The Officail Government First Day Cover Collection チェコスロバギア②

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 今回の政府公式ファースト・デー・カバーは、チェコスロバギア社会主義共和国により発行されたもので、自転車の発達を記念した2種のカバーのうちの1種です。このカバーに貼付された3枚の切手には、1870年から1910年までの自転車のデザインの進歩を示しています。

 2コルナの切手はゴムが発見される前に作られた2台の自転車を描いたものです。当時の自転車は、鋼製のタイヤを用いたため振動が激しく、「ボーン・シェイカー(骨ゆすり)」と呼ばれていました。左側の自転車は、重い鋼製のフレームと木製の車輪をもつ大型のものです。右側の自転車は多少軽くなり、改良された点もいくつかありますが、カシェ封筒に描かれている近代的な軽量自転車とはまるで違っています。

 60ハレシュの切手にはオーディナリーと呼ばれる初期の自転車と三輪車が描かれています。オーディナリーは奇妙な形の自転車ですが、19世紀後半に非常に人気がありました。両方とも、1880年代にプラハで製造されたものです。

 40ハレシュの切手に描かれているのはロバーで、今の自転車と大変よく似ています。これは前部の横パイプなしの、後輪に危険防止装置をつけた婦人用自転車です。1910年ごろ、初めて製作されました。

※1979年の説明です。

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