Grid  Ver.2   PlayingCards

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Grid  Ver.2 Typographic Playing Cards

2018年リリース 2000個 限定生産版。

グラフィックデザインには「スイススタイル」として知られるInternational Typographic Styleのデザイン原則があるそうで。その原則に基づいてLuke WadeyがデザインしたGrid Playing Cardsは、3部構成のコレクションとなっています。今回のデックは、そのシリーズのVer.2,となります。
その主な原則は、読みやすさと簡潔さであり、ほとんどの作品は、常にグリッド(ここでは同じ様なところに配置する場所)を使用した非対称レイアウトを採用しています。このグリッドは、通常は隠された列と行で構成されており、言葉、数字、絵、パターンを配置するために使用されています。
Grid Series Ver.2は、本当にユニークなデザインのコレクションのです。コレクターには、
のこの上ないアイテムであり、パフォーマーやカーディストリーのユーザーはグリッドシリーズを使って新たなパフォーマンスをもたらす強力な武器になることでしょう。

グリッド・シリーズ2では、グリッド・シリーズ1のように縦と横の配置に加えて、円を導入してダイヤル効果を生み出し、トランプに異なるグリッドがどのように使用できるかを試しています。それぞれのカードには、円の端にある数字と文字の整列のセットがあるので、同じ整列をしているように見えますが、必ずしもそれぞれのカードの全く同じ場所という訳ではありません。

グラフィックデザイナーであり、カードコレクターでもあるルークは、たくさんのデックの中で本当に目立つデックをどうすれば作れるかと思い描いていました。そして辿り着いたのが、Gridだったのです。
伝統的なピップスを使わず、タイポグラフィのフォーマットを採用することで、イラストや数字ではなく、大胆な言葉(文字)で表現しています。デザインはミニマムでありながら機能的なものとなっており、カードの裏にはデックの名前だけが描かれ、ビビットブルーでカラー印刷されています。絵札にはミニマムなグラフィックとして斜めのラインが導入されていますが、これは従来の絵札によく見られる上下を分ける斜めのラインの象徴して入れられているようです。

カードは様々な方法・方向からで読んだり見たりできますが、左右対称のカードは2枚だけです。

それでは、ダイヤモンドの7を例に説明してみます。少しややこしいですがアップしている写真を見ながら読んでください
1) このカードは、フルネームで「7 of Diamonds」と書かれています。
2) 7とダイヤモンドのピップは、伝統的なコーナーに配置されています。
3) その横に大文字と小文字で書かれています。Seven/Diamonds(セブン/ダイヤモンド)と書かれています。
4) 円の周りには、現在のカードの前後を含めたカードの並びがあります;6 7 8。
5) 右上隅の短い手のコード:SE/DI。
6) 左下には、グリッドシリーズ1と同様に、現在のカードがピップとライトアップされたドットで表示され、該当しないカードはエースから10までフェードアウトされ、絵のカードは対角線に切り替わります。

本当に面白い、個性的なデックです。
今までのデックの概念が、かけらも残っていない斬新でポップでクールな逸品です。
どこか未来のデックを触っているような気分にさせてくれます。

ケースはきれいなブルー。デックのバックと同じです。フェイス側のカラーは、ダイヤとハートのスートカードが赤。スペードとクラブのスートカードが黒。ジョーカーは紫。

USPCCによって2000枚限定で印刷された56枚のポーカーサイズのこのデックは、リネンストックに印刷され、エアクッション仕上げで作られています。

参考レビュー動画:https://www.youtube.com/watch?v=j1s-6J3GqRY
https://www.youtube.com/watch?v=T38IYfewvMA

カード総数 56枚
レギュラーカード 52枚
ジョーカー 2枚
アドカード 2枚
Created and Distributed by Typographic Playing Cards
Produced by Daniel Madiso
Designed byLuke Wadey
Manufactured by The United States Playing Card Company
Made in USA

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