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韓国/ソウル五輪(12次) 1988.9.16【World Topics Stamp Collection】
『開会式前日に発行された五輪切手の最終組』 第24回オリンピック・ソウル大会(1988年9月17日~10月2日)を記念して、開会式前日に、この4種のセットが発行された図案は、▷近代オリンピックの父クーベルタンと五輪旗、▷ソウル五輪シンボル建築、▷ソウル市内の風景、▷マスゲーム。、 アジアNIES(新興工業経済群)のリーダー韓国は、ソウル五輪の開催を、国力を宣揚する場と位置づけて、準備に取り組んできた。五輪開催を内外の宣伝する記念切手や、開催資金を調達するための寄付金つき切手は、この4種を含め、合計37種。このほかに、記念の航空書簡や絵入りはがきも発行されている。 ソウル五輪開催はけってされたのは、1981年9月に西ドイツ・バーデン・バーデーンで行われた国際オリンピック委員会(IOC)総会。そのときの韓国代表が、五輪開催時の大統領となった盧泰愚(ノ・テウ)氏で、各国代表に強くはたらきかけ、日本が候補地にあげていた名古屋を破って、ソウルの"当選"を果たした。その1ヵ月後、10月30日には、「ソウル五輪開催決定」の記念切手が発行されている。2年後の1984年6月には、「オリンピック高速道路」や「IOC90周年」の記念切手も発行された。 ソウル五輪切手の発行は本格化したのは、前回のロサンゼルス大会の翌85年から。88年5月まで11回に分けて、寄付金付き切手あわせて32種が、2種または4種ずつ発行され、そのセットを収めた小型シートもそのたびに作られた。 8年がかりのソウル五輪切手シリーズは、これで終結。このセットでのククーエルタンの肖像には、韓国が1984年から得意にしている彫刻凹版が採用された。 ※1988年当初の説明です。 #切手
切手 郵趣サービス社 大韓民国 1988年お気に入り切手ミュージアム
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韓国/盧泰愚大統領就任 1988.2.24【World Topics Stamp Collection】
『民主化への期待をになう第13代大統領』 「韓国は、日本でいえば東京オリンピックのころとおなじようだ」と、日本の竹下首相が評しているように、ソウル・オリンピックを前にした韓国は、工業生産力が伸び、NICS(新興工業国地域群)のリーダーとして世界から注目されている。その中で。新大統領に盧泰愚(ノ・テウ)氏が2月に就任。韓国で初めて、民主的な手続きによって選ばれた大統領である。就任記念切手には、新大統領の肖像とともに、ソウルのオリンピック・スタジアムが描かれている。"民主化"と"工業化"の進展を、これらの図案に象徴させているようだ。 これまで韓国では、大統領就任のたびに、肖像図案の就任記念切手が発行されてきた。最初のものは、1948年の李承晩の初代大統領。以後、朴正熙、隺圭夏、全斗煗の歴代大統領が、就任記念切手に描かれてきた。また、大統領の外国訪問や、外国元首の韓国来訪のときにも、肖像図案の切手が発行されてきた。そのほとんどは、韓国大統領と相手国元首の肖像を並べたものだ・・・とすると、来年以降、盧泰愚大統領とアメリカの新大統領が一緒に並んだ切手も、期待できる。1994年までお7年間の任期のうちに、盧泰愚大統領は切手に何回登場することになるか。ちなみに前任の全大統領(在任1980~87)は29回だった。 盧泰愚大統領が率いる民主正義党は、今年4月の総選挙では過半数を割った。平和民主党ほかの野党と協調しないと政治が進められないわけで、本当に意味での、"民主政治"が行われるか。韓国は新しい"試練の時代"を迎えている。 ※1988年当初の説明です。 #切手
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