(C328)花シリーズ ウメ

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昭和36年2月28日発行

2月の図柄は「ウメ」です。

 バラ科の落葉高木。中国原産で奈良時代以前に渡来したといわれ、各地で栽培されている。宮崎、大分県の一部の山間には、野生状態のものが見られ、園芸品種は三〇〇以上ある。高さ六~一〇メートルに達する。樹皮は堅く黒褐色。葉は卵形で先が急に狭くなり、縁には浅い鋸歯(きょし)がある。早春、葉に先立って香りのよい五弁花が咲く。色は白、紅、淡紅などがあり八重咲きもある。実は直径三センチメートルほどの球形か楕円形で一方に浅い溝をもち中央に堅い核があり、この中に種子が一つはいっている。梅雨の頃に熟し、食用とするが、未熟のものは青酸を含み有毒。梅干し、梅酒、梅びしおなどを作る。果肉を煮つめたものや皮をむいて薫製とした烏梅(うばい)は胃腸薬、下痢止め、咳止めとされる。また、室町頃から樹皮の煎じ汁を褐色の染料に用いた。材は器物を作る材料とする。好文木(こうぶんぼく)。木花(このはな)。かざみぐさ。《季・春》

花言葉:「高貴」「高潔」「忠実」「忍耐」

初日カバーのスタンプは「水戸」です。

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