中国/「三国志演義」 1988.11.25【World Topics Stamp Collection】

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『切手に蘇る中国古典ロングセラー』

 「三国志演義(原名:三国志通俗演義)」は「水滸伝」、「西遊記」、「金瓶梅」と並ぶ中国4大奇書のひとつとされる長編歴史小説である。作者は、元末・明初(14世紀)の小説家であり戯曲作家である羅貫中。生没年ほか、伝記的事実はほとんど不明だが、師である施耐庵とともに「水滸伝」を書いた言われる人物だ。

 三国時代(221~265)の波瀾にとんだ史実を語る三国志は、唐代に始まり。三国志語りの講釈師に受け継がれてきた。それが、娯楽を求める大衆に受け、巷で面白おかしく口演されているうちに創作され。虚構の部分がふえていったという。羅貫中は、このように民間で継承されてきた講釈としての三国志から非現実的な部分を削除して、正史である「三国志」によってなるべく史実に近づけるとともに、文学的にも高度なものに改作した。こうしてできあがった「三国志演義」は、全24巻、120回からなり、登場人物は4,000人を超える。魏・蜀・呉の三国分立の世を舞台とし。劉備玄徳、関羽、張飛の3人の義兄弟と諸葛孔明、それと対立する曹操らを中心とする戦闘の記述が物語の大半を占めるが、武勇と知謀が錯綜するところに面白味があり、テンポのある物語の展開によって読者の興味をつなぎとめている。

各図案は、
▷8分(上)
「桃園での3人の契り」-桃の下で卓を囲む劉備、関羽、張飛
▷8分(右)
「3人の英雄と呂布の戦い」-劉備、関羽、張飛に囲まれる、呂布
▷30分
「鳳儀亭にて」-春の香りにむせかえる鳳儀亭で密会する呂布と貂蟬
▷50分
「酒を煮て、英雄を論ず」-曹操の招きをうけて梅園の酒席につく劉備

※1988年当初の説明です。

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