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武器人間(2013/オランダ・アメリカ)
原題:FRANKENSTEINS ARMY 監督:リチャード・ラーフォースト 出演:カレル・ローデン ジョシュア・サッセ ロバート・グウィリム ジャンル:ホラー 時間:84分 【STORY】 1945年、第二次世界大戦末期の東部戦線。ソ連の偵察部隊がある任務を帯び、ドイツの占拠地域に足を踏み入れた。やがて古い教会を見つけた部隊は、そこで何者かによる大虐殺が行われた形跡を目撃する。さらにその建物の地下には迷路のような通路が張り巡らされ、広大な研究室が隠されていた。その研究室こそ、フランケンシュタイン博士の末裔が、死体と機械を合成し、不死身の改造人間を製造している大量破壊兵器工場だった・・・。 【COMMENT】 ストーリーはあってないようなもので、はっきりいってそんなに面白くはないです。この作品の魅力はストーリーではなくて、ナチスの秘密兵器である武器人間の造形を楽しむのがこの作品の本質といえます。流行のCGを使用せず生身の人間が演技している武器人間たち。見た目のグロさは引くレベルですが、その所作が健気で愛嬌もあってかわいいです。個人的に押しの武器人間は、モスキートにポッドマン、そしてマミィー・エヴァ。特にポッドマンは可愛すぎます。万人にオススメできる作品ではないですが、ちょっぴり狂った映画が観たいという人に是非オススメしたい作品です。 【私的評価】 60 / 100
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スナッチ(2000/アメリカ)
原題:SNATCH 監督:ガイ・リッチー 出演:ベネチオ・デル・トロ デニス・ファリーナ ビニー・ジョーンズ ブラッド・ピット ジャンル:クライム・サスペンス 時間:103分 【STORY】 発端はフランキーが強奪した86カラットの大粒ダイヤ。非合法な賭けボクシングのノミ屋に、ダイヤを持って現れたフランキーが襲われた。ダイヤを追うNYマフィアのアビーと、不死身の殺し屋トニー、そこに賭けボクシングのプロモーター、ターキッシュと、ボクシングで資金稼ぎをしようとする流浪民ミッキーも加わって、すべてが複雑に絡み合い、予測を超えた展開が繰り広げられる。そして、鍵を握るのは気まぐれな一匹の犬。 【COMMENT】 ガイ・リッチー監督ならではのスタイリッシュな映像に惚れ惚れしてしまいます。オープニングの人物紹介なんかもう痺れるぐらいいっちゃっています。必見!そして、スピード感あふれるカメラワークにUK音楽との見事までの融合とガイ・リッチー監督のセンスには脱帽です。ホント、オシャレなこと(´∀`*)ウフフ 映像もさることながら、前作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(以下LS&TSBと略す)同様緻密に練られた脚本も見事!とにかく登場人物が多く展開が早いため状況把握をするのが大変だけど、1つのダイヤを巡り、曲者揃いの登場人物たちの思惑の中で複雑に絡み合いながらラストは1つに集約していく展開は秀逸だし、ラストのオチも完璧。でも、『LS&TSB』に比べるとどうしても2番煎じは否めないし、『LS&TSB』ほど鑑賞後の興奮はなかったかな。 とはいっても、『LS&TSB』から想像できない程豪華俳優陣が出演していることにはビックリ(゚Д゚;) 『LS&TSB』から引き続きジェイソン・ステイサムやビニー・ジョーンズも出演していますが、あのブラピ様も『LS&TSB』を観てガイ・リッチー監督に逆オファーし出演しちゃています。『ファイトクラブ』を彷彿させるようなパイキー役で、相変わらずカッコイイのだが爽やかさがまったくないのが・・・(≧◇≦) しかし、ブラピ様以上にtakeが気に入ったのは、ベニチオ・デル・トロ。男からみても魅力的でカッコよすぎます。NYマフィアの一員なんだけどギャンブルジャンキーで序盤であっさり殺されちゃいますが、その存在感や渋さには圧倒されます。残念ながら『LS&TSB』を超えるような作品ではなかったですが、それでもガイ・リッチー監督のセンスが色濃くでている良作です。ガイ・リッチー監督は、タランティーノと並んで群像劇を撮らせたらピカイチの監督じゃないかな。 【私的評価】 80/100
映画ソフト ソニー・ピクチャーズエンタテインメント ¥6264 (税別)take
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DRIVE(2011/AMERICA)
邦題:ドライヴ 監督:ニコラス・ウィンディング・レフン 出演:ライアン・ゴズリング キャリー・マリガン ブライアン・クランストン ジャンル:クライム・サスペンス 時間:100分 【STORY】 天才的なドライビングテクニックを持つ寡黙な“ドライバー”は、昼間は映画のカースタントマン、夜は強盗の逃走を請け負う運転手という2つの顔をもっていた。ある晩、仕事を終えたドライバーは、同じアパートに暮らすアイリーンと偶然エレベーターで乗り合わせ、一目で恋に落ちる。次第に親しくなっていく2人だったが、ある日、アイリーンの夫スタンダードが、服役を終え戻ってきた。アイリーンは、ドライバーに心を残しながらも家族を守る選択をし、ドライバーも一旦は身を引き、家族から距離を置く。しかし、ある晩、ガレージで血まみれで倒れているスタンダードを発見。服役中の用心棒代として多額の借金を負ったスタンダードは、マフィアから妻子の命を盾に、強盗をするよう脅されていたのだ。絶体絶命のスタンダードは、ドライバーに助けを求め……。 【COMMENT】 幻想的で卓越した独特の映像表現で魅了する監督ニコラス・W・レフン。この『ドライヴ』でもその才能が十分に堪能できます。夜の街を照らすネオンの光、ドライヴァーとアイリーン、各々の生き方を対比させてるかのような配色や陰影の演出など、どこを切りとってもスタイリッシュで美しい。特にラストのボス ニーノとのバトルは伝説に残したいほど素晴らしい完成度。アスファルトに写る影で魅せるバトルは絶対観てほしいシーンです。 本作はストーリー設定上、『ベイビー・ドライバー』のような過激なカーアクションを期待すると肩透かしをくらいます。あくまでもカーアクションはおまけで、スタイリッシュな映像とバイオレンスな純愛映画として観てください。 【私的評価】 90/100
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ドラゴン・タトゥーの女 (2011/アメリカ)
原題:THE GIRL WITH THE DRAGON TATOO 監督:デヴィッド・フィンチャー 出演:ダニエル・クレイグ ルーニー・マーラ クリストファー・プラマー ジャンル:ミステリー・サスペンス 時間:158分 【STORY】 スウェーデンを揺るがす財界汚職事件の告発記事を書きながら名誉棄損裁判で敗訴したミカエルは意気消沈の日々を送っていた。ある日、彼のもとにスウェーデン有数の財閥ヴァンゲルの元会長ヘンリック・ヴァンゲル老人から家族史編纂の依頼が舞い込む。実はヘンリックの真の目的は40年前に起きた親族の娘ハリエット失踪事件の真相究明だった。ヴァンゲルはハリエットが一族の誰かに殺害されたと信じていた。40年前に一族が住む孤島から何の痕跡も残さず消えた少女。成功の陰に隠された一族の血塗られた過去に気づくものの手がかりの掴めないミカエルは、一族の弁護士から天才的な資料収集能力の持ち主であるとして、ある人物を紹介される。リスベットという名の、顔色が悪く、拒食症患者のように、がりがりに痩せた女。この小柄な女の肩口から背中にかけて、龍の刺青が異彩を放っていた。意外なことに彼女はこの事件に異様な関心を示す。そして彼女はハリエットの日記に記された聖書にまつわる数字が、ロシアの国境付近で未解決のままとなっている連続猟奇殺人事件と関連があることを突き止めるのだった。 【COMMENT】 元々、スウェーデンの映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』のハリウッド・リメイク版がこの『ドラゴン・タトゥーの女』にあたります。当然その作品にもリスベットが出てきてノオミ・ラパスが演じているんだけど、もう自分の中ではリスベットといえばルーニー・マーラしかいないのです。オリジナル版は観たことないけどね。否、リスベットのイメージができすぎてもう観ることができません。もう良くも悪くもルーニー・マーラの作品になっちゃています。 主役は一応ダニエル・クレイグだけど、その圧倒的な存在感から真の主役はルーニー・マーラといっても過言ではないです。ルーニー・マーラが演じるリスベットの奇抜な髪型に顔面ピアスなど見た目のインパクトや過激な行動があまりにも強烈すぎて、ダニエル・クレイグの演技が霞んでみえちゃいますね。 【私的評価】 85/100
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スパイダーマン ファー・フロム・ホーム (2019/アメリカ)
原題:SPIDER-MAN Far From Home 監督:ジョン・ワッツ 出演:トム・ホランド サミュエル・L・ジャクソン ジェイク・ギレンホール ジャンル:アメコミ 時間:135分 【STORY】 ピーターは夏休みに、学校の友人たちとヨーロッパ旅行に出かける。しかしそこに待っていたのは、元S.H.I.E.L.D.長官であるニック・フューリーだった。迫りくる新たな脅威を察したニックは、スパイダーマンの力を必要としていたのだ。目の前に立ちはだかる脅威に立ち向かう使命を、ニックは怖気づくスパイダーマンに託す。ヴェネチア、ベルリン、ロンドンといったヨーロッパ都市をはじめ、各国を危機に陥れるのは、”火”や”水”など自然の力を操るクリーチャーたち。世界に脅威が迫る中、ニックはミステリオをピーターに引き合わせる。異次元から来たという彼もまた、ピーターと共に敵に立ち向かっていく。そしてこの戦いに、ソーやキャプテン・マーベルの力は借りられない。ピーター=スパイダーマンはこの危機にどう立ち向かうのかーーー今、世界は彼に託される・・・! 【COMMENT】 『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』のソフトはこれを合わせて2枚所有しています。作品のデビューはもう1枚の時に紹介するとして、今回はこの『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』を鑑賞するにあたり注意してほしいことは、MCUに詳しい方は問題ないですが、MCU未見でこれまでの『スパイダーマン』シリーズが好きだった方にとってはいろいろ驚かされます。私も実はMCUのことをよく知らず前作『スパイダーマン ホームカミング』を観て劇中にアイアンマンがでてきたり、本作でも『アベンジャーズ・エンドゲーム』を観る前に観てしまい、『アベンジャーズ・エンドゲーム』のオチをセルフ・ネタバレしてしまったりと驚かされまくりでした。『スパイダーマン』単体でもそれなりに楽しめますが、より楽しむならMCUの順番通り観た方が100倍面白いですよ! こちらはamazon限定のスチールブックになります。スパイダーマンが好きで購入しましたが、正直イラスト・タッチのジャケットデザインは好みじゃないですね 【私的評価】 80/100
映画ソフト ソニー・ピクチャーズエンタテインメント ¥7,800take
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ベイビー・ドライバー (2017/アメリカ)
原題:BABY DRIVER 監督:エドガー・ライト 出演:アンセル・エルゴート リリー・ジェームズ ケビン・スペイシー ジェイミー・フォックス ジャンル:カーアクション 時間:113分 【STORY】 天才的ドライビング・センスが買われ、組織で”逃がし屋”として働くベイビー。彼の仕事は、銀行や現金輸送を襲ったメンバーを確実に”逃がす”こと。子供の頃の交通事故が原因で耳鳴りが止まなくなり、それを消すために、彼は四六時中イヤフォンを身につけ音楽を聴いている。組織のボスのドク、短気でクレイジーなバッツ、凶悪すぎる夫婦バディとダーリン。彼らとの仕事にスリルを覚え、才能を活かしてきたベイビーだったが、恋人デボラの存在を嗅ぎつけられ、組織から抜け出す決意をする。恋人と組織を道連れに、最後の仕事<ドライビング>がいま、暴走を始めるーーーー! 【COMMENT】 とにかくオープニングの6分間を観てほしい。かならずこの映画の虜になること間違いなし!音楽とカーチェイスのシンクロは最高の高揚感をもたらし没入感が半端ないです。もうアドレナリン全開。ただ、残念なのはストーリーが後半になるにつれ雑な展開になってしまいますが、それを含めても面白くてオススメできる映画です。今後のエドガー・ライト監督の作品に期待。 【私的評価】85/100
映画ソフト ソニー・ピクチャーズエンタテインメント ¥4743 (税別)take
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ブレードランナー 2049 (2017/アメリカ)
原題:BLADE RUNNER 2049 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 出演:ライアン・ゴズリング ハリソン・フォード アナ・デ・アルマス ジャレッド・レト ジャンル:SFハードボイルド 時間:163分 【STORY】 2049年、L.A市警のブレードランナー"K"はある事件の捜査中に、人間と人造人間《レプリカント》の社会を、そして自らのアイデンティティを崩壊させかねないある事実を知る。Kがたどり着いた、その謎を暴く鍵となる男とは、かつて優秀なブレードランナーとして活躍し、30年間行方不明になっていたデッカードだった。デッカードが命を懸けて守り続けた秘密ー世界の秩序を崩壊させ、人類存亡に関わる<真実>が今、明かされようとしている。 【COMMENT】 GEO限定のスチールブック仕様。パッケージは映画ポスターバージョンがよかったけれど、これはこれでブレードランナーの世界観が表現されてgood。ストーリーは前作からの正当続編であり、前作を観てないとやや置いてきぼりになります。人を選ぶ作品で個人的には前作が好きでかなり楽しみにしてましたが、上映時間が長くもう少しコンパクトにまとめてくれた方がよかったかな。でも、この世界観は本当に好き。 【私的評価】70/100
映画ソフト ソニー・ピクチャーズエンタテインメント ¥7800 (税別)take
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ (1998/イングランド)
原題:LOCK STOCK & TWO SMOKING BARRELS 監督:ガイ・リッチー 出演:ニック・モラン ジェイソン・ステイサム スティング ジャンル:クライム・ムービー 時間:107分 【STORY】 舞台はロンドンの下町。カード・プレーに自信満々のエディは、友人3人を巻き込み、ギャングの顔役ハリーを相手にひと儲けしようと企むが、逆に借金を作り、脅迫される身となる。そこにエディの父や麻薬王、マリファナ栽培に精を出す上流階級のお坊ちゃんらが複雑に絡んで、事態は思いもかけないバイオレントな大騒動に発展。一体、最後に笑うのは誰か! 【COMMENT】 ガイ・リッチー監督の出世作であり最高傑作。二転三転する緻密な脚本にスタイリッシュな映像はガイ・リッチー作品の醍醐味。ブラッド・ピットもこの作品を観て出演オファーしたとか!?必見です 【私的評価】95/100
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