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エル ELLE(2016/フランス)
原題:ELLE 監督:ポール・ヴァーホーヴェン 出演:イザベル・ユペール ロラン・ラフィット アンヌ・コンシニ ジャンル:サスペンス 時間:131分 【STORY】 新鋭ゲーム会社の社長を務めるミシェルは、一人暮らしの瀟酒な自宅で覆面の男に襲われる。その後も、送り主不明の嫌がらせメールが届き、誰かが留守中に侵入した形跡が残される。自分の生活リズムを把握しているかのような犯行に、周囲を怪しむミシェル。父親にまつわる過去の衝撃的な事件から、警察に関わりたくない彼女は、自ら犯人を探し始める。だが、次第に明かされていくのは、事件の真相よりも恐ろしいミシェルの本性だった。 【COMMENT】 好き嫌いがはっきり分かれる作品です。イザベル・ユペール演じる主人公ミシェルをはじめ、登場してくる人物すべて頭がおかしい(表と裏の二面性の顔を持つ)奴らばかりで、彼らの異常な行動に理解に苦しみます。それなのに、ストーリーは淡々と進んでいくもんだから、誰にも感情移入ができず取り残されたような感じになってしまいます。登場人物たちの行動原理や関係性を深掘りしていけば、この作品の面白さがでてくると思いますが、そこまでしようとする気がまったくおきません。ただ、還暦を迎えているイザベル・ユペールの身体をはった迫真の演技だけは素晴らしかった! 【私的評価】 50/100
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セッション (2014/アメリカ)
原題:WHIPLASH 監督:デミアン・チャゼル 出演:マイルズ・テラー J・K シモンズ ジャンル:ドラマ 時間:106分 【STORY】 名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン。そんな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャーだった。ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏を引き出すためには暴力をも辞さない彼におののきながらも、その指導に必死に食らい付いていくニーマン。だが、フレッチャーのレッスンは次第に狂気じみたものへと変化していく。 【COMMENT】 この映画を語る上で、やっぱり外せないのはキヤッチコピーにもなっている『衝撃のラスト9分19秒』まさに偽りのない的を得た表現です。ストーリーとしては、登場人物も少なく時系列に一本道ですすんでいきますが、ドラマとしての演出や展開が素晴らしく、ラストのカタルシスへと繋がっていく気持ちよさは絶賛に値します。 【私的評価】85/100
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