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キック・アス(2010/イギリス・アメリカ)
原題:KICK ASS 監督:マシュー・ヴォーン 出演:アーロン・ジョンソン クロエ・グレース・モレッツ ニコラス・ケイジ ジャンル:ヒーロー・アクション 時間:117分 【STORY】 NYに住むデイブは、コミックオタクでスーパーヒーローに憧れる平凡な高校生。ある日、インターネットで買った自前のスーツとマスクで、自分もヒーローとして勝手に街で活動を開始。何の特殊能力も持たない彼は、初出動のときにあっさり犯罪者にやられるが、その捨て身の活動がネットで話題になり”キック・アス”の名で一躍有名に。やがて高度な訓練を受けた美少女ヒーロー”ヒット・ガール”とその父”ビッグ・ダディ”の力を借りて、犯罪組織に立ち向かう! 【COMMENT】 マシュー・ボーン作品の特徴は、変化球をちょっぴり加えた王道ストーリーにキレと爽快感のあるアクション・シーンが面白くて、密かに注目している好きな監督(製作者)の一人です。この『キック・アス』では、表向き主人公キック・アスことデイブの成長物語なんだけど、実はマクレイディ親子の復讐劇の話であり、影の主人公はヒット・ガールといっても過言ではありません。それを気づかせないようよう面白可笑しく演出しているのが凄いと思います。 そして、刀で斬り落としたり拳銃で撃ち殺したりと残酷な殺人描写も、軽快な音楽にのせて敵を殺していくので全然不快に感じさせず、逆にコミカルでまるでゲームをしているような感覚で観ていて気持ちがいいです。ラストのヒット・ガールがマフィアのビルに乗り込み、敵と撃ちあうシーンはもう必見。きっとアドレナリンでまくりで画面にくぎ付けになるでしょう。グロ描写が苦手な方も是非観てほしい作品です。 もう『キック・アス』が好きすぎて、メディアが変わるたびに買い替えています。でも、初めて購入したのが悲しいかなこの廉価版のDVD。初販Blu-rayはアウターケース付きで特典満載の仕様(今ではめちゃくちゃ欲しい)でしたが、日本初上映時から『キック・アス』をアメコミ映画と思いこんでいて、世間ではかなり評判がよかったけど未鑑賞で購入もスルーしてしまいました。ただそもそも、当時はまだ高額なBlu-ray再生機というものを所有しておらず、円盤ソフトを購入するならDVD一択しか選択の余地がなかったのでBlu-ray版が欲しくても買えなかったですけどね。 【私的評価】 93 / 100
映画ソフト 東宝 ¥1200 (税別)take
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セブン (1995/アメリカ)
原題:SEVEN 監督:デビッド・フィンチャー 出演:ブラッド・ピット モーガン・フリーマン ジャンル:サイコ・サスペンス 時間:127分 【STORY】 二人の刑事が追うのは、怜悧な頭脳を持つしたたかな連続殺人鬼。男は七つの大罪のいずれかに該当する者を狙い、おぞましい殺人を繰り返していた。苦痛と絶望が蔓延した、雨のそぼ降る陰鬱な街を舞台に展開される傑作スリラー 【COMMENT】 衝撃のラストは必見!映画史上後味の悪い結末に興奮がおさまらない。デビッド・フィンチャーのスタイリッシュな映像美に、あのブラピが汚れ役を演じるなど後世にも残したい作品の一つです。 【私的評価】100/100
映画ソフト 東宝 ¥9800 (税別)take