マカオ/第12回広島アジア大会 1994.9.30【World Topics Stamp Collection】

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『大会史上最大規模となった広島アジア大会』

 アジア競技大会は、アジアオリンピック評議会(OCA)に加盟する国・地域が参加し、相互理解や友好親善を目的として、4年ごと、オリンピックの中間年に開かれるアジア地区の総合スポーツ大会だ。

 第12回アジア競技大会は1994年10月2日から16日までの15日間、「アジアの調和」をテーマに広島で開催された。同競技大会が日本で開催されるのは、1958年の東京大会に次いで2度目。34競技、337種目、参加選手・役員6,824人と、大会史上最大規模となった。総観客数は、目標をやや上回る約111万人。

 金メダルレースは、中国が137個を獲得し独走。日本は59個で韓国の63個に及ばず、86年ソウル大会から連続3位に終わった。女子競泳人は、王コーチが率いる中国の「王軍団」が7種目で金メダルをさらうなど、北京大会についで全15種目を制した。陸上は馬コーチ率いる中国の「馬軍団」が期待の世界新こそ出さなかったものの、男子3000メートル障害で孫日鵬が日本勢の大会8連覇をあっさり阻止するなど、脅威を感じさせた。また、ウズベキスタン、カザフスタン、トルクメニスタン、キルギスタン、タジキスタンの、初参加した中央アジア5ヵ国の活躍も目を見はるものがあった。メダル獲得数ではカザフスタンが日本に次いで4位、ウズベキスタンが5位。男子サッカーで韓国・中国を破って金メダルを獲得したウズベキスタンが印象的だ・

 ところで、ここで紹介しているのはマカオ郵政から発効された"広島"アジア競技大会"記念切手4種。図案は4種の競技を躍動的に美しく描いたもの。1バタカはフェンシング、2バタカは鞍馬、3バタカは水球、3.5バタカは棒高跳び。

#切手

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