52回目の日記 ショーン・コネリー逝去
Diary
前回も申し上げましたが、この「モノ日記」の欄が自身のコレクションに関することではなく、追悼の言葉を述べる場に止まってしまっているのが辛いのですが、やはり触れないわけにはいきません。英国の名優ショーン・コネリー氏が10月31日に逝去されました。享年90歳。様々な見方はあるのでしょうが、同い年のクリント・イーストウッドが今年に至るまでなお活動を続けていることを鑑みると、やはり少し早く逝ってしまったという感が私にはあります。世間的には「初代ジェームズ・ボンド」というのが代名詞になっていますね。それはそれで異存はないのですが、私が劇場で映画を観始めたころはすでにロジャー・ムーアに代替わりしていたので、007シリーズ以外の作品の方が印象に残っています。例えば、数少ないですがSF映画にも出演しており、『未来惑星ザルドス』『アウトランド』といった佳作から『メテオ』なんて駄作にまで携わっていたのが面白かったですね。その他についてはその関連アイテムを展示する際に紹介することにして、それでは、出演作の映画音楽で世間的によく知られているものがあるか、というと、これが007シリーズ以外にはそれほどないようで、その点は結構地味な印象です。
そんな氏のフィルモグラフィーの中で私が気に入っているのが『王になろうとした男』の音楽で、担当はモーリス・ジャール。主にデヴィッド・リーン監督作品の音楽が有名な映画音楽作家ですが、その他にも名作を数多く残しており、本作のスコアもそれこそ地味ながら味わい深い出来です。
ここでは、この楽曲を収録しているCDのジャケットを添付させて戴きます。
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