イラン/米軍のイラン航空機撃破 1988.8.11【World Topics Stamp Collection】

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『旅客機へのミサイル攻撃を非難』

 ペルシア湾上空でイラン航空機のエアバスA300旅客機が、1988年7月3日、米イージス艦ビンセンスの発射したミサイル2発に撃墜され、乗員・乗客合わせて298人全員が死亡した。事件後1ヵ月余りたった8月11日、イランは、この民間機攻撃を非難する切手を発行。図案は、米軍艦から旅客機へのミサイル発射を、ペルシア湾付近の地図と、燃え上がる炎とともに描いたもので、その左に「イラン航空機への悲惨な米ミサイル攻撃」の説明が入っている。

 イランでは1984年10月31日にも、国連安全保障理事会で拒否権を持つ5大国(常任理事国)を非難する図案の「国連デー」切手を、つづいて11月5日に、人質になった米国大使館員と燃える星条旗を描いた「米国大使館占領4周年記念」切手を発行するなど、切手の上で外国批判を行っている。万国郵便連合は、同年6月のハンブルグ大会議で加盟各国に、郵便切手のテーマやデザインが、"個人または国家を攻撃する性格を有しない"ように勧告していた。

 この撃墜事件は、正式な交戦国ではない米国の最新鋭の艦船が、民間機を誤って撃ちおとしたという前代未聞の大惨事で、一時はイラン・イラク戦争の終結にも影響を及ぼすのではないかと危惧された。米側は、事件当初「イラン機が航路を外れ警告も無視した」と正当防衛を主張していたが、8月に入って「乗組員のミスが原因」と、誤射であることを認め、犠牲者の遺族に対して補償を行うことも発表している。しかし、過失責任などの問題は依然として未解決のままである。

※1988年当初の説明です。

#切手

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  • 当時、かなり問題になった切手ですが。。。
    まさか、こんなタイミングで紹介することになるとは。。。
    ほんと。。。偶然ですよ(汗)

    世界が平和でありますように!!

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