリン〜ブダペスト間に登場。これまでEuroNightとしてプラハ〜ブダペスト間で活躍していたのですが、区間延長とブランド変更が行われました。 ・オーストリア Railjetに新たなカテゴリ「RJX」が登場。RJよりも速達性のある列車に付与される記号とのこと。 #時刻表 #ヨーロッパ #タリス #タリス #TGV #ICE #ナイトジェット #レイルジェット
時刻表冊子 海外 European Rail Timetable Winter 2018/2019 edition European Rail Timetable Limitedtime_table
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Cooks Continental Time Tables Tourist's & Hand Books
Cooks Continental Time Tables Tourist's & Hand Books かつてヨーロッパ鉄道時刻表を発行していたトーマス・クック社の1873年の大陸時刻表の創刊号です。こちらはEuropean Rail Timetable社による復刻版です。 まだまだ読み込めていないし、かつ当時の鉄道、そしてそれをとりまく環境について勉強不足ですが、そんななかで数ページピックアップしてみました。 トーマス・クック社はイギリスの旅行会社でしたので、ロンドン起点の時刻表や旅程の提案がなされています。 ロンドンからは、アムステルダム、バーデン・バーデン(ドイツの温泉保養地)、ベルリン、ケルン、ドレスデン、ウィーン、チューリヒ、ナポリ、ベニスなど。手書きの詳細なヨーロッパ地図は一見の価値あります。 ちなみにこの当時、アルプスを横断(縦断)するトンネルは、フランス〜イタリア間のフレジュス鉄道トンネルのみだったようです。スイスの有名なゴッタルドトンネルは1881年開業ですので、それだけ昔の時刻表です。 そして、トーマス・クック社のおすすめヨーロッパ旅行の旅程には、ロンドン発着の42日間という信じられないようなプランも載っていました。。 #時刻表 #ヨーロッパ #トーマス・クック
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ブリュッセル〜ケルン間高速鉄道の緊急ダイヤ掲載など European Rail Timetable Summer 2015
European Rail Timetable Summer 2015 ヨーロッパ鉄道時刻表 2015年夏の時刻表です。表紙は、チェコ国鉄の旅客列車ですね。 この号でのトピックは下記の通りです。高速列車に関する記事が比較的多い号です。 ・ベルギー〜ドイツ間のタリス、ICEが理由が不明瞭なのですが、「大規模な混乱」による迂回運転等が発生し、緊急処置的にパリ〜ブリュッセル〜ケルンのテーブルが別途設けられ、臨時ダイヤが掲載されました。記事によるとアーヘン〜ケルン間の所要時間が通常よりも1時間程度長くなっているとのことでした。 ・スペイン高速新線の開業 北西回廊と呼ばれる高速新線が開業しています(添付スペイン地図の赤線部)。その他、サービス開始の告知として、マドリード〜レオン間のAVEについても触れられています。 ・イタリア 民間の高速列車運営会社イタロの.itaroのローマ発着駅について、従来のオスティエンセ駅からテルミニ駅発着に変更されています。 ・スロバキア レギオジェットが、プラハ〜コシツェ、ブラティスラバ〜コシツェでサービス開始しました。 #時刻表 #ヨーロッパ #タリス #ICE #イタロ #AVE #レギオジェット
時刻表冊子 海外 European Rail Timetable Summer 2015 European Rail Timetable Limitedtime_table
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CNL消滅、Nightjetへ事業継承など European Rail Timetable Winter 2016/2017
European Rail Timetable Winter 2016/2017 表紙はオーストリア ブレンナー〜インスブルックを走るREX(快速列車)。先頭機関車はタウルスですが、特別塗装?広告?がされています。雪に映えてきれいです! さて、この号では2016年12月に実施されたダイヤ改正を中心とした情報が提供されています。 ・CNLが消滅。CNLはドイツ国鉄参加の鉄道運営会社が運行していた寝台列車。シティーナイトラインの略称です。2016年12月をもって事業から撤退しますが、その後再編をもって、オーストリアの鉄道がOBBNightJetとして継続運行しています。この影響か、ヨーロッパの主要夜行列車一覧表のページが追加されたのもこの頃からです。 ・TGV長距離路線の運行とりやめ。大都市間以外に中規模の都市同士を結ぶ長距離路線をTGVで結んでいましたが、乗車率低迷の影響下、下記の路線で取りやめになりました。リール〜マルセイユ・モンペリエ、ブリュッセル〜トゥーロン、リヨン〜ツールーズ、リール〜ナント/レンヌ ・Thalys ケルン行きの一部が延伸営業し、運転曜日指定ありでデュッセルドルフ、エッセンまで足を伸ばすようになります。 ・ゴッタルドベーストンネルの営業開始。写真も載せている通りスピーツ〜ヴィスプ間にその新トンネルがあります。この当時はまだ本数は少ないですね。 ・スウェーデンの民間事業者Snälltågetが期間限定でマルメ〜ベルリンに寝台列車を運転しました。これは今年春から運転開始されるストックホルム〜ベルリンの夜行列車の前哨だったのでしょうか。ちなみにこの区間は寝台列車を船で運ぶ貴重な路線でした。 最後にピックアップですが、夜行列車が撤退していくなかで、フランス国内完結の数少ない夜行「トラン・ブルー」。日本語で「青列車」ですが、パリ〜ヴェンティミリアを結んでいましたが、2017年12月のダイヤ改正で廃止されています。 #時刻表 #ヨーロッパ #CNL #ナイトジェット #タリス #TGV #ゴッタルド #トランブルー
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European Rail Timetable Summer 2018
European Rail Timetable Summer 2018 表紙はスイス国鉄ゴッタルドトンネルにつながるゴッタルド線をはしるRegioExpress。素敵な写真ですね。 小規模な動きが中心ですが、 ・LeoExpress プラハ〜クラクフ間で営業開始 ・フランスLGV大西洋線のモンペリエSud de France駅の開業。この開業でニームをバイパスする路線ができLGV経由のTGVでの各地への到達時間が更に短縮されています。 #時刻表 #LeoExpress #TGV
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European Rail Timetable Winter 2017/2018
European Rail Timetable Winter 2017/2018 出版元の英国から輸入したERTの2017/18 冬号時刻表です。表紙はロシア鉄道の旅客列車。ロシアはまだ未知な領域です。 さて、これの号の日本語版(2018冬)もダイヤモンド社から販売されていますが、日本語版でのトレンドは「2018年高速列車ユーロスター、アムステルダム便 定期運行開始へ」でしたが、原版のWhat'sNewにはそのニュースは含まれていませんでした。 ニュースからいくつかピックアップ。 ・フランス パリ〜ニース間の夜行列車「トラン・ブル」が2017年冬のダイヤ改正をもって運転停止。TGV網がフランス全土に到達する影で、往年の寝台列車がなくなりました。かつては国際寝台列車会社のワゴンリーが運行していた時代もありました。同時に、TGVも運転網を拡大する一方、運転区間の見直しも。一例としてジュネーブ〜ニース間のTGV列車が途中のマルセイユ止まりに運転区間短縮が行われました。運行時間の大幅な変更も同時に行われました。一方で、マルセイユ〜モンペリエ〜トゥールーズ〜ボルドー間のアンテルシテ(=インターシティー)の強化も記載されているので、俗にいく選択と集中がこの改正で行われたということです。 ・ユーロシティーの新設 フランクフルト〜ミラノ間に1往復設定されました。この2都市は従来バーゼル乗り換えによって接続されていましたが、この改正で直通便が設定されたようです。 ・国際寝台列車メトロポール号の運転区間が短縮 前述のフランス・トラン・ブルー同様、メトロポール号も従来のベルリン〜ブダペスト間運転区間が、ベルリン〜プラハ間での運転を取りやめ、プラハ〜ブダペスト間での運行となりました。また、この列車に併結されるプラハ〜ウィーン間の車両は、従来座席車と寝台車が連結されていたのですが、この改正をもって、寝台車のみとなっています。 #時刻表 #ヨーロッパ #ユーロシティー #メトロポール #トランブルー #TGV
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TGV大西洋線2路線の開業など European Rail Timetable Summer 2017
European Rail Timetable Summer 2017 ヨーロッパ鉄道時刻表ですが、本国のオンラインサイトで購入した1冊です。 表紙はイタリア国鉄E656機関車に牽引されたThello(セロ)のEC144(ミラノ〜マルセイユ)です。 この号でのトピックは、フランスの高速新線LGV2路線の開業。LGV南ヨーロッパ大西洋線(ボルドー方面)と同ブルターニュ-ペイ・ド・ラ・ロワール線(レンヌ方面)で、着々と路線網を伸ばす一方で、都市間の所要時間を劇的に短縮していきました。 その他国際列車では、 ・EC11/10 チューリヒ〜ミラノのサービスが、週末のみベネチアまで延伸運転。 ・スウェーデンの高速列車(Snabbtag)ですが、エーデボリ〜コペンハーゲン間の運行を夏期に限って再開される。SnabbtagはSJ2000型(X2000)が使用される高速列車です。 その他、夏の増便情報にくわえ、集中工事による運休情報も多数掲載されています。 #時刻表 #ヨーロッパ #TGV #SJ2000型
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ヨーロッパ鉄道の冬ダイヤ最新情報掲載など European Rail Timetable October 2020
European Rail Timetable October 2020 10月7日に発売されたERTの2020年10月号です。この号からERTの定期購読をはじめました!6冊で約2万円!! ということで1冊約3000円という貴重な冊子ですが、コロナウィルス感染症の影響によって運休されていた列車の運転開始、または引き続き運休が続いているなど、各国の状況が掲載されています。 とはいえ、この執筆時点でヨーロッパでの感染が再拡大しつつありますので、掲載内容に再度変更が発生しますね、確実に。 トピックです。 ・ベルリンの空港ですが、10月31日にブランデンブルク空港開港にともない、アクセス情報が更新されています。 ・ハンガリーにおいては、運休情報含め比較的多めな情報でした。 -Table1250については、現在縮小されたサービスが運行されており、運休中の列車は網掛けで表示されていることと、レイルジェットRJX 64 ブダペスト - ミュンヘン間の列車が EC 64 ブダペスト - ウィーン / RJX64 ウィーン - ミュンヘンと分割され、各列車はウィーンにて接続します。 -同じくTable1250について、EC140/147 ホルトバージ号(Hortobágy) は通常はウクライナのキエフから運行されていますが、現在はブダペスト-ウィーン間のみを運行しています。 その他、過去の時刻表復刻ページとして、1984年10月号のドイツの紙面が上がっています。 ピックアップしてみたのは、日本のページ。当たり前かもですが、話題の列車「WEST EXPRESS 銀河」もきちんとクレジットされております! #時刻表 #鉄道 #レイルジェット #WEST EXPRESS 銀河
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オリエント急行運行開始100周年記念紙面など ThomasCook Continental Timetable May ~June 1983
ThomasCook Continental Timetable May ~June 1983 前オーナーから譲り受けた段階で表紙、中身に書き込みが多数ありました。よくよく見てみれば旅行計画につかったメモ。詳細はわかりませんが、当時のParis〜Amsterdam〜Stockholm〜Copenhagen〜Berlin と旅行した形跡がありました。自分の旅行ではないですが、インターネットなど皆無な時代にこの時刻表1冊で旅行されていた様子を妄想してしまいます。 さて、この号では、1883年にワゴン・リ社がパリ東駅〜ルーマニアのジュルジュ駅まで運転開始されてから100周年を記念した紙面内容となりました。オリエント急行といえば高級列車のイメージがとても印象的ですが、この時刻表発行当時も2等車も併結していた編成でしたので、そのイメージは1970年代以降に「ツアー列車」として復活した効果だと思います。そのツアー列車の一つとして「ベニス・シンプロン・オリエント急行」のダイヤもありましたので、挙げてみました。 最後ピックアップしてみたのは、ヨーロッパ地図にトレースされたTEE運行一覧です。とうに運転本数のピーク期は越えていますが、高速列車がTGVのみだったヨーロッパ大陸にはまだTEEは残ってる状況です。 #鉄道 #時刻表 #TGV #TEE #オリエント急行 #ワゴンリー #ベニス・シンプロン・オリエント急行
時刻表冊子 海外 ThomasCook Continental Timetable May ~June 1983 Thomas Cook Publicationstime_table
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スペイン初のTEE運転開始直後の時刻表 Cooks Continental Timetable August.1969
Cooks Continental Timetable August.1969 1969年8月号の現在のEuropean Rail Timetableの前身であるThomasCook社の時刻表です。 とても貴重な一冊を入手しました。前のオーナーも当時の海外旅行のため、日本から郵送で手に入れたとのことでしたので、入手に関する当時の苦労を想像するばかりです。 記載した発売額について、国内での販売額で、12s.6d と記載されていました。ポンドじゃなかったけイギリスは?と思ったんですが、現在の「十進法のポンド換算が1971年に導入する前には、12シリング6ペニーとして記載されていたようです。ちなみに12ペンス(「12d」と表記)が1シリング(「1s」ないし「1/-」と表記)をなし、20シリングが1ポンドとなっていたそうです。Wikipediaより。 さて本題ですが、いろいろ書きたい中で、紙面内からピックアップしたのは、下記3点です。 ・フランスTEE ル・ミストラル号の新造車がリリースされたこと。14両編成のオール1等車(=日本で言うグリーン車)という編成もさることながら、車内設備はコンパートメント、オープン座席、食堂車、書店、土産物店、美容室(!!)が備えられていたようです。今の豪華列車でもありえない設備もありますね。運転区間については、当時はパリ・リヨン駅〜ニース駅を約9時間で結んでいました。 ・フランス ワゴンリー車が新型寝台車導入 T2タイプと呼ばれる寝台コンパートメントがリリースされました。T2タイプは現在のヨーロッパでは普及している寝台タイプですが、この時期に誕生したんですね。ちなみに当時導入されていたのはパリからフランス各地の都市にむけてのみでフランス国内限定の運行だったようです。記事の中には1970年からは国際列車にも投入と記載がありました。 ・ル・カタラン号 1969年6月1日からスペインにはじめて乗り入れたTEE列車名です。後刻、ル・カタラン・タルゴ、後にカタラン・タルゴ号と名称を変えていきますが、スペインを代表する「タルゴ列車」の代名詞です。ちなみに「ル・カタラン号」で時刻表に出ていたのはかなり短い期間のようですので、この紙面自体も歴史的な価値があります。カタランとは、この列車の発着駅バルセロナがあるカタルーニャ地方の言葉が由来でカタルーニャの、カタルーニャ人を指します。 #時刻表 #鉄道 #ミストラル号 #T2寝台車 #ワゴンリー #カタランタルゴ
時刻表冊子 海外 Cooks Continental Timetable August.1969 Thos.cook & Son, LTD.time_table
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European Rail Timetable Winter 2014/2015
European Rail Timetable(ERT) Winter 2014/2015 表紙は1983年に撮影されたフランス国鉄の機関車牽引の客車列車。どことなくいい雰囲気を感じます。 こちらはERTのオンラインショップで購入しまして、投げ売り価格で入手。 冬はダイヤ改正の時期!ということで細々とEC(ユーロシティー),IC(インターシティー)の新設、再開など記載がありますが、 その中でピックアップしたのは、 ・EC ベルリン・ナイト・エクスプレスの運転再開。2015年の復活祭など期間限定ながらスウェーデンのマルメからベルリンまでの夜行列車が走りました。 ・EC ヴィンドボーナ号が消滅しました。50年以上ハンブルグ〜ベルリン〜ウィーン間の直通列車として設定されていましたが、今回消滅しました。ちなみに2019年冬ダイヤでプラハ〜グラーツ間のレイルジェット(RJ)の名称として復活しています。 #時刻表 #鉄道 #ユーロシティー #インターシティー
時刻表冊子 海外 European Rail Timetable Winter 2014/2015 European Rail Timetable Limitedtime_table
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European Rail Timetable Summer 2014 edition
European Rail Timetable Summer 2014 edition オンラインショップで投げ売りされていたので、思わず購入。定価17.99ポンド(約2500円)が、本家のオンラインショップで138円!!送料の方が高かったって話ですが、そこは資料価値を鑑みてOK。※1ポンド=139円で計算 夏ダイヤ改正、と言われるものは実施されていませんが、細かいながら、いくつか動きを。 ※夏はメンテナンスに充てられる時期なので工事に伴う運転区間変更等の情報はありましたが割愛。 ・TGV パリ〜バルセロナ 7月6日から4往復/日体制に。前後号のパリ〜バルセロナの運転本数をみてみましたが、一部の便は期間指定の運転だったりするので、柔軟に対応されているようです。 ・ギリシア〜ブルガリア・セルビア間の国際列車が運行再開。運行停止の理由が定かではありませんが、ギリシアから各国1日1往復の便が紙面では確認できました。 その他ピックアップしてみたのは、ERTに掲載されている日本の時刻表です。Overseas版が現在発刊されていないため、ERTの紙面内にヨーロッパ以外の主要国、主要鉄道の時刻が掲載されています。日本は新幹線はもちろんのこと、インバウンド客が利用する路線の特急列車を中心に時刻が掲載されています。 ここでは、日本の夜行列車のサマリーというTableがあります。よくご覧ください。Takamatsu(高松)とSapporo(札幌)が同じ紙面にコンパクトに掲載されている!!!各時刻がどの列車かは先達の皆様御存知かと。これを見ると、ERTの紙面の編集方針がわかる気がしますね。限られた紙面に情報を掲載するために、削ぎ落とされる情報量とやらを。 日本の紙面、情報量から、ヨーロッパの鉄道の奥深さを逆算的に感じました。 #時刻表 #鉄道 #TGV
時刻表冊子 海外 European Rail Timetable Limited £0.99time_table