米信託統治領ミクロネシア連邦/ミクロネシアの歴史 1988.7.20【World Topics Stamp Collection】

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『語り尽くせぬ歴史を切手に再現』

 西太平洋を通る赤道のほぼ北に位置する、たくさんの諸島が浮かぶ海域は、ミクロネシアと呼ばれているが、アメリカの国連信託統治領下にあるミクロネシアの7行政地区のうち、カロリン諸島のポナペ、トラック、コシャエ、ヤップの4行政区で構成される連邦を特にミクロネシア連邦と呼んでいる。ミクロネシア連邦の各島は、16世紀にスペイン人に発見され、スペイン、ドイツの統治を経て、第一次世界大戦後は日本の委任統治領になった。そのさまざまな外国文化の影響を受けた。めまぐるしい歴史をづづったのが、この連印切手である。各図案は以下のとおり。

▷22セント「スペイン領時代」
島でカトリック教を布教中のスペイン人神父と、話にききいる島民、初期の教会。左下はスペインの国旗。

▷22セント「ドイツ領時代」
ミクロネシアの主要産業はコプラ。そのコプラの生産・出荷作業に従事する原住民を描く。左下はドイツ(当時)の国旗。

▷22セント「日本委任統治時代」
学校教育の風景。島では、島民に徹底した日本語教育が行われ、現在でも、年輩の世代は日本語を話す。左下は日の丸。

▷22セント「アメリカ信託統治領時代」
島の雑貨店。アメリカの援助を受けて、島には、品揃えの豊富な商店が並び、生活も向上した。左下は星条旗(当時)。

▷44セント「島の伝統」と「現代のミクロネシア」
昔ながらのボートづくりや、網をつかった漁などの伝統えお大切にする一方で、ヨットやスキューバーダイビングなどのマリンスポーツを中心に、観光にも力を注いでいる。

※1988年当初の説明です。

#切手

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