TRANSHUMANISM    PlayingCards

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TRANSHUMANISM    PlayingCards

Transhumanism Projectが制作したこのデックは、2019年の台北芸術祭のために作られた作品です。
継続的な3年間のプロジェクトは、マジシャンのショーン・チョウ、ディレクターのユー・ディアン・チェン、ビジュアル・アート・デザイナーのウェイ・ワンが共同で制作したものです。

どことなく不気味なシンボルが並んだシュールな裏模様で、両面ともメタリックインクがきれいです。

カードケースは、黒のマット紙にエンボス加工、黒光沢でデザインが描かれています。
ケース表は瞳の様な絵柄のみ、裏側はトーテムポール思わせる様な独特の雰囲気を醸し出しています。

カードバックデザインは、タックケースの裏側と同じデザインで不気味です。

フェイスデザインも個性的で、スートにヒップス、インデックスに至るまでカスタマイズデザインされています。極めつけは、コートカードで、絵柄はなくJ,Q,Kが全て文字で表現されています。

印刷は台湾のHanson Chien Production Co.で、TWPCCのクラシックペーパーにレジェンダリーフィニッシュにて製造されています

【デザイナーWei Wangの言葉】
『このプロジェクトを始めた当初から、トランスヒューマニズムは肉体の殻だけを残して自らを「脱肉」させようとしていました。タイポグラフィ、カラーコーディネーション、スート、数字、カード裏面のライン、さらにはコートカードも形のないスタイルで存在するようにデザインするなど、ゼロからのスタートとなりました。
私たちが最も慣れ親しんでいるマジック、現実と幻想が融合した空間からスタートしました。ゼロの状態を極限まで発展させようと、トーテムデザインに創世記神話や意味のある占星術のシンボルを融合させたり、メタリックインクの反射で反射を表現したり、黒の高級厚紙に黒と銀の箔を貼ったり、最後に点字エンボッサーで加工したりしました。数え切れないほどのディテールやコードを楽しむこともできますし、単純にヴィンテージストックの質感や、扱うのに最適な弾力性を持った滑らかな伝説的な仕上がりを楽しむこともできます。』

【おまけ・・・トランスヒューマニズムは手裏剣?】
このデックは、トランスヒューマニズム・プロジェクトのために特別にデザインされたもので、カード演技の具体的な部分のひとつである「手品」は、2014年に台湾で起きた無差別殺傷事件から着想を得て描かれたものです。ショーン・チョウはマジシャンとして、同じ事件に遭遇した場合、トランプが破壊兵器として使われる可能性を考え、それがきっかけでトランプ投げのトレーニングを始めました。ショーンは、ゲームやマジックに加えて、トランプを自分の体の延長にして、武器になる可能性を探ろうとしています。

参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=pL6IdndAd-U

カード総数 54枚
レギュラーカード 52枚
ジョーカー 2枚   デュプリケイト
Produced by Transhumanism Project
Designed by Wei Wang
Printed by Hanson Chien Production Co.
Manufactured by TWPCC
Made in Taiwan

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