デザイン博開催にともなう、優等列車の名古屋〜金山間延長運転など JTB時刻表 1989年 6月号

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JTB時刻表 1989年(平成元年) 6月号
表紙は奥羽本線を走る特急列車。遠景のため、辛うじて485系であろうことは確認できても、流石にどの列車だろうかと逡巡しておりました。7両編成なので、通常6両編成のいなほ号の多客時増結では?と推察しております。ご存知の先達の皆様、コメントをお待ちしておりますw

さて、この号、いろいろと見どころがありましたので、ざっくばらんにピックアップします。

・北海道ちほく高原鉄道の開業 JR北海道の池北線が第三セクター化したものです。

・1989年7月9日に金山総合駅開業と、その直後から開始された名古屋デザイン博関連の臨時ダイヤが施工され、通常名古屋止まりの特急しらさぎ号、ひだ号、急行のりくら号の一部列車が名古屋〜金山間を延長運転し、金山発着になったことがありました。

・JR西日本の「珍ドコ列車」 そもそも「珍ドコ」とはなにかは置いておきますが、10両編成の各車両が全く脈絡なく連結された奇天烈な列車だったようです。私は実際に見たことは有りません。営業はしないのに食堂車を連結していたのも当時のJRの粋なはからいといったところでしょうか。

・寝台急行「シャレー軽井沢」 紙面から583系と想像できる編成で運転された列車。神戸から北陸本線直江津経由で軽井沢を走る列車。これ、冬のシュプール号のスジを利用した夏の臨時列車だったようですね。

・快速福井キャンペーン号 得体のしれない臨時列車ですが、デスティネーションキャンペーンがらみでしょうか。京阪神と福井県の温泉地、芦原温泉間で設定された客車列車ですが、運転日をかえて、湖西線経由と北陸本線(長浜)経由と2種が運行されたという、珍しい設定されていました。まさに滋賀を「練り歩く」列車ですね。ちなみにネット上に先達の方があげておられる写真からは、JR西日本のリゾート&シュプール客車(展望車なし)が使用されていることを確認しております。

・ユートピア高山号 金沢運転所所属のジョイフルトレイン「ゴールデンアストル」を使用した臨時列車。高山から北上して大阪に向かう、珍しいルートで運行されています。また、北陸本線上では、お相手に臨時の雷鳥号に「併結」されて運行されていました。

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